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外務省在外公館派遣員に内定~在ブルネイ日本国大使館~

2021.02.01

グローバルコミュニケーション科2年
藤木 菜緒さん
秋田県立角館高校出身
2021年3月より在ブルネイ日本国大使館に赴任予定

大学を中退し、方向転換。私が選んだ新しい道。

もともと理系の大学に通っていましたが、自分のやりたいことを見つけ出せずに悩んでいました。そんな時に「大好きな英語を学びたい」という子どもの頃からの夢を思い出し、一念発起して大学を中退し、神田外語学院への進学を決意しました。グローバルコミュニケーション科を選んだのは、「大学を中退してまで進む道だから、確かなスキルを手に入れたい」「せっかく勉強するなら厳しい環境に身を置きたい」という思いから。

 

外務省在外公館派遣員の制度を知ったきっかけは、1年次1学期の「キャリアデザイン」の授業。当時は、入学したばかりで、授業についていくことや課題をこなすことに必死だったので、多少憧れを感じてはいたものの「私になんて受験すら難しいだろう」と思っていました。しかし、レンフロ比佐子先生に「挑戦してみたら」と背中を押され、対策講座に参加するようになりました。

グローバルコミュニケーション科の厳しい環境が背中を押してくれた

毎日の授業や課題と並行して在外公館派遣員の試験対策に取り組むことは、かなり大変でした。しかし、いつもグローバルコミュニケーション科には、それぞれの夢や目標に向かって努力を惜しまない、クラスメイトたちの姿がありました。クラスメイトの存在はわたしにとって大きな刺激でもあり、支えでした。だからこそ、通学時間や放課後、そして帰宅後も、とにかく時間をフル活用し、勉強を両立してこられたのだと思います。

 

初めて在外公館派遣員の試験を受験した2年次5月は、筆記試験にクリアしたものの面接で不合格に。対策講座を担当している久保谷先生から「英語面接が合否の鍵になる」とアドバイスをいただき、英語での自己PRの見直しや、オンライン英会話など、コロナ禍でも自宅でできる対策を徹底的に行いました。そして10月の試験で合格し、晴れて在外公館派遣員として海外で働く道を開くことができました。

学習意欲の高いクラスメイトたちに刺激され、「自主学習の習慣」を身につけた

神田外語学院の2年間で身についたのは、「自主学習の習慣」です。簡単なことのように聞こえるかもしれませんが、この力は今後、どのような道に進んでも必ず役に立つはずです。私自身、入学当初は、留学経験者や帰国子女のクラスメイトに比べると、まったく英語力に自信がありませんでした。しかし、一つひとつの授業や課題に真摯に取り組むクラスメイトたちの姿に刺激を受け、高いモチベーションを保って勉強に励むことができました。TOEIC®スコアも入学してから、わずか6ヵ月間で200点以上アップし、卒業要件であるTOEIC®800点は1年次の秋にクリアしました。大学を中退し、周囲と違うキャリアを歩んできたからこそ、常に自分に厳しく勉強する習慣を身につけることができたと感じています。神田外語学院での2年間を通じて、「努力は裏切らない」という確かな手応えを感じることができました。

大使館での仕事を通じて将来のキャリアを開拓したい

いよいよ3月からは、在ブルネイ日本国大使館で、派遣員としての仕事が始まります。2年間の任期のなかで、英語はもちろん、ブルネイの公用語であるマレー語も学び、グローバルに活躍できる力を身につけたいと思っています。
今、在外公館派遣員や、海外で働くことに興味を持っている皆さんには、ぜひ積極的にチャレンジしてほしいと思っています。海外の公館で働く経験は、将来のキャリアにも必ずプラスになるはずです。ぜひ将来の選択肢として視野に入れてみてください。

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