英語に憧れた学生時代

英語学科に入学を決めたのは、高校時代に留学経験をしている友人が多く、英語に漠然とした憧れをもったからです。大学では、ほとんどの授業とゼミが英語のみで行われていましたが、周りには帰国子女が多かったこともあり、英語にはコンプレックスを感じていました。そのため、周囲からのフィードバックを重視したり、長期休みはアメリカへ留学したりすることで英語力を磨きました。また、英語での授業では、表情やジェスチャーなどのノンバーバルな要素を大切にして、発表やコミュニケーションをするように心掛けていました。
このような学生時代の体験から、英語を使う仕事に興味をもつようになり、英語を生かせると同時に業務の幅も広いメガバンクへの就職を目指しました。

みずほ銀行で働く魅力

みずほ銀行は、融資や不動産、信託など業務の幅が広く、さまざまなフィールドでキャリアを積めることが魅力だと感じています。国内だけでなく海外にも多岐にわたる部署があり、どこでも英語を使う機会があるため、自らの力を発揮できるチャンスがあります。
入社当時は右も左も分からない中で、20~30社の担当企業の経営陣と話をしなければならず、プレッシャーのかかる日々でした。お客様はさまざまな悩みや課題をもっています。その解決のためには、自らの情報発信を通じてみずほのもつグループの力を集め、アイデアを練っていくことが重要です。上司には最後までサポートをしてもらいながらも、お客様の期待にどうしたら応えることができるか、困難な状況にあっても、しっかりと向き合うことで、成長経験を積むことができました。
現在は、トレードファイナンスといわれる貿易金融に関わる業務に従事しており、日本国内にいながらも世界中の案件に携わっています。また、東京のヘッドオフィスにはいろんな国籍の方が勤務しており、多様性あるメンバー達と一緒に働けることにとても刺激を受けています。
キャリア形成においては、自分の強みになるような専門性を磨くことが重要だと感じています。現在の職場は、奥深い世界だと感じますし、周りを見渡すと、この道何十年のプロの方もいらっしゃり、そういった方々と一緒に働けることに魅力を感じています。

香港で大切にしたローカルスタッフとのコミュニケーション

金融の街と呼ばれる香港では、グローバルプロダクツ業務部に所属し、資産運用・管理などに係るソリューションの企画サポートに携わっていました。キャリア面談の際に「グローバルに活躍することと専門性を磨くことが自分の軸であり、海外拠点に行きたい」と伝えており、希望を叶えることができました。
香港での仕事はビジネス英語が中心でしたが、法律や専門用語を使う頻度が多く、海外の意見書にも触れるなど、学びの多い機会でした。直接取引先に対して提案営業をすることはありませんでしたが、20人ほどのローカルスタッフに混ざり、専門性を磨ける場所で働くことができたので、貴重な経験となりました。
現地では、コミュニケーションを特に大事にし、せっかくの海外なので日本人ではなくローカルスタッフとの時間をとるように意識していました。その中でも、日本と現地では仕事に対して、潜在的な意識の違いがあり、多様性ある価値観をもつ仲間たちと、一体感をもつことの難しさを実感しました。距離を縮めるために、分からないことを積極的に聞くことはもちろん、ちょっとした雑談、休み時間やランチを共に過ごすなどの関わりを大切にしていました。簡単な広東語で話したり、日本の話をしたりすると現地の方はとても喜んでくれ、ローカルスタッフと同じ目線で働くことを心掛けました。

英語を学ぶ上で大切なこと

英語でコミュニケーションをとる際には、想いや気持ちが大切だと思います。そうすれば必然的に目線や強弱などの話し方が伴ってくると思います。また、伝えたいことを簡潔にまとめる力も必要だと思います。
グローバル化が進む中で、型にはまって学習や生活をするのではなく、好きなこと・興味のあることを通じて、自然と語学は身につくと思います。例えば、洋楽や洋画を見て口ずさんだり真似をしたりすることで、アウトプットに繋がると思います。無理はせず、楽しみながら学ぶことが継続する上で大切だと思います。

プレコンに参加する方へ

このようなコンテストに参加することで、多くの学びを実感できると思います。これから社会に出ても、自分の考えやビジョンなど、プレゼンを通じて想いを伝えることはとても重要で、そのトレーニングにも繋がると思います。また、多くの人の前で堂々と自信をもって発表する経験は、必ず、将来の自信につながると思います。グローバル化が進む中で、英語が使えることは大きな利点ですし、将来の可能性も広がるはずです。
是非、挑戦することを恐れず、楽しんでもらえたらと思います。