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SDGsをテーマにした「KIFL学園祭2022」を開催します

2022.11.04

本学園祭は、学生がさまざまな特別講演を通じてSDGsについて探究学習する「Festival Week」(11月7日(月)~10日(木))、更にはSDGsについて探究学習をした成果を発表する「Festival Day」(11月11日(金))の2部構成になっています。Festival Weekでは、SDGsに取り組む企業・団体・個人を招請し、駐日ウクライナ特命全権大使のセルギー・コルスンスキー氏による特別講演「日本とウクライナの文化・食・観光交流の促進と相互理解」など、6つの特別講演が開催されます。Festival Dayでは、学生から寄付のあった衣服を取れ入れた「SDGsファッションショー」をはじめ、SDGsをテーマにしたアドベンチャーゲームなどを実施する「SDGsクエスト」など、4つのイベントが開催されます。本学園祭を通じて、学生がSDGsについて学び、考え、そして体験する機会を提供します。

KIFL学園祭2022 開催概要

日 程:2022年11月7日(月)~11日(金)
場 所:神田外語学院本館・3号館(対面)及びオンライン
対 象:
・本学(神田外語学院、神田外語大学)の学生、教職員、関係者
・一般の高校生・高校教職員(※特別講演のみ参加可能:企業講演は対面、駐日ウクライナ特命全権大使講演は対面及びオンライン
内 容:
Festival Week 11月7日(月)~10日(木)
SDGsに取り組む企業・団体・個人の6つの特別講演を通じてSDGsについて探究学習をする
Festival Day 11月11日(金)
SDGsについて探究学習をした成果を4つのイベントを通じて発表する

Festival Week(特別講演企画)

SDGsに取り組む企業・団体・個人を招請し、6つの特別講演を通じて「今世界では何が起きていて、どのような取り組みがされているか」を学ぶとともに、世界をより身近に感じるきっかけを提供します。
以下、特別講演の内容になります。

株式会社スタートライン

Session1:「見える障害、見えない障害~互いを理解するために~」

株式会社スタートラインは、「おもいやりを原動力に、だれもが自分らしく生きる社会を創造し続ける」ことを企業理念として、障害者雇用におけるコンサルティング、雇用支援、人材紹介など、企業と障害者の方とをつなげる活動をしています。

私たちは、車いすや白杖、補聴器などの道具を目にすることで、障害のある方の存在に気がつくことがあります。その時の状況に応じて、手を差し伸べて温かい気持ちになることもあるでしょう。その一方で、目には見えない障害に悩まれる方もいます。発達障害や学習障害など、みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。私たちは、言葉では知っていても、どのような障害なのかわからずに、ただ「浮いている人」として排除していないでしょうか。また、「みんなと違う」と悩んでいる人はいませんか。この講演を通して、見えない障害について、まずは知ることから始めてみましょう。

神田外語学院 学科紹介
キーラン・ジュリアン氏

Session2:「アップサイクル食品を食べてみよう!」

みなさんは、「アップサイクル商品」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。本来廃棄されるところだった食材を利用して、おいしい食品に加工し、市場価値をアップさせた食品がアップサイクル食品。ブロッコリーの茎やリンゴの皮をおいしく味付けして揚げたチップスやバナナの皮をじっくり加熱して作ったジャムなど、「えっ!ここも食べられるの⁉」と驚く食品を用意します。

アップサイクル食品を楽しみながら、食にまつわるSDGsのテーマとして、「フードロス」や「ヴィーガン」についてお話しします。

株式会社小松製作所

Session3:「対人地雷処理とコミュニティ開発支援」

コマツ(株式会社小松製作所)は、油圧ショベルやブルドーザーなど、主に建設や鉱山などの現場で使用される重機、機械を生産するメーカーです。建設機械メーカーの世界市場でのシェアランキングは世界第2位(本学院調べ)の大手メーカーです。

地雷原。普段、私たちが何も心配せずに歩くことができる大地とは異なり、立ち入ることで命にかかわる危険な地面が広がる世界があります。コマツは、専門技術やモノづくりに関する知恵を結集して、対人地雷の被害に苦しむ地域において、地雷処理から復興までのコミュニティ開発を目的とした支援活動を行っています。地雷が埋められた危険な土地から安全で安心して暮らせる土地へ、そして道路や小学校の建設によってさらに付加価値が高められた土地へ。復興に寄与するコマツの活動をお話しいただきます。

元国連大使 吉川元偉氏

Session4:「一緒に考えよう!気候変動に対する国連の対策について」

吉川元偉 氏: 1974年外務省入省。国際連合全日本政府代表部特命全権大使・常駐代表、在スペイン日本国大使館特命全権大使、初代アフガニスタン・パキスタン支援担当大使、経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部特命全権大使などを歴任

テーマは『一緒に考えよう!気候変動に対する国連の対策について』です。11月にエジプトにて、第27回気候変動枠組条約締約国会議(COP27)が開催されます。気候変動は世界規模の問題であり、各国が共通して取り組む事項として取り扱われています。一方で、資源や経済の状況は国によって大きく異なるため、一律にルールを定めて合意形成することは難しい挑戦です。そのため、気候変動の交渉においては、異なる立場をとるさまざまなグループが存在し、グループを活用して交渉を進めています。国家間の交渉や駆け引きを、国連大使として外交の第一線で活躍された吉川先生に解説していただきます。

株式会社ZOZO

Session5:「ZOZOと一緒に考える~楽しく働くとは~」

株式会社ZOZOは、ファッションEC「ZOZOTOWN」、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」などのサービスを展開する企業です。ファッションとテクノロジーの力をかけ合わせ、ZOZOならではのサービスを生み出すため、日々挑戦し続けています。

ZOZOでは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念を掲げており、私たちも笑顔で楽しく働くことを大切にしています。また、働くことを「仕事(仕えること)ではなく自事(自然なこと)」表記しており、ありのまま自分らしくいられる職場作りを目指しています。今回の講演では、みなさんと交流しながら一緒に「楽しく働く」ことについて考えます。

駐日ウクライナ特命全権大使 セルギー・コルスンスキー氏

Session6:「日本とウクライナの文化・食・観光交流の促進と相互理解」

1962年8月10日ウクライナ・キーウに生まれる。84年キーウ国立大学卒業。91年応用数学の理学博士号を取得。エネルギー、貿易、投資政策、エネルギー安全保障、地域安全保障、科学技術を含む戦略的計画 および開発に関する幅広い専門的経験を持つ、地政学的問題の著名な専門家であり、ウクライナ大統領および政府からいくつかの受賞をしている。

今回の講演では、『日本とウクライナの文化・食・観光交流の促進と相互理解』をテーマに、ウクライナの文化について語って頂きます。異文化理解を通して、世界をより身近に感じるきっかけとなることでしょう。尚、講演は英語で行われます。

Festival Day(成果発表)

日 程:11月11日(金)
場 所:神田外語学院本館及び3号館
対 象:神田外語学院の学生、教職員、関係者
スケジュール(予定):
■ 13:30~14:00 SDGsファッションショー
学生から寄付のあった衣服を取れ入れた「SDGsファッションショー」企画
(「つくる・つかう責任」関連)
■ 14:00~14:30 SDGsダンスショー
本学はダンスを習う・得意とする学生が多いことから、有志を募り開催する企画
(「健康・福祉」関連)
■ 14:30~15:00 クイズショー
クイズに対して本学の教職員(複数)が回答を列挙、誰が正解か予測する企画
■ 15:00~15:30 SDGsクエスト
SDGsをテーマにしたアドベンチャーゲームを実施する企画

本イベントに関するお問い合わせ

聴講をご希望の方は、下記までお問い合わせください。

学生支援部:03-3258-5823