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オンライン国際交流プログラムの最終プレゼンテーションが実施されました。

2022.08.31

神田外語学院では、海外の提携大学と連携し【社会課題×異文化理解×国際交流】をテーマに探究学習をする「オンライン国際交流プログラム」を共催しています。2021年度より始まった本プログラムは今回で第3回目の開催となり、2022年4月から約3か月間、全10週で実施しました。学生は5つの教室に分かれ、更に各教室内でSDGsのテーマ毎に5つのグループに分かれて学習します。各教室の学生と海外6カ国(インド、インドネシア、韓国、タイ、台湾、ベトナム)の提携大学の学生たちは、オンラインでのグループワークを通して、SDGsと異文化について探究し、議論を深めます。プログラムの後半では、各教室でSDGs達成に向けた探究成果について英語でオンライン発表をし、各教室の最優秀/優秀グループを決定。最終週に、各教室の最優秀/優秀グループがオンライン上で、参加者全体に向けたプレゼンテーションを行いました。

授業の冒頭では、先生方から国際交流プログラムの関係者や参加者に向けて感謝のメッセージが伝えられました。そして、糟谷学院長からは近年の国際情勢を踏まえながら、多様で異なる文化的背景を持つ者同士が互いに理解しあう大切さについて、建学の精神を交えてお話しいただきました。

プレゼンテーションでは、グループ毎にSDGsの目標の1つである持続可能な都市、質の高い教育、男女平等をテーマに発表をしました。学院生は、緊張しながらも英語で的確に意見を伝えられており、今までの学びの成果を存分に発揮しているようでした。

学院生と海外の学生が一丸となってスライド作成をし、プレゼンテーションをしていきます。スライドは、色鮮やかなイラストで見やすいだけでなく具体的なデータも列挙するなど、発表内容も非常に充実していました。

オンライン国際交流プログラムを終えて

メッセージカードを掲げ、海外の学生に向けて感謝の言葉を伝える学院生。それに対して海外の学生も笑顔でこたえており、英語を介した国際交流がいかに充実していたのかが伝わってきました。

~今回のプログラムに参加した学生たちより~
国際交流プログラムを通して、学院生は実践的な英語力を鍛えるだけでなく、国際問題をはじめとするさまざまな教養を深めるきっかけとなったようです。

「ディスカッションをする際に、自国の環境問題について意見がなかなか話せなかったが、海外の学生はすごく積極的。そうした姿勢を見習いたいと感じ、授業前に日本の諸問題について勉強し、それを英語で話せるように準備していきました。また、海外の学生と男女格差に関する議論もしたことで、今までは意識が向けられていなかった日本の格差問題について関心が高まりました」と話してくれました。

オンライン国際交流プログラムは、コロナ禍により海外研修や留学が難しい昨今においても海外の学生と交流できる貴重な授業です。神田外語学院生は、ディスカッションや日常会話の中で英語をツールとして使う難しさを感じる反面、海外の学生と心を通わせる経験を得て、英語学習に向ける熱意をさらに高めたことでしょう。
一方で、オンライン上でさまざまな国の学生と交流し、プレゼンテーションをやり遂げるには多くの困難があったことが容易に想像されます。しかし、グローバル化が急速に進んでいる現代社会において、多様な価値観や文化のあり方について海外の学生と議論する経験は、学院生の今後の活動にしっかりと活かされていきます。

国際交流プログラムでは、終了後に授業アンケートによるフィ―ドバックが実施され、教員と学院生が一体となり、充実した授業のあり方を常に模索し続けます。今年度の振り返りを踏まえて、新たに進化する次年度の国際交流プログラムの行方にも期待が膨らみます。