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英語教師になるには?採用試験の内容・倍率、必要な免許や資質を解説

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中学校・高校の英語教師になるにはどうすればいいの?

免許はどうすれば取れる?

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採用はどういう流れ? 倍率は?

英語が好きで、学校の英語の先生になりたいと思っている皆さんの中には、こんな疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。

中学校や高校の英語担当教師になるには、まずは大学などに進学して「教員免許」を取り、採用試験に合格する必要があります。

この記事では、

  • 英語教師になるためのポイント
  • 高校卒業後から英語教師になるまでの流れ
  • 教員免許の取り方や採用試験について

のほか、英語教師になるための英語力や資質も解説します。最後まで読めば、これからやるべきことが見えてくるはずです。

本稿は主に「英語教師を目指す中高生向け」の内容になっています。また、本稿における「英語教師」は基本的に「公立中学校・高校の英語教員」を指します。

幼稚園・小学校の英語教諭や児童英語教師を目指す方は、こちらの記事を参照してください。
児童英語教師になるには?必要な学歴や資格、スキルなどを徹底解説

新型コロナウイルスによる影響について
この記事は2021年3月1日時点の情報をもとに作成しています。新型コロナウイルスの影響により、今後の教員採用試験の日程等に変更が生じる可能性があります。最新のスケジュールは各教育委員会等のウェブサイトをご確認ください。

1.英語教師に求められる3つのポイント

英語教師になるためのポイントはこの3つです。

  • 英語科教員免許を取得し、採用試験に合格する
  • “人に教えられる”英語力がある
  • 教師としての資質がある

1-1.英語科教員免許を取得し、採用試験に合格する

英語に限らず、学校教員になるためには学校・科目に合った教員免許が必要です。例えば、中学校の英語教師になりたい場合は、中学校の英語科の教員免許を取得しなければいけません。さらに、教員採用試験に合格する必要もあります。

1-2.“人に教えられる”英語力がある

英語教師になるには、“人に教えられるレベル”の英語力が必要です。ただ「英語が好き」という程度では務まりません。

近年の高校の英語の授業は、「英語で行うことが基本」という指針になっています。特に現在の英語教育の課題となっているのは「話す力」です。教師自身も幅広い話題について、情報や考えなどを的確に生徒に伝える英語力が求められるでしょう。

1-3.教師としての資質がある

そして、教師としての資質を持っていることも重要です。その中で特に重要なのは、教師自身が「学ぶことが好き」ということです。

学校教育は常に時代に合わせて変化しています。教師もそれに合わせて自分の英語力を磨いたり、新しい教育方法を学んでいくことが求められるからです。

これらの3つのポイントについては、以下の章でさらに詳しく解説します。

2.英語教師になるまでのルート

高校卒業後から英語教師になるまでのルートを紹介します。

要点だけ抜き出すと、

1.大学等で教職課程を履修して教員免許を取得する
2.教員採用試験に合格する

という流れです。全てスムーズに進めば、大学・短大を卒業した年の4月から働き始められます。私立校の英語教師を目指す場合も流れは基本的に同じです。

教員免許は必要な単位を修得すれば取得できますが、関門は教員採用試験と言われています。次章ではまず、教員免許の取得方法から解説していきます。

3.「教職課程」を修了して教員免許を取得する

教員免許を取得するには、大学や短大で「教職課程」というカリキュラムを修了する必要があります。

因みに、教員免許には専修・一種・二種の3種類があります。どの免許でも採用に際して差はありません。

  • 専修免許……大学院修士課程修了以上で取得可能
  • 一種免許……4年生大学卒業以上で取得可能
  • 二種免許……短期大学卒業以上で取得可能

ただし、高校の英語教員は二種免許がありません。つまり、高校の教員免許は短大では取得できないので、大学に進学する必要があります。

それでは、以下で教職課程の概要などについて解説していきます。

3-1.教職課程の概要

教職課程では、大きく分けて以下の3つの科目を学びます。

  • 「教職に関する科目」
  • 「教科に関する科目」
  • 「教育実習」

これらのうち、各大学で指定されている科目を修得すれば免許状が取得できます。

「教職に関する科目」

教育の歴史や教職の意義、生徒指導や教育相談などを学びます。

「教科に関する科目」

取得する免許教科についての知識や指導法を学びます。

「教育実習」

自分の出身校などで一定期間、実際に授業や生徒指導をして経験を積みます。

3-2.英語科の教員免許が取れる学部・学科を選ぶ

どの科目の免許が取れるかは大学の学部・学科によって違います。英語科の教員免許は以下のような学部・学科で取得できます。

  • 教育学部
  • 外国語学部英語学科
  • 国際教養学部
  • 文学部英文学科

紹介したのは一例です。この学部・学科に入れば必ず取れるというわけではありません。また、必ずこの学部・学科でなければ取れないというわけでもありません。以下の文部科学省のページなどを参考に、進路を考えてみてください。

(参考)中学校・高等学校教員(英語)の免許資格を取得することのできる大学

4.「教員採用試験」に合格する

教員免許を取得するだけでは英語教師になれません。一般企業を目指す人が採用試験を受けるように、教師を目指す人は教員採用試験を受けます。

教員採用試験は47都道府県と大きな都市(政令指定都市)ごとに実施されます。47都道府県以外で採用試験を実施するのは以下の20都市・地区です。

さらに、学校の種類ごと(中学校・高校など)に試験が分かれています

例えば、神奈川県立の高校教員を目指す場合は「神奈川県の高校教員採用試験」を受けますが、横浜市立の高校教員になりたい場合は「横浜市の高校教員採用試験」を受けます。

4-3「採用倍率は自治体によって異なる」で後述しますが、「東京都の試験と愛知県の試験」など、複数の自治体の試験を受けることも可能です。また、一度不合格になってしまっても、翌年以降に再挑戦することができます。

4-1.受験資格は「採用時に教員免許を取得していること」

一般的には、受験する翌年の3月31日までに*希望する科目・学校の教員免許状を取得していることが受験条件になっています。つまり、受験時は教員免許がなくても受けられます。

例えば、2021年度実施の中学校英語教員採用試験を受ける場合は、2022年3月31日までに「中学校の英語の教員免許」を取得すれば問題ありません。

*「4月1日まで」など、期日が若干異なる自治体もあります。

因みに、受験する都市(自治体)に制限はありません。「東京都出身の人が北海道の教員採用試験を受ける」ということも可能です。

期日までに免許が取れなければ採用試験に合格しても採用されない

採用試験に合格しても期日までに教員免許が取れなかった場合は、残念ながら採用されません。

4-2.試験内容は筆記や実技

試験内容は自治体ごとに異なりますが、一般的に英語教員の場合は以下のようになっています。

上記はあくまで一例です。内容は概ね同じですが、三次試験まで実施する自治体もあります。具体的な内容は必ず各自治体の募集要項などを見て確認してください。

英語実技試験の内容

英語教員志願者には英語実技試験が課されます。内容はリスニング、スピーチ、ディスカッション、英語面接などが主です。その他、ALTとの模擬授業などが課される自治体もあります。

例として、2017年に実施されたさいたま市の中学校教員試験の英語実技試験を紹介します。

試験内容
1.提示されたトピックでの英会話(50分間)
2.模擬授業(準備20分間、授業と質問合わせて20分間)
3.模擬授業に係る質問及び専門性に係る質問

英語模擬授業は次のような内容で、複数の課題の中からランダムに1題出題されます。

課題1
次の文を参考に、下線部の言語材料について、ALTとのティームティーチングで導入を含む模擬授業を8分間行ってください。
The building you’re looking at is my school.

(引用元)平成30年度採用 さいたま市立小・中学校等教員採用選考試験
※PDFファイルが開きます。

特定の資格があると英語試験が免除される

自治体によっては、英語の筆記試験や実技試験の免除制度を設けていることがあります。ただし、基準はかなり高いものになっているので、免除を狙うのは簡単なことではありません。

例として、東京都の2020年度試験の免除条件を紹介します。

【英語実技試験免除について】
以下の1~4のいずれかに該当する者は、実技試験を免除します。
※証明書(合格証等)は、平成30年7月13日以降に受験したものに限ります。

1 実用英語技能検定1級
2 TOEIC L&Rで900点以上かつSpeaking※で160点以上
※Speakingは、S&Wで受験したスコアでも可能
3 TOEFL(iBT)100点以上
4 IELTS7.0以上(アカデミック・モジュールで受験したもので、オーバーオール・バンドスコアが7.0以上)

(引用元)令和2年度東京都公立学校教員採用候補者選考(3年度採用)実施要綱

4-3.採用倍率は自治体によって異なる

採用倍率は自治体によって大きく異なります。参考として、主な自治体の2020年度試験の採用倍率を比べてみます。

(データ出典)教育新聞 ※PDFファイルが開きます

低いところでも2倍程度〜で、高いところでは10倍以上になるときもあります。

なお、教員採用試験全体の志願者は近年減少傾向にあり、競争率が下がり続けているようです。

倍率は受験者数より採用予定数に左右される傾向にある

受験する自治体を選ぶときは、採用予定数にも注目しましょう。採用予定数が少なければ、それだけ合格者も少なくなります。

例えば、2018年度実施の茨城県と福島県の中学校英語教員採用試験の結果を見てみます。

茨城県 福島県
受験者数 52人 53人
最終合格者数 25人 1人
倍率 2.1倍 53倍

極端な例ですが、受験者数はほぼ同じだったにもかかわらず、最終合格者数の差で倍率に大きな開きが出ています。採用予定数が多いほうが「受かりやすい」と考えてよいでしょう。

4-4.試験日程

試験日程も自治体によって異なりますが、以下のようなスケジュールになることが多い傾向です。

春頃:説明会
5月頃:受験申し込み締切り
7月頃:一次試験
8月頃:二次試験(面接)
9月頃:二次試験(実技)
10月頃:合否発表

(参考)令和元年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について:文部科学省

日程が異なる自治体の試験は併願できる

試験日程は自治体によって異なるので、スケジュールが被っていない場合は併願が可能です。
例として、2020年度の東京都と愛知県の試験日程を並べてみます。

東京都 愛知県
一次試験 7月12日 7月18日
二次試験 8月21日〜23日 8月18・19日(実技試験含む)
二次試験(実技) 9月13日

一次試験・二次試験ともにスケジュールが被らないので、この場合は併願可能です。ただし、日程が近いため少し慌ただしくなってしまうかもしれません。

4-5.受験料は無料

受験料はかかりません。ただし、遠方の採用試験を受ける場合は、交通費や宿泊費がかかることを頭に入れておきましょう。

私立校の採用試験は別

私立中学校・高校の英語教員は自治体ごとの試験ではなく、各校ごとの試験で採用されます。

試験内容・倍率・日程も全て学校によって異なります。具体的な情報は各学校等のウェブサイトなどに掲載されるので、検索して確認してみてください。

5.英語教師になるために必要な英語力

英語教師になるためには、概ね英検準1級程度の英語力があるとよいでしょう。

文部科学省の2018年度調査では、全国の公立高校の英語教員のうち全体の68.2%が、語学力のレベルを示す基準のCEFR B2(英検準1級レベル)相当以上のスコアを取得していることがわかっています。

さらに、教師として実際に生徒に英語を教えるためには、「英語で英語を教えられる英語力」が必要です。

上述の文部科学省の調査によると、英語の授業を「発話をおおむね(75%以上)英語で行っている」高校*は12.5%、「発話の半分以上(50〜75%)を英語で行っている」高校は38.0%です。

*中等教育学校も含む。

つまり、約半数の公立高校では、英語の授業の半分以上を英語で行っているということです。このことから、英語教師には「英語で英語を教えられる英語力(スピーキング力など)が必要」ということがわかります。

(データ出典)平成30年度 英語教育実施状況調査(高等学校)の結果:文部科学省

留学経験がなくても問題ない

英語教師になるにあたって、語学留学は必須ではありません。

英語教師の中には、大学時代に長期・短期留学を経験している人も少なくないと思われますが、留学経験が全く無くても教員免許取得や採用試験で不利になることはありません。

ただし、留学を経験していれば、そのときの経験や知見を活かして質の高い授業ができるようになるでしょう。

6.学校教員に求められる3つの資質

ここからは、英語教師に限らず、学校教員全体に求められる資質・能力を解説します。
文部科学省によると、学校教員には以下の3つの要素が重要とされています。

  • 教育の専門家としての確かな力量
  • 教師の仕事に対する強い情熱
  • 総合的な人間力

教育の専門家としての確かな力量

教師は教育の専門家です。英語力だけでなく、授業づくりの力や、生徒を指導する力、担任として学級づくりをする力など、学校教育に関わる様々な力量が必要です。

中学生や高校生では思春期を迎えている生徒も少なくないため、生徒指導は一筋縄ではいかないこともよくあります。生徒の心情をよく理解して接することが求められます

教師の仕事に対する強い情熱

仕事に対する情熱や使命感、責任感を持ち、常に専門性の向上を図ることが重要です。学校教育は常に変化しており、時代の流れに合った指導法や専門知識が求められるからです。

例えば、2020年度の教育改革では、大学入試の英語科目に4技能評価*が取り入れられます。これに対応するため、中学・高校の英語の授業も従来の「読み書き中心の教育」から、リスニング、リーディングを含めたバランスの取れた「コミュニケーション能力を養う教育」に変化しています。

教育について常に研究し続ける「学びの精神」が必要です。

*4技能評価:大学入学共通テストの英語科目において、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を適切に評価する指針。

総合的な人間力

英語力や教育の専門家としての力量に加え、「人間力」も大切です。人間力とは、社会性や、常識・教養、コミュニケーション能力などの総合的な力です。

教師は生徒にとって、授業時だけでなく常に「人間の模範」であるべきだからです。学校での全ての振る舞いが生徒の人格形成にも影響を与えます。

また、生徒だけでなく、家庭訪問などで生徒の親を相手にすることも多々あるでしょう。保護者からも信頼される人になるため、礼儀作法なども含めた総合的な人間力が必要です。

(参考)これからの社会と教員に求められる資質能力:文部科学省

7.英語教師の実際のエピソード

ここからは、当ブログを運営する神田外語学院の卒業生で、埼玉県の英語科教員として働く髙橋さんのエピソードを紹介します。

髙橋さんは神田外語学院卒業後、神田外語大学に入学し、教員免許を取得しました。

埼玉県立草加南高校 英語科教員
髙橋 康児さん

神田外語大学 外国語学部(1年次特別推薦入学)2009年3月卒業
英語専攻科 2005年3月卒業
埼玉県さいたま市立浦和南高校出身

外国語科と普通科で英語を教えています。教員をめざしたきっかけは、中学生の時に出会った先生のように、授業を通して英語の楽しさを伝えたいと思ったことです。

神田外語学院から神田外語大学に進学し、英語の教員免許を取得しました。今、大切にしているのは、英語に興味をもってもらうための工夫です。授業ではプロジェクターを使って写真を見せるなど、視覚的にイメージをつかみながら英語を学べるようにしています。50分間の授業のための準備に2~3時間を費やすことも珍しくありませんが、授業で教えたことが少しでも生徒たちの印象に残ってほしいと思っています。

生徒に合わせた新しい指導法を取り入れるため、英語教育について日々研究し、工夫することを欠かさないそうです。高橋さんのエピソードからも、教師には仕事に対して情熱を持ち、自分自身も常に学び続けることが必要だということがわかります。

8.まとめ

この記事の内容をまとめます。

英語教師になるには以下の2つの過程を経る
・大学等で教職課程を修了し、英語の教員免許を取得する
・教員採用試験に合格する
教員免許は大学で教職課程を履修して取得する
採用試験は自治体ごとに受ける
英検準1級程度の実力と「英語で英語を教えられる力」が必要
教師として以下の3つの資質も必要
・教育の専門家としての確かな力量
・教師の仕事に対する強い情熱
・総合的な人間力

以上の内容を参考に、自分自身の磨くべきポイントを把握して、英語教師になるための行動を始めてみてください。

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