英語研修:お役立ち情報

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グローバル・ビジネススキル研修とは?意義と種類、成功させるコツを紹介!

2023.01.12

自社の外国籍社員の増加や海外事業の拡大などに伴い、グローバルに通用するビジネススキルが求められることが多くなってきました。無駄なく社員のスキルを向上させるために有用なのが、グローバル・ビジネススキル研修です。そこで今回は、グローバル・ビジネススキル研修の種類や特徴、現在ニーズの高まっているテーマの例を確認したのち、研修を成功させるポイントをご紹介します。

企業でグローバル・ビジネススキル研修を実施する意義

グローバル・ビジネススキル研修とは、その名称どおりグローバルに活躍できるビジネススキルを身に付けるための研修です。企業でグローバル・ビジネススキル研修を実施するのには、ビジネスで利用できるレベルに英語スキルを向上させることに加えて、次のような意義があります。

  • 企業の持続的成長へつながる
    ビジネスのグローバル化が進む今の時代、企業の持続的成長を考えるうえで、海外戦略をどのように展開するかは極めて重要なテーマです。海外戦略を実行するに当たり、企業ではグローバル・ビジネススキルを身に付けた人材の育成がますます求められるようになっています。
  • 自社のミッションを理解したうえで、自律的に学習・行動できる人材の育成
    ビジネス環境が変化するスピードは、ここ数年でますます加速しています。そうした状況では、企業側からすべての学習機会をお膳立てしなくても、自らが向き合っているビジネス課題を解決すべく、学習と行動を繰り返して実行できる、自律的な人材が求められます。

    ただ、いくら自律的に動ける人材であっても、その行動基準が企業のミッションやビジョンと紐付いていなければ、企業が期待する結果につながらない可能性があります。よく練られたグローバル・ビジネススキル研修では、単にスキルだけでなく、企業のミッションや歴史、今後の方向性なども学ぶことができます。
  • 異文化対応に優れた人材の育成
    ビジネスを推進するうえで、日本以外のさまざまな国や地域の文化をバックグラウンドに持つ人々と協業するシーンは、今後ますます増えるでしょう。そうなると、日本では阿吽(あうん)の呼吸で通じていたコミュニケーションが通用しなかったり、異文化では思わぬ解釈につながる言動をしてしまったりすることも考えられます。

    こうした認識齟齬を避けながら、互いをより深く理解したうえでビジネスコミュニケーションができるようになることもまた、企業でグローバル・ビジネススキル研修を実施する目的でもあります。受講者にとっては、異文化をより身近に感じる機会になるとともに、海外のスタッフやパートナーとのコミュニケーションへの抵抗をなくすきっかけにもなるでしょう。また、グローバル環境に自分が置かれたときの立ち居振る舞いを客観的に見つめ直す機会にもなります。
  • 次世代リーダーの育成
    企業が持続的な成長をするうえで、国際感覚に優れたリーダーをいかに早くから育成するかもまた、重要なテーマと言えます。そのための有効な手段として、海外ビジネスに興味関心を持つ若手・中堅社員の中から次世代リーダー候補生を抜擢し、グローバル・ビジネススキルを学ぶ機会を提供することが考えられます。

グローバル・ビジネススキル研修にはどのようなものがある?

では、グローバル・ビジネススキル研修にはどのようなものがあるのでしょうか。このあと、実施形態や種類、最近ニーズの高いテーマ例を見ていきましょう。

グローバル・ビジネススキル研修の実施形態

グローバル・ビジネススキル研修の主な実施形態は以下のとおりです。

  • 通学型
    英語研修会社などが運営する教室に通学して受講する学習方法です。企業側で研修場所を手配する必要がないというメリットがあります。開講していれば、夜間や土日祝日も含めて、受講者の都合に合わせてスケジュールを組むことができます。
  • オンライン型
    インターネットを介して、e-ラーニングや、ネイティブ講師によるオンラインレッスンなどを受講する学習方法です。環境さえ整えば時間や場所を問わず受講できます。導入コストが比較的少なくて済む、企業側で受講者の進捗状況を把握しやすいなどのメリットがあります。
  • 企業内対面型
    英語研修会社講師と対面で研修を実施する学習方法です。自社内で実施するため、移動の時間が発生しません。集合研修や少人数制グループ研修のほか、海外赴任等のスケジュールに合わせたマンツーマン研修を実施することも可能です。
  • 短期海外留学
    海外の語学学校に短期で在籍し、英語力に加え、グローバルマインドや異文化理解を高める方法です。日本語が通じにくい環境に身を置くため、集中的に学べます。ただし導入コストが高いため、選抜基準を明確に定め、受講対象者をより慎重に絞り込まなければいけません。

グローバル・ビジネススキル研修の種類

グローバル・ビジネススキル研修の種類は例えば次のようなものがあります。

  • 階層別教育
  • 海外赴任前準備
  • グローバル人材育成
  • 職種特有のシチュエーション対応
  • テスト対策
  • 異文化対応
  • グローバルマインドセット
  • スキル別ビジネス英語研修

グローバル・ビジネススキル研修でニーズの高いテーマ例

前項のさまざまなグローバル・ビジネススキル研修のなかでも、必要なスキルを効率よく身に付けられる研修として、「スキル別ビジネス英語研修」のニーズが高まっています。業種や職種、部署によってどういったスキルが求められるかは異なりますが、例えば次のようなものがあります。比較的簡易なものから順にご紹介します。

  • テレフォニングスキル
    電話での言い回しや表現を学び、電話応対をスムーズにできるようになるためのスキルを身に付けます。
  • 英文eメールライティングスキル
    英文eメールの基本フォーマットや書くときの注意点などについて学びます。

    eメールライティングスキルの向上について興味のある方は、「社員が英文ビジネスeメールをうまく書けるようにするには?」が参考になります。
  • ミーティングスキル
    日本語と異なる言語背景を念頭においたマインドセットや、効果的な発言の仕方、参加者の意見の確認方法、意見が異なる場合の同意や反対表明といった対処法などを学びます。
  • テレカンファレンス(電話会議)スキル
    現代のビジネスシーンで増えているテレカンファレンスで問題なく対応できるスキルを習得します。日本人が苦手とする、「会話への割り込み」や「聞き返し」のポイントなども含め、実践形式で学びます。
  • プレゼンテーションスキル
    文化的背景や商習慣の異なる外国籍社員や外国人顧客を前にプレゼンテーションを実施し、ビジネスで成果を上げるうえで必要なスキルを身に付けます。また、参加者や司会など、プレゼンターとは異なる役割でいるときの作法も学びます。

    社員のプレゼンテーション能力の改善に興味のある方は、「これで万全!英語プレゼンテーションを成功に導くコツを紹介」をご参照ください。
  • ネゴシエーションスキル
    ビジネスにおいては、交渉によって、最終的には何らかのポジティブな結果を引き出す必要があるため、日本人同士のビジネスでも重視されるスキルです。文化的背景や商習慣の異なる外国籍社員や外国人顧客との交渉のコツや着地点の探り方などを学びます。
グローバル・ビジネススキルを飛躍的に高める海外体験プログラムはこちらの記事をご覧ください。
→ 目的別研修「海外体験プログラム」

グローバル・ビジネススキル研修を成功させるコツ

「教材が面白くない」「講師からの一方通行の講義形式かつ座学だけで、いまいちやる気が出ない」などさまざまな理由で受講者のモチベーションが下がってしまうケースが見られます。

こうした事態を避けるためには、ゲーム形式での学習方法を取り入れたり、ネイティブ講師や日本人バイリンガル講師、外国籍社員などとのロールプレイを実施したりするのも一案です。

研修終了後も、受講者が学習へのモチベーションを維持・向上させて自己研鑽を続けていく状態が理想的です。少しでも理想の状態に受講者が近づきやすくなるように、研修の企画・運営の時点でフォローアップの仕組みを整えておくとよいでしょう。

受講者のモチベーション維持のコツをお知りになりたい方は、「社員に英語学習を継続させたい!モチベーションアップの方法は?」もご覧ください。

グローバル・ビジネススキル研修を成功させるには、そのノウハウを持つ研修会社を選ぼう

限られたコストで効率よく研修の成果を上げることを考えると、多くの場合、外部の英語研修会社に依頼することになるでしょう。そのためグローバル・ビジネススキル研修を成功させるには、成功させるノウハウを持った研修会社を選ぶことが大切です。

神田外語キャリアカレッジは、「ネゴシエーションスキル」「プレゼンテーションスキル」「eメールライティングスキル」など、現在ニーズの高まっているスキル別ビジネス英語研修の実績も豊富。受講生ごとの評価レポートを作成するなど、受講生のモチベーション向上につながるサポートも充実しています。まずはお気軽にご相談ください。

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