今年の海外で開催されるセミナーを見ていると、対面(in-person)に戻りつつあることを実感します。セミナー参加の目的は、情報収集に加えてネットワーキング(人脈作り)。休憩時間、立食パーティーなどで久々に初対面の人と話をすることになりそうという方も少なくないと思います。そこで、これから2回にわたって、ネットワーキングの“不文律のマナー”について考えていきましょう。
まずは、Mingle with the entire room. なるべく多くの人と話をすることです。顔見知りの人がいると、その人とつい話し込んでしまいがちですが、初対面の人に声をかけてみましょう。いきなり名刺を差し出すのではなく、It’s been three years since I attended an in-person seminar.(対面のセミナーは3年ぶりです)などと言って、さり気ない会話から入ってみることです。歓談中のグループに割って入るのはハードルがさらに上がります。しかし勇気を持って、Sorry to interrupt, but would you mind if I join you?(失礼ですが、お話に入ってよろしいでしょうか)と言って、輪の中に入れてもらいましょう。拒否されることはないはずです。頃合いを見て、I’m Yuriko, by the way.と名乗るのが自然です。
では、名刺はいつ差し出したらいいでしょうか?決まりはありませんが、名乗るとき、あるいは、別れ際に渡すのがスマートだと思います。もっとも、こちらが日本人とわかると、相手がすぐ出してくる場合もあるので、臨機応変に!