これで万全!英語プレゼンテーションを成功に導くコツを紹介

これで万全!英語プレゼンテーションを成功に導くコツを紹介

ビジネス環境のグローバル化が進むとともに、日本人が英語でプレゼンテーションをする機会も増えています。しかし「英語」と「プレゼンテーション」に苦手意識を持つ日本人はまだ多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ビジネス英語プレゼンテーションの構成と要素、成功に導くためのポイントをご紹介します。

英語プレゼンテーションの基本

まずは英語プレゼンテーションの基本を確認します。英語のプレゼンテーションで目指すゴールは、次の3つです。

  1. 全体の流れや構成が把握でき、重要なポイントや気持ちが聞き手に伝わること
  2. 訴えたいポイントや情報が、相手にとってきちんと分かりやすく伝わること
  3. 聞き手の心を動かし、聞き手の行動を促す力があること

また、プレゼンテーションの準備をする際には、以下の4点を明確にします。そのうえで、プレゼンテーションの構成や内容を吟味していくことが大切です。

  • 目的は何か?
  • 聞き手は誰か?
  • どのようなシチュエーションで行うか?
  • 具体的なゴールは何か?

英語プレゼンテーションの構成

外国人に伝わる英語プレゼンテーションは「オープニング」「本論」「まとめ」の3ステップで構成するのが一般的です。日本語の「起承転結」のような話し方に慣れていないオーディエンス(聞き手)を意識し、「結論とメインメッセージを最初に明確に伝える」「詳しい理由や詳細はそのあとから述べる」といった癖をつけるようにしましょう。

1. オープニング

  • 聞き手にあいさつと自己紹介
  • プレゼンの目的を伝える
  • プレゼンの大まかなアウトラインと所要時間の目安を説明する
  • 質疑応答の時間を設ける旨、その方法などを説明する

2. 本論

  • 「今日の説明で、私の企画を理解しご支援いただきたい」といったように、プレゼンテーションによって聞き手に最も期待する行動をメインメッセージとして伝える
  • メインメッセージにつながる理由を3つ程度に絞って伝える
  • 上記理由を裏付けるような具体例やデータを提示する

3. まとめ

  • プレゼンの要約
  • 結論を言う
  • 質疑応答をし、締めのあいさつをする

英語プレゼンテーションの2大要素

英語プレゼンテーションには、2つの大切な要素があります。それは、「コンテンツ(内容)」と「デリバリー(伝達)」です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

コンテンツ

プレゼンテーションの肝となる要素が、コンテンツです。聞き手の心を動かし、具体的な行動を促すプレゼンテーションには、下記に説明するような「明確なメッセージ」と「聞き手の感情を動かす熱意」の両方が強く備わっています。

  • 明確なメッセージ
    プレゼンテーションの軸を固めるためには、まず聞き手に伝えたいメインになるメッセージをひとつに絞ることが重要です。極力シンプルなメッセージになるように、複数ある伝えたい要素から、「どれを残すか」「どれを削るか」を取捨選択していきます。

次に、そのメインメッセージを軸にして、プレゼンテーション全体の構成を考えていきます。ロジカルな流れで、結論とそれにつながる理由、具体例やデータといった要素を組み立てていくと、プレゼンテーションの軸が強固になります。

  • 聞き手の感情を動かす熱意
    理詰めの情報を提供されるだけでは、聞き手は期待どおりの意識変化・行動変容を起こしてくれません。英語プレゼンテーションを成功に導くためには、聞き手の感情を動かさなければなりません。

そのためには、まずプレゼンをする自分自身が、本当にこの内容を伝えたいと思えていることが重要です。プレゼンテーションの軸からぶれない範囲で自らの体験談を加えたり、聞き手と双方向のコミュニケーションをとるよう意識したりすることで、聞き手を自分のプレゼンテーションに引き込みやすくなります。

デリバリー

コンテンツが固まったら、次はそれを実際にどのように伝達するかを考えましょう。「話し方」と「非言語コミュニケーション」を工夫することで、聞き手との距離感を縮め、プレゼンテーションの説得力を増強させることができます。

【話し方】

「話し方」で工夫できるポイントは、次の4つです。

  • 区切り方
    一文をそのまま流し読みするのではなく、意味のかたまり(チャンク)で区切ると、聞き手にプレゼンテーションの内容が伝わりやすくなります。
  • 抑揚
    一般的に、日本語は外国語と比べて抑揚があまりない言語と言われています。一方英語では、アクセントや抑揚のつけ方が伝達の度合いの差につながりますので、意識する必要があります。
    強勢を置く場所は、名詞や動詞、形容詞などに代表される内容語で、前置詞や代名詞などといった機能語には、特別な意図がない限り強勢をかけないのが普通です。
  • 緩急
    話し方のスピードをときに速めたり遅めたり変化をつけると、聞き手が飽きずにプレゼンテーションの内容に引き込まれやすくなります。大切なキーワードはゆっくりはっきりと話すように意識しましょう。

  • 特に重要な部分を話す際には、その直前に 少し間を置くと、強調する効果があります。

【非言語コミュニケーション】

  • アイコンタクト
    1対1の場合と同様、アイコンタクトはコミュニケーションの基本。プレゼンテーションの内容にもよりますが、基本的には笑顔か口角を上げた明るい表情で、「ここぞ」という場面は真剣な目で聞き手を見つめて話すようにしましょう。
  • ボディランゲージ
    日本人向けの日本語でのプレゼンテーションでは過剰なボディランゲージは逆効果になってしまうことがありますが、英語プレゼンテーションでは、聞き手の心をつかむためには欠かせない要素です。上述のアイコンタクトをとりながら、自然体で臨めるといいですね。演台の前に張り付いて固まらないよう、横に動いたり前に出て聞き手に近づいたりといった動きをつけるのも効果的です。
  • スライド
    話の内容を理解するのに必要な情報を図表やイラスト、写真などで分かりやすく見せるスライドの利用も有効です。ただし、読み込む必要があるような、聞き手の労力を要するものはNG。メッセージは大きく簡潔に載せ、左上→右上→左下→右下と、人の視線の動きを意識したレイアウトを心がけましょう。

自信を持って英語プレゼンテーションに臨むためのプラスアルファの準備

「質疑応答」と「スモールトーク」にも備えておくと、より自信を持ってプレゼンテーション当日を迎えられるでしょう。

質疑応答

何を聞かれるか分からないためプレゼンテーション自体より苦手という人もいますが、聞き手との気楽なおしゃべりタイムと捉えると少し余裕が出てきます。

ある程度聞かれそうな質問とその回答を用意しておくといいでしょう。実際は、思いもかけない質問でよい回答が出ないこともあるかもしれません。その場合は適当にごまかそうとせずに、“Does anyone in this room would like to comment?(どなたかコメントしてくださる方はいますか)のように会場にヘルプを出すと、案外場が和むものです。助けてくれた人には、お礼を忘れないようにしましょう。

スモールトーク

プレゼンテーションの前後や休憩時に聞き手とのスモールトークの時間が用意されることがあります。

あいさつや簡単な自己紹介、会社紹介、業務紹介、天候、時事ネタ、ローカルな話題、聞き手への質問などについて、ある程度話せるように準備しておくと安心です。

準備が十分にできれば、英語プレゼンテーションは怖くない

今回ご紹介したコツをポイントに準備して臨めば、英語のプレゼンテーションも決して怖いものではありません。しかし、日々の仕事に忙しく、プレゼンテーションの準備にあまり時間を割けないケースもあるでしょう。

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