実務に活きる英語力を養う!企業の英語研修設計と運用のコツ

実務に活きる英語力を養う!企業の英語研修設計と運用のコツ

英語研修を担う企業の人事責任者や担当者のなかには、「英語研修の効果を実務で発揮できているとは言えない」「時代の変化を踏まえて、既に実施している英語研修をブラッシュアップしたい」などとお悩みの方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、企業が英語研修を行ううえで失敗しがちなケースをリストアップするとともに、実務で本当に使える英語スキルを習得するための、研修設計と運用のコツをご紹介します。

企業の英語研修が失敗に終わるケース

まずは、企業の英語研修で失敗しがちなケースをいくつかご紹介します。

  • 英語研修の実施目的が曖昧である
    第一に疑われる失敗要因は、「研修実施目的の曖昧さ」です。英語スキル向上を目指す研修に限りませんが、そもそも「何のために研修を実施するのか」が明確でなければ、適切なプログラムを企画・設計することができません。

    英語研修の実施目的が明確であれば、研修実施後の効果測定をするうえでも、「目的を達成できているか」といった指標に基づいて適宜評価できます。以降の英語研修を企画するうえで大切になるヒントが見つかるかもしれません。
  • 英語研修の実施目的を受講対象者へ明確に伝えていない
    研修を受講する社員のなかには、「仕事で忙しいのに、なぜわざわざ英語を勉強しなければならないのか」と疑問やストレスを抱えている人もいるかもしれません。

    そういった疑問を晴らすためにも、今のこのタイミングで英語研修を受講してもらう理由を、受講対象者にわかりやすく伝えることが大切です。可能であれば研修実施を告知すると同時に発信するのが好ましいですが、遅くとも研修本編に入る前には、伝えましょう。

    なお、近年「英語社内公用語化」を導入する企業がありますが、それに伴う英語研修の目的についても、経営方針やマネジメント層からの発信とあわせて明確に伝えることが大切です。
  • 受講対象者の英語レベルと研修プログラムのレベルがそろっていない
    企業で実施する人材育成研修のなかでも、とりわけ英語研修については、受講対象者を絞る基準が重要になります。社員の英語レベルを考慮せずに受講対象者を決めてしまうと、その英語研修が失敗してしまうリスクが高まるからです。

    研修プログラムの内容を「簡単すぎる」と思った受講者は、英語研修に対するモチベーションを失ってしまい、あまり好ましくない受講態度を示すかもしれません。

    逆に「プログラム内容が難しすぎる」と受講者に思わせるのもよくありません。特に、英語を実務で使う機会がまだ少ない受講者にとっては、英語自体に拒否反応を示してしまい、今後の英語研修への受講意欲もそいでしまう可能性があります。
  • インプット中心の学習内容
    テキストの内容を解説するだけの、講師からの一方通行の講義スタイルでは、文法を理解したり読解ができたりするようにはなっても、スピーキングやライティングなど実際のビジネスで使えるような英語スキルの向上は見込めません。
  • 学習時間が不十分
    企業が主体となって実施する研修の期間は、1日~5日程度の集中型のものや週1回・2時間を3ヶ月というレギュラー型のものが一般的です。

    そのため、単純に、英語学習をする機会を就労時間内に実施する英語研修だけで補おうとする発想から研修計画を練っていては、英語学習時間の不足が要因となって、受講者の英語スキルが向上しないことは明白です。
  • 学習が続かない
    英語に限らず語学を習得するうえでは、継続的な学習が必須です。企業で英語研修を企画する場合、研修をしたその場だけで受講者の英語学習を終わらせるのではなく、研修終了後も何らかの形で英語学習をフォローアップする体制を備えておくと、受講者は自ら進んで英語学習に取り組み、持続成長できるようになるでしょう。

企業の英語研修を成功させるコツ

失敗するケースをいくつか見たところで、次に研修を成功させるコツをご紹介します。

  • 実施目的を明確にし、受講者と共有する
    「プレゼンテーションが問題なくできるようにする」「短時間に効率よく英文eメールのやりとりをできるようにする」など、「今回の英語研修を通して何ができるようになるか」といった具体的な目的について、まずは研修担当者同士で認識を合わせましょう。

    そのうえで、研修当日までに、受講者にも英語研修の目的を告知します。受講者へ告知する際には、受講者それぞれに当事者意識を持って研修を受講してもらえるよう、研修目的の伝え方にも注意を払う必要があります。

    例えば今すぐ英語を使うことのない部署の社員の場合も、自社のグローバル化の方針を共有し「自社の海外拠点の社員との円滑な業務推進のため」「すべての社員が外国人に対する基本的な接客をできるようにするため」など、具体的に伝えます。
  • 目的やゴールに応じた研修プログラムを組む
    最少限のコストで最大限の研修効果を得られるよう、各研修ごとの目的に応じた最適なプログラムを組みましょう。研修内で紹介する語彙(ごい)や、想定される会話例、実際のビジネスシーンで必要となる表現例などは、職種や部署を意識したものにすると、実務に活かしやすくなります。

    あわせて、計画したプログラムが、想定した時間内に収まるかどうかも検討しなければなりません。限られた時間内に多くのプログラムを詰め込んでも、受講者は一つひとつの学習内容を咀嚼(そしゃく)できないままに終わってしまうリスクがあるからです。ゴールを意識し、研修の日程や時間も十分考慮しましょう。

    なお、短期間でも実効性あるプログラムであればモチベーションも上がり効果が期待できますし、研修終了後も定期的なフォローアップを実施することで、効果が持続します。限られた時間でも十分に成果のある研修プログラムにすることは可能です。
  • 受講者の英語レベルを把握し、受講メンバーのレベルに応じた研修を実施する
    初級から上級まで各レベルの弱点や強化ポイントをカバーする的確な研修内容と教材、適任な講師を選定することで、より確実なステップアップが可能です。そのためにも、事前のレベルチェックやアセスメントの実施により社員の英語力を把握し、各レベルに合ったプログラムを用意することが重要です。

    特に初心者レベルの受講対象者がいる場合は、日本人講師がおすすめです。また、レベルが大きく異なる社員がいる場合は、プライベートやセミプライベートレッスンなど個別の対応も検討するといいでしょう。
  • 継続学習につながるサポートをする
    英語研修を終えたあとも、受講者がそれぞれの環境で学習継続できる仕組みを、研修プログラム内に組み込むことも効果的です。受講者が英語学習に対してモチベーションを上げられるよう、研修後のフォローアップや質問・相談サポートを導入することもおすすめです。

企業の英語研修を成功させる研修会社を見抜くためのチェックポイント

研修を成功させるコツをご紹介しましたが、英語研修を自社のリソースだけで企画・運営しようとしても、限られた時間のなかで行うことには限界があるのではないでしょうか。そこで検討したい解決策のひとつが、専門性が高く、自社のニーズにきめ細かく対応してくれる英語研修会社に相談することです。

自社のニーズにマッチする英語研修会社を選定するチェックポイントは、以下の4点です。

  • 自社のニーズを丁寧にヒアリングしてくれるか
    受講対象者や実施期間などの基本情報はもちろん、「英語研修の実施を検討し始めた背景」や「英語スキルの不足で実際に発生している業務上の課題」「自社の今後のグローバル戦略」など、深いレベルの相談まで、丁寧にヒアリングしてくれる英語研修会社であれば、自社仕様にカスタマイズされた具体的な企画を提案してくれるでしょう。
  • さまざまなニーズに応えるだけのプログラムが組めるか
    ひと口に英語スキルといっても、その詳細は、プレゼンテーションスキルや、異文化理解、TOEIC®対策など多種多様です。また、業界特有の英語スキルの習得を目指すケースもあるかもしれません。そうしたさまざまなニーズに対応できるプログラム組成力があるかどうかは、数ある英語研修会社から選択肢を絞り込む重要なポイントとなります。
  • 英語学習に対してモチベーション高く受講できるための工夫があるか
    前出のとおり、受講者の英語レベルと研修プログラムのレベルが合っていないと、受講生のモチベーションが下がります。的確にレベルチェックを行い、適切なレベル分けをしてくれる研修会社なのかは、必ず確認しましょう。

    講師から受講者に講義するだけの一方通行型では、受講者も研修を退屈に感じてしまいがちです。そのため、適宜実際の業務を想定したロールプレイや練習を取り入れるなど、受講生が楽しみながら業務での実効性を体感できる内容のプログラムを提供できるかどうかも、英語研修会社を選ぶ際のポイントとなります。
  • 英語研修を実施したあとのフォローアップが充実しているか
    英語研修の担当者や責任者であれば、結果が実務でどのように活かされているのか、英語スキルの向上によってチームや部門、会社にどのような影響をもたらしたのか……など、研修実施後の変化も把握すべきでしょう。それには、客観的かつ英語教育のプロフェッショナルが集まる英語研修会社の力を借りて、英語研修の成果をフィードバックしてもらうことが効果的です。

    フィードバックとあわせて、今後のステップアップに向けた具体的なアドバイスや提案ができる英語研修会社であれば、以降も時代ごとのニーズに即した英語研修を企画・運営するパートナーになってくれるはずです。

企業の英語研修をトータルサポートしてくれる研修会社を選ぶ

業種や規模を問わずグローバル化が進むビジネス環境において、企業における英語研修の重要性はますます高まっています。本記事で紹介した失敗ケースと成功のコツを参考にすれば、自社の今のニーズに即した英語研修を企画・運営しやすくなるでしょう。

今回ご紹介したように、英語研修の質をより高めるためには、豊富な実績や知見を持つ英語研修会社の協力を仰ぐのがおすすめです。
神田外語キャリアカレッジは、研修コーディネーターからプログラム開発チーム、インストラクターなどのスタッフが一丸となり、コンサルティングからアフターケアまでをトータルサポートいたします。できる限りコストを抑え、最大限の成果を得られるような研修をご提案いたしますので、まずはご相談ください。

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