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外国籍技術者の現場定着を支える日本語研修 ~日本語運用力・現場コミュニケーション力を強化~

2026.03.23

業種/対象者/人数

業 種:電力インフラ関連企業

対象者:バングラディッシュ籍社員(現地採用社員)

人 数:11名

研修の背景と導入の目的

企業では、電力インフラを支える技術人材の確保のため、バングラディッシュ現地で採用した社員を日本へ招へいし、日本国内の現場で活躍できる人材として育成しています。来日前に現地の日本語学校で約1年間日本語を学び、日本語能力試験N4を取得したレベルで来日します。

実際の工事現場では作業指示の理解や安全確認など、日本語による正確なコミュニケーションが求められます。特に建設・設備工事の現場では危険を伴う作業も多いため、日本語で意思疎通ができることは安全管理の観点からも非常に重要な要素となります。

そのため、現場配属の条件として日本語能力試験N3レベルの取得が求められており、来日後の日本語運用力の向上が大きな課題となっていました。

こうした背景から、来日後の早い段階で日本語コミュニケーション力を高めるとともに、日本で働くうえで必要な文化理解やビジネスマナーを身につけることを目的として、日本語研修プログラムが導入されました。

プログラム概要

本研修は、来日直後の導入研修(初回研修)と、その後のフォローアップ研修の二段階で構成されています。

初回研修(来日直後集中研修)

4月から5月にかけて、月曜日から金曜日まで週5日で約半月、集中研修を実施しました。日本で働くうえで必要なビジネスマナーや日本文化・生活習慣への理解を深めるとともに、職場での基本的なコミュニケーション能力を強化しました。現場での指示理解や報告など、実際の業務を想定した日本語トレーニングも取り入れ、実践的な日本語運用力の基礎を構築しました。

フォローアップ研修(継続学習)

初回研修終了後、6月から9月まで週3回のペースで継続的な日本語研修を実施しました。現場で実際に使われるボキャブラリー・表現なども取り入れながら、業務に活かせる日本語力の定着を目指しました。また、日本語能力試験N3取得も目標とし、文法・語彙・読解などの試験対策に加え、リスニングや会話練習を組み合わせた総合的な日本語トレーニングを実施しました。

研修成果

研修開始当初は、日本語理解力や会話力に受講者間で差が見られ、日本語でのコミュニケーションも限定的な状況でした。

しかし、初回研修によって日本で働くための基本的なコミュニケーション力と文化理解を身につけ、その後のフォローアップ研修により日本語学習を継続することで、日本語の理解力と運用力は着実に向上しました。

フォローアップ研修終了時には受講者全体の日本語能力が大きくブラッシュアップされ、日本人社員とのコミュニケーションも円滑に行えるようになりました。また、技術系資格試験に合格した受講者から順次現場へ配属され、実際の業務の中で活躍の場を広げています。

本研修を通じて、現場で求められる日本語コミュニケーションの基盤を整えるとともに、日本語能力試験N3取得に向けた学習体制の構築にもつながりました。

 担当者からのコメント

近年、建設関連業界を中心に、外国籍社員向け日本語研修のニーズは年々高まっています。外国籍の方々にとってもちろん日本は海外であり、異なる文化や生活環境の中で働き・生活していくことになります。そのため、日本の文化や生活習慣への理解は、職場への適応や円滑なコミュニケーションのためにも重要な要素となります。

また、語学能力の向上は職場でのコミュニケーションの円滑化だけでなく、安全な作業環境の確保にもつながります。

当校では、日本語教育と異文化理解研修の両面から外国籍人材の定着と活躍を支援しています。また、受け入れ側の日本人社員の皆様向けの研修もご提供しております。今後も企業様のニーズに合わせた研修プログラムを提供し、多様化が進む社会で国籍を問わず社員の皆様が安心して働き、能力を発揮できる環境づくりをサポートしてまいります。

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