業種/対象者/人数
業 種:小売業
対象者:マネジメント層または幹部候補生
人 数:13名
研修の背景と導入の目的
今回ご紹介するのは、海外大学でマネジメントやアントレプレナーシップ、リーダーシップを学ぶために留学予定の企業様向けに実施した事前研修の事例です。受講者はマネジメント層や幹部候補生13名。現地で行われるセッションを理解し、自らの意見を発信し、ディスカッションをリードすることが求められるプログラムに備え、語学力とビジネススキルの双方を強化することを目的に導入されました。
研修の主な目的は以下の3点です。
- コミュニケーションに必要な英語力の向上
- ディスカッションに必要なビジネススキルの習得
- 現地で行われるセッションの事前体験
本研修では「英語力を伸ばす」だけでなく、「現地大学での成果に直結する実践的な準備」を重視。実際に海外の講義スタイルを再現し、どのような場面でどのような英語運用力が求められるのかを体感できるよう設計されています。また、受講者がより効率的かつ効果的にグループセッションへのぞめるよう、学習教材と課題に事前に取り組んでいただく構成としました。
プログラム概要
プログラムは、対面による集合研修とオンラインでのグループレッスンを組み合わせた構成で実施しました。
集合研修(対面)
3時間×2コマ
本社ビルにて実施。海外大学で行われるレクチャーを模したディスカッション形式のセッションを中心に、アクティブラーニングを取り入れた内容で構成しました。
オンライン・グループレッスン
2時間×6コマ
少人数でのレッスンを通じて、発言力とリスニング力の強化を図りました。受講者同士が英語で意見交換する時間を多く設け、実践的なスピーキングスキルを鍛えました。
研修成果
実施後のアンケートでは、受講者の大多数の方が本研修の有効性を実感する結果となりました。
受講者からは次のような声が寄せられています。
- 事前にチームメンバーと英語でコミュニケーションを取れたことが、現地でのチームワークに大いに役立った。」
- 「レッスン中の発言や発表への抵抗がなくなり、積極的に意見を述べられるようになった。」
- 「学んだ英語をどう活用するかを考えるきっかけになり、他のメンバーの理解度を知る貴重な機会にもなった。」
このように、語学力の向上だけでなく、グローバルな環境での協働姿勢や自発的な発言力の育成といった、実践的な成長につながる効果が見られました。
セールス担当からのコメント
本研修では、受講者の皆さまが非常に積極的に取り組まれ、英語力向上への高い意欲が感じられました。基礎的な文法や語彙を活用して自分の考えを伝える力を伸ばし、特にリスニングやスピーキングの面で確かな進歩が見られました。一方で、文法の正確さや語彙の幅、流暢さについては今後の課題も残っています。引き続き、日常的に英語を聞いたり使ったりする機会を増やし、自信を持って発話する習慣を継続されることが大切です。
研修を通じて積極的に質問し、他者の意見に耳を傾ける姿勢が育まれたことは、海外大学での学びにおいても大きな強みとなるでしょう。現地で発言の機会を多くし、より自然で実践的な英語運用力を定着させていかれることを期待しています。
