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建設業界における人材不足は日本全体の課題!外国籍社員向け全日制日本語研修グローバル時代に求められる「架け橋」の育成 –

2025.11.17

業種/対象者/人数

業 種:建設業

対象者:外国籍社員

人 数:5名

研修の背景と導入の目的

 グローバル化の進展に伴い社会が変容する中で、企業が国際競争力を維持、強化していくには、多様な価値観や文化を理解し、活躍できる人材を育成することがこれまで以上に重要になっています。

 KGCCが日本語研修を担当させていただいている大手建設会社では、毎年春と秋の年2回、海外拠点で勤務する外国籍社員の方々が日本国内で勤務するために来日されます。当校では来日した外国籍社員の方々が日本語によるコミュニケーション力をさらに高めることを目的とし、短期集中型の研修を実施しています。

語学だけじゃない、「架け橋」としての役割を

 同社の外国籍社員でこれまで日本語研修を受けた皆さまは、インドネシア、シンガポール、タイなどアジア各国の支店から来日しました。半年から1年間日本に滞在し、日本語研修を経て建設現場や専門部門で勤務し、日本での業務を経験します。その後、現地に戻ってからは、日本本社の方針や意図をわかりやすく伝えつつ、各国の文化や習慣に配慮して業務を遂行していく「架け橋」として活躍されています。単なる通訳・翻訳者ではなく、双方の状況や背景を理解しながら円滑なコミュニケーションを進め、大きな成果が生まれています。

日本で働くための語学力と習慣の習得

 本研修を修了した外国籍社員の方々は、同社で高く評価されています。来日前に自国で日本語の基礎を学習し、来日後に当校における日本語研修で実践に役立つスキルを磨きます。聞くこと、話すことを中心とした日本語スキルに加え、業務に役立つ日本語表現や、建設業にかかわる語彙、フィールドトリップ等を通じ、実践的な語学力と対人スキルを身につけます。また対面、通学形式の研修を通じ、あいさつや対人マナーなどの非言語コミュニケーションについても学ばれています。

プログラム概要

実践に活かせる学び - プログラム例 -

期間 

1日6時間(昼休憩1時間含まず)、週5日、約1~2カ月

内容

語学力向上現場でのやりとりに必要な表現と自ら自在に発話ができるための学習と実践練習を行う。また必要に応じて文法、発音、語彙の強化を行う。

フィールドトリップ:建築物や業界に関連する施設の見学を通して、幅広く学ぶ。また学んだことを日本語で発表し、プレゼンテーションのための日本語表現を使い、やりとりを実践的に学ぶ。

最終プレゼンテーション:学んだことを日本語で発表し、Q&Aを含めたスピーキング力を養う。

研修成果

担当者様の声「現場での成果を実感」

 研修ご担当者様からは、「研修の成果は、実際に現場に出てこそ実感できます。単に日本語を学ぶだけでなく、相手の立場に立って伝えようとする姿勢や、マナーや文化の違いを理解しようとする柔軟さがしっかり身についていると感じています。」とコメントをいただいています。

 今後、国際展開を加速させる企業にとって、語学力はもちろん、多様な文化や社会背景への理解を深める人材育成が、グローバル時代に欠かせないモデルになるのではないでしょうか。

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