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外国籍の新入社員に“英語で”実施する「日本でのビジネスマナー研修」

2025.11.14

業種/対象者/人数

業 種:消費財メーカー

対象者:新入社員(東南アジア・ヨーロッパ・アメリカ出身)

人数 :5名

研修の背景と導入の目的

 今回、受講を受けられた方は、日本の本社に採用された外国籍の新入社員5名でした。いずれも優秀な人材であり、日本で働くのは初めてというメンバーでした。日本語で研修を提供しているところは一般的に多くありますが、英語でビジネスマナー研修を実施できる研修会社は限られていました。

 異文化の中で働く上で、日本特有の「報連相」や「ビジネス上のエチケット」「チームワークのあり方」を理解することが求められます。英語で日本のビジネスマナーを学ぶことで、文化的背景を含めて深く理解し、現場での円滑なコミュニケーションとスムーズな業務遂行を実現することを目的として、本研修の導入が決定しました。

プログラム概要

本プログラムは、1コマ3時間×3コマ、計9時間の集中型構成で実施しました。

Day 1では「Business Core Skills」をテーマに、業界や役職などの基礎知識、報連相や身だしなみ、メール・電話応対といった基本スキルを学びました。英語で作成されたチェックリストやフレーズ集を活用し、実践的な演習を交えながら日本企業特有のコミュニケーションを体験しました

Day 2は「Soft Skills」をテーマに、チームワークやリーダーシップ、整理整頓の考え方など、日本の職場文化に根付いた“働き方の姿勢”を学びました。合意形成のフローを身に付ける演習では、チーム内での意思決定プロセスを体感し、参加者全員が活発に意見を交わしました。

Day 3は「Project Management」をテーマに、PDCAサイクルやSMARTゴール設定などを通じて、実際の業務に直結するプロジェクト運営の考え方を学習しました。グループ演習では「自社の知名度を高めるには」というテーマでディスカッションを行い、ガントチャートやKPTを使って実践的にまとめることで、日本的なプロジェクト遂行スタイルを身に付けました。

Day4は、最終日のため「Wrap Up」で、実際に自社のプロジェクトに配属されたと想定したグループディスカッションを実施。各自がフレームワークを用いてプロジェクトを設計・運営するプロセスを英語で共有しました。

研修成果

受講者からは「なんとなく理解していた日本のビジネスマナーを、体系的に理解できた」「日本語では難しかった内容を英語で説明してもらえたことで、本当の意味で理解できた」との声が多く寄せられました。また、担当の人材育成ご担当者からは「英語で研修を実施できる業者が見つからなかった中で、語学教育に強みを持つ神田外語キャリアカレッジにお願いできて良かった」と高い評価をいただきました。

人材育成担当者からのコメント

「新入社員の皆さんは業務面では非常に優秀ですが、異国のビジネス習慣には戸惑うことも多いものです。研修では、講師が受講者それぞれのバックグラウンドや、これまでのインターンシップでの経験を丁寧にヒアリングしてくれたため、内容が実務に直結していたと感じました。今後も日本人社員だけでなく、外国籍社員を対象とした“ビジネスマナー研修 in English”にも、ぜひ引き続きご協力をお願いしたいです」


英語で行うビジネスマナー研修は、単なるマナー教育にとどまらず、異文化理解とグローバルな協働力を育む第一歩です。今後も神田外語キャリアカレッジでは、多様なバックグラウンドを持つ社員の皆さまが日本の職場で自信をもって活躍できるよう、最適なプログラムを提供してまいります。

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