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コンラッド東京主催 “Youth in Hospitality”イベント参加

2017.06.02

東京都神田に位置する神田外語学院は、周辺にさまざまなホテルが点在しています。
2020年に向け、ホテル業界では都市圏を中心に客室の増加やホテルの新規開業が相次いでおり、世界各地から訪れる宿泊客をお迎えできる、おもてなしの心を持ったホテリエたちが求められています。

日本橋や大手町、東京駅周辺といった神田外語学院の徒歩圏内だけでも、日系や外資系などさまざま高級ホテルがあります。国際ホテル科の学生は、授業の一環として研修の場を設けていただいたり、インターンシップやアルバイトで実務を経験させていただいたり、プライベート等で足を運んだりと、日頃から憧れの存在であるホテリエの姿を間近で見ることができます。

5月17日、国際ホテル科1年生は、東京都・汐留にあるコンラッド東京主催の“Youth in Hospitality”イベントに参加しました。これはホテルグループのヒルトンが毎年グローバル規模で実施している取り組みで、これからのホスピタリティ業界を担う若者たちに対して、ホテルビジネスをとりまく様々なキャリアを紹介するものです。

この研修は、「ラグジュアリーホテルの特色やビジネス環境などを理解すること」 「現役のホテルスタッフからお話を伺うことにより、ホテルの仕事に対する具体的な理解を深めること」「採用選考の第一関門であるグループディスカッションを体験すること」を目的としています。

▲スイーツとお飲み物とともに学生たちをお出迎えして下さいました
▲休み時間にコンラッド東京特製スイーツを美味しくいただきました
▲研修の最後には、一人ひとりにコンラッド・ベアと修了書が付与されました。
▲可愛らしいクマのマスコット「コンラッド・ベア」

研修プログラム

1.ラグジュアリーブランドとは(講義)
2.就職活動で求められていることとは(講義、グループディスカッション)

1.ラグジュアリーブランドの定義を考える

「ラグジュアリーブランドってどんなホテルだと思いますか」そう問いかけられた学生たちは、はじめは「一流・・・?」「高級なホテル」「高そう」といったあいまいなイメージしか思い浮かびませんでした。
そんな学生たちに、コンラッド東京人事業務部の隆田様が、コンラッド東京のめざす「ラグジュアリーブランド」とは何かについてこのようなお話をお聞かせ下さいました。
それは、チームとしてのパワー、チームで奏でる最高のおもてなし。たとえば、オーケストラの演奏を想像して下さい。交響曲は一人では旋律を奏でられません、全員で奏で、さまざまな楽器の音色が調和することで、初めて素晴らしい一連の旋律を観衆のみなさまへお届けすることができます。
コンラッド東京がめざすラグジュアリーとは、まさに最初から最後まで一連の流れが心地いいという体験をお客様にしていただくことです。チームで奏で、チームが調和することで、初めて最高級のラグジュアリーなおもてなしをお届けすることができるのです。
学生たちはラグジュアリーとは、高級感あるもの、高そうなものという物質的な演出ではなく、チームとしてお客様をお出迎えしようというホテリエたちのおもてなしの心の集合体なのだと気づくことができました。

2.グループディスカッションを初体験

コンラッド東京をご利用するお客様は、ホテルへ対する期待度もとても高いです。そのためお客様にラグジュアリーな体験をしていただくためには、お客様一人ひとりに対し独創的なおもてなしを施すことや、完璧なタイミングでサービスを提供することが大切です。
このお客様にこのようなサービスをして差し上げたいなと思った時に、上司に確認し指示を待つのでは、サービスを提供する絶妙なタイミングを逃してしまうかもしれません。

「気づく」ことはもちろん、瞬時の的確な「判断力」がとても大切です。

それでは、「お客様一人ひとりに対する独創的なおもてなし」とは何でしょう。
コンラッド東京では、ただ宿泊していただくのではなく、思いがけない体験ある心に残る滞在をお届けすることをめざしています。

そこで学生たちは「すでに10回以上東京を訪れたことのあるお客様にどのようなおもてなしをお届けしますか。」という題でグループディスカッションを体験しました。

 

入学し1ヵ月、初めてのグループディスカッション、そして違うクラスの友人たちと意見を交わすことに、学生たちは緊張した様子でした。次第に打ち解け、どのグループも次々とユニークなアイディアが出てきました。

 

「日本の昔ながらの食事を味わってもらうために、ちゃぶ台での食事を体験してもらう」「夏に宿泊されるお客様には、花火大会をご案内する」「屋形船でお食事を提供する」

 

コンラッド東京の隆田様より、「世界には花火が有名な都市がたくさんあります。日本の文化をご紹介するときには、まずお客様の国や地域の文化をよく知っておくことが大切です。花火が有名な都市から訪れるお客様に、花火大会をご案内することはラグジュアリーな体験・独創的な体験をしたとは言えないかもしれないですね。」とご講評をいただきました。

学生たちは研修を通じ、おもてなしの心の奥深さを学び、ホテルで働くため意識を高めることができた様子でした。
来月は、舞浜にあるヒルトン東京ベイにて「ホテル宿泊研修」を実施する予定です。

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