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【1年生対象】プレ編入学試験対策講座が開講しました

2021.11.10

神田外語学院を卒業後、4年制大学の2年次や3年次に進学できる「編入学制度」。この制度を利用して、卒業後に4年制大学に進む学生が年々増えています。編入学は早期に正しい認識や高い意識をもって対策をしていくことが重要です。編入学試験が本格化する2年次を前に、1年生を対象としたプレ編入学対策講座が開講しました。

 

編入学で必要な「日本語力と英語力」

対面とオンラインのハイブリッド開催となった初回の講座。講座を担当するのは編入支援チームの近藤未佳子先生。丁寧で分かりやすい解説と親しみやすい人柄で、学生から人気の先生です。まず学生はいくつかのグループに分かれ、自己紹介とワークを実施。メディアに関する論述文が配布され、学生たちはそれについて意見交換を行いました。

「1年生で伸ばしてほしい力は、実は『日本語力』。とにかく新聞や本を読むことです」近藤先生の言葉に「新聞の読み進め方がよくわからない」と学生から質問が。「まずは自分が興味をもてる記事だけで十分。テーマを決めて記事を選んでみるのもおすすめです」とアドバイスが。

今回のワークのねらいは「日本語で文章を読む力をつけること」。当たり前にできそうなことですが、普段慣れ親しんでいないテーマを読み込み、しっかりと理解するのは意外と難しいもの。学生たちも真剣に取り組んでいました。

編入学試験の合否を分ける要素のもう一つは「英語力」。先輩たちがどの時点でどれくらい英語力を伸ばして試験に臨んだかは、編入学を目指す1年生にとって気になる情報の一つ。大学ごとの合格点数の目安とともに、レベルごとに具体的な勉強法がアドバイスされます。

編入学で重視される英語とは「受験英語」。これはリスニングを含まない記述英語を指します。まずは「自分がTOEICのリーディングでどれだけ点数がとれているか」を認識することが不可欠です。

「大学で自分が本当に学びたいこと」とは

大学を決めるうえで欠かせないのが、学部・学科の選択。志望校をこれから決める1年生に近藤先生からアドバイスが。「編入学において志望校の決定は後回しでも大丈夫。しかし『自分が大学で何を学びたいのか、そして自分が目指す学部・学科では何を学べるのか。』この二つを必ず理解したうえで志望校を決定してくださいね」という言葉に学生たちが頷く様子も見られました。

「例えば映画を販売する仕組みを考えたいなら経営学。どう映画を宣伝するか考えたいなら社会学。セリフと字幕の違いが気になるなら言語学。映像の捉え方・映像自体の分析について考えたいのであれば文化学や芸術学を専攻してもいいですね」と近藤先生。映画一つをとってもどのようにアプローチしたいかで、学部の選択は多岐に渡ります。

あっという間に終了の時間を迎えた今回の講座。講座が終わった後も、個別で近藤先生に質問をする学生たちも。間違いなく今回の講座は、彼らの意識に変化を与えるものになったようでした。

 

―プレ編入学講座に参加した学生たちより―

「英語力が重視されることは知っていましたが、編入学試験では『日本語で文章を理解する力』が不可欠であることを新たに学びました。また、グループワークでは他の学生の意見を聞けて自分の世界が広がったような気がします。いろいろな視点から自分が何を学びたいのかをよく考えて、志望大学と学部を絞っていきたいです」

「難関校に合格している学生には3つの共通点があります。それは『人のアドバイスを素直に受け入れられること』、『計画的にものごとを進められること』、そして『とにかく最後までやり抜けること』です」と近藤先生。編入学希望者は年々増えていますが「自分は大学で何を学びたいのか」を本当の意味で突き詰められている学生は実は少ないもの。編入学試験が本格化する2年生の秋までに、今一度自分自身と向き合って学びたいことを見つけられるかどうか。学生たちの今後に期待です。