国際観光科1年生が1週間にわたる旅行実務研修を実施しました。学生は「航空端末研修・ホテル見学会・街歩きマップ作成」の三つの研修を通して、「旅をアレンジする心構えやスキル」を実践的に学びます。

大手航空会社や海外の旅行会社で広く普及されているシステムを活用し、航空券やホテルの予約管理を体験しました。座席や客室の空席照会、日付や行き先の変更、最安値の運賃や宿泊料を検索する方法など、英語で解説されるチュートリアルに沿って、グランドスタッフや旅行会社の実務を学びました。

観光専門誌を手がけるトラベルニュース社に引率いただき、神田・日本橋周辺のホテルにて見学会を行いました。創設の歴史、客室のこだわり、接客する上での気構え。ツアーのコンセプトやお客さまの希望にあわせた宿泊施設を手配することは、旅行会社の大切な仕事の一つです。現場で働くスタッフとの交流を通し、学生は旅行会社の視点から各ホテルの特色を学びました。

研修の集大成として、外国人に人気の街でフィールドワークを行い、街歩きマップを作成しました。マップには、定番の観光スポットから通な見どころまで、学生が肌で感じた街の魅力が詰め込まれています。各スポットの詳細は、学生が作成したウェブサイトで確認することができます。

まるで旅行会社の社員になったかのような一週間を送った、学生たち。さまざまな企業に協力をいただき、現場で役立つスキルを学びました。国際観光科では実践を繰り返し、「旅のプロデューサー」として即戦力で活躍できる人材になることをめざしています。