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埼玉県川越市立川越高等学校で出張キャリア教育講座を実施しました

2022.04.15

3月某日、埼玉県川越市立川越高等学校にて神田外語学院の教員によるキャリア教育講座を実施しました。「将来自分は一体何がしたいのか。その実現のためには高校卒業後にどのような進路を選択するべきなのか。」今回の出張講義を通して、川越市立川越高校の1年生に自身の将来について真剣に考えてもらいました。

講師:池田政隆 
神田外語学院 教務部ゼネラルマネージャー、国際ビジネスキャリア科コーディネーター
立教大学大学院MBA、青山学院大学大学院 学術修士
人材サービス会社でのコンサルタント職を経て、高校生・専門生・大学生・留学生・社会人対象のキャリア教育・キャリア開発に取り組む。高校生対象キャリア出張講義は現在まで延べ8,000名の生徒が講義やワークショップに参加。現在は全学科対象のキャリア教育の実践や、高校生と専門生が混ざり合い学び合う越境キャリア教育の実践と研究に取り組む。

高校生から学ぶキャリアデザイン

▲映像の撮影方法、コンセプト、登場人物の設定、音楽、ファッション。自分はCM動画の何に対して興味をもったのか。それが自身のキャリアを形成していくうえで大きなヒントになると池田先生は語ります。

はじめに池田先生はさまざまな企業のCM動画を紹介します。趣向を凝らしたユニークなCM動画の数々に生徒も興味津々です。そして池田先生は「君たちはこれらのCMの何に対して興味をもちましたか」と生徒一人ひとりに問います。CM一つをとっても、自分が関心をもった観点は人によって全く異なります。普段の生活で何気なく興味をひかれたものが、自分が生涯かけて携わる可能性を秘めていること。日常生活で目にするもの全てが自分の次のステップに繋がっていることが、高校生に伝わったようでした。

常に変化する時代の中で高校生に求められていること

▲コロナ禍で卒業した神田外語学院・国際エアライン科2年生の最後のホームルームの映像。コロナウイルスの影響で進路変更を余儀なくされながらも、今自分ができることに前向きに取り組む学生たち。高校生の胸にもせまるものがあったようでした。

新型コロナウイルスの蔓延や東日本大震災など、次々に想定外の出来事が起こる世の中。日々刻々と変わりゆく現状を生きていくには、自らもその環境に順応し続けなければなりません。話題はこのコロナ禍で新卒採用を凍結した航空業界へ。新型コロナウイルスはキャビンアテンダントやグランドスタッフを志していた学生の就職活動に計り知れない影響を与えました。その中でも環境のせいにせず、今できることに前向きに取り組む学生たちの姿を高校生に伝えます。

ゼロから1を生み出せる人間に

最後に池田先生からは「この時代に企業が求めている人材」についてのお話が。便利なもので溢れ、何一つ不自由なく暮らすことができるこの成熟社会。企業が売り上げを創り続けるには「すでに存在するものに新たな付加価値をつける」ことが必要です。それがゼロから1を生み出せる人間であり、それこそが企業が求めている人材であると池田先生は高校生に伝えます。自身のキャリアの種が無限に転がっている残りの高校生活。これからはじまる新年度の学校生活と目の前に広がる将来の期待に胸がふくらみます。

―川越市立川越高等学校 進路指導部の先生より―
池田先生には情熱溢れる貴重なお話をいただき、感謝しております。今回の出張講義で生徒一人ひとりが将来についてしっかり考えていく素晴らしいヒントをもらいました。私たち教職員も一丸となって、これからの時代を担っていく生徒の成長をしっかり支えていきたいと思います。