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第二回大学編入学試験合格者報告会が開催されました

2017.03.15

大学編入学試験結果がほぼ出そろった2月に開催された合格者報告会、当日は国公立大学の東北大学・名古屋大学・埼玉大学・滋賀大学・長崎大学・山梨県立大学、私立大学の青山学院大学・法政大学・駒澤大学・東洋大学・聖心女子大学・大妻女子大学の編入学試験に合格した2年生7名(全員英語専攻科/複数合格者あり)から、これから大学編入学を目指す1年生に向けて、試験対策や合格までの道のりなどを含めたアドバイスとエールが送られました。

「なぜその大学・学部を選んだのか?」「試験形態は?」「いつ頃から準備を始め、どのように勉強していたのか?」「合格した一番のポイントは?」等に問いに対し、合格者それぞれが実体験をもとに丁寧に答えました。

大学・学部選定については、「父が起業していて、将来的に継ぎたいと思っているので経営学を学ぼうと思った」「商社に就職したいので、学べる内容・就職率・手厚いOGのサポート体制等から選んだ」など、具体的に目標を定め、それを実現するためにこの大学・学部へ、としっかりとした目的意識を持っている学生が多いという印象。

 

試験形態については、試験科目、設問数・設問形式(記述式等)、小論文のテーマや専門科目(経済・経営学等)、面接で聞かれたこと等、詳細を伝え、1年生たちは真剣にメモをとっていました。

 

準備を始めた時期については、1年次の早い段階から、という人もいれば、2年次の夏休みに志望大学のオープンキャンパスに行ってから、という人も。1年次2学期後半あたりから意識し始め、1年次の3学期、もしくは2年次4月から本格始動、というのが平均的とのこと。

 

そして、どのように勉強し合格に至ったのか、について語ってくれたのですが、興味深かったのは、皆ほとんど同じことをポイントとしてあげていたこと。

大学編入学試験は、『英語・小論文(専門科目)・面接』で選考する大学がほとんどですが、英語については、「通常授業を大切にすること(予習・復習をしっかりやり真剣に授業に臨む)」「単語をしっかりと覚えること」。埼玉大学・滋賀大学に合格した芳賀大征さん(東京学館高校出身)は「単語が命。『出るボ(※1)』は1年次夏休み前に、『金フレ(※2)』は1年次3学期中に、例文含めすべて覚えた。390点だったTOEIC(R)スコアが845点まで上がった」と語りました。

 

また、小論文のポイントとしては、「構成・書き方を覚えること」「(本や新聞を読み)知識を増やすこと」をあげました。東北大学・名古屋大学等に合格した佐藤優厚さん(東京都立小川高校出身)は、「新書を何冊も読み、日経新聞やTVのニュースはほぼ毎日見ていた。経済・経営学等の高度な専門知識はそれほど必要ない。むしろ、基本的なことを(小論文を書く時も面接で話す時も)自在に扱えるようになることが重要」と語りました

最後に、これから編入学試験対策が本格化する1年生に対し、合格者全員からアドバイス、熱いエールが送られました。

「良いライバルを見つけること。励まし励まされ、切磋琢磨できるライバルの存在は大きい」「決して諦めないこと」「(編入学試験勉強を通して自分が成長できる、成長していることを)楽しむこと」「自分で目標を立て、自分で道(学習計画)をつくり、しっかり努力すること」「編入センター(※3)の先生方は、面倒見もよく本当に頼りになる。でも、相談する場合は、何が分からないのかを明確にしてから相談にいくこと」

「本当に最後に一言良いですか?」と佐藤さんがマイクを握り、「(難関といわれる東北大学・名古屋大学に受かったが)自分は特別ではない。もともと勉強ができたわけではないし、むしろ英語は苦手だった。TOEIC(R)で受験できる(TOEIC(R)スコア提出で英語試験免除)大学・学部に受験校を絞ることで、本来、英語試験対策に費やす時間を、経済学や経営学、小論文の勉強にあてられた。TOEIC(R)についてもそうだが、普段の授業を大切にし、受験日から逆算して勉強量を設定、毎日夜遅くまで勉強したわけでもなく、むしろ日々同じペースで坦々と勉強できたことが結果に繋がったと思う。みんなもしっかり頑張ってください!」とエールを送りました。

報告会後には個人相談の時間が設けられ、2年生たちは1年生からのさまざまな質問に詳しく答えていました。

参加した1年生は、「凄いなぁと思うとともに、自分も来年は結果を出し、あちら(合格しステージから報告する側)に行きたいと思った」「試験までをどう過ごすか、イメージが出来た」「本気で頑張ろうと思った」「先輩たちも私と同じ境遇(現役・浪人時代に大学受験失敗)で神田外語学院に入り、頑張って結果を出した。正直、自信がない、というか今も不安だけど、私にも出来るかも、いや、やらなきゃ!と思えた」等、決意を新たにするコメントが多く聞かれました。

 

1年生の皆さんは、これからが勝負。先輩のアドバイスを胸に、日々の授業を大切に、焦らず、諦めずに努力できれば、必ず結果はついてくるはず。

合格した2年生の皆さん、素晴らしいアドバイスをありがとうございました。4月から、新たなステージでの活躍を期待しております。

※1 『出るボ』とは、『新TOEIC(R)TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990』のこと。著者は、神田外語大学講師の神崎正哉先生。神田外語学院では、グローバルコミュニケーション科、留学科、英語基礎養成科以外すべての学科の教材です。
※2 『金フレ』とは、『新TOEIC(R)TEST 出る単特急 金のフレーズ』のこと。著者は、神田外語学院 TOEIC(R)講座担当の加藤武彦(TEX加藤)先生。
※「編入センター」とは、神田外語学院の大学編入センターのこと。全国の大学案内や募集要項をはじめ、編入学の学習を進める際の参考書や、編入学に合格した先輩たちの合格体験談をまとめたファイルなどがあり、学生はいつでも閲覧が可能。また、常駐する専任職員による個別カウンセリング、法学・経済学・経営学・社会学・国際関係等の学問別の専門教員による学習指導を行っています。