NEWS

「海外で働く仕事」についての説明会が行われました

2017.04.28
2017年4月27日(木)1・2年生対象 「海外で働く仕事」の説明会が行われました

当日は、まず神田外語大学グローバル・コミュニケーション研究所の久保谷 富美男先生より、在外公館派遣員についての説明と神田外語大学・神田外語学院で行われている「+α・+β」グローバル教養講座の説明が行われました。その後、海外の公的機関で働くことについての心構えや、職種、応募資格などについての詳しい説明がありました。

さらに、今回は特別ゲストとして、神田外語大学卒業生で、在モザンビーク日本国大使館で勤務し、現在は「国境なき医師団」にて活躍されている平塚 竜一さんをお招きしました。平塚さんからは、海外で働くことについてをテーマに、現地での仕事内容や生活、帰国後の就職活動、派遣員試験の面接のコツなどを教えていただきました。

平塚 竜一さん

平塚 竜一さん 

2014年に神田外語大学 イベロアメリカ言語学科 ブラジル・ポルトガル語専攻を卒業。在外公館派遣員として、在モザンビーク日本国大使館勤務後、現在は「国境なき医師団」の一員として活躍。

質疑応答の様子
真剣に説明を聞く学生

平塚さん、久保谷先生は「在外公館派遣員は2年間という短い期間ですが、これを自分のキャリアアップとして捉え、外に出て挑戦したいという人に向いています。多くの合格者は学生からいきなり社会人として働くことになるので、失敗することもあるかと思いますが、それにくじけずに頑張る気持ちが必要です」と語りかけました。

在外公館派遣員とは?

世界各国の大使館・総領事館等で外務省外交のサポート役として、便宜供与・領事・広報業務補佐、官房業務等の後方支援業務に従事することが主な業務です。昭和48年に第1回の派遣員を派遣し、現在は、207公館に271名を派遣しています。2年間の限られた期間とはいえ、学んだ外国語を活かし、外交のサポート役として公的機関で働くということは一般的には経験できないキャリアが得られます。在外公館派遣員の採用試験については、外国語のほかに教養、作文、適正検査、面接などがありますが、内容は公開されていないので、不安に感じている人が多くいます。外国語の能力だけではなく、グローバルなマインドや基礎的な教養を備えているか、社会人として人と接することができるかどうかが問われているのです。

外務省在外公館派遣員として活躍している在学生・卒業生

難関といわれる在外公館派遣員の試験に、この10年間で、神田外語大学・神田外語学院合せて92名もの合格者が出ており、既にその半分が帰国し、国内外問わず様々な場所で活躍しています。また、現在も44名が世界の在外公館で日々活躍しています。

「+α・+β」グローバル教養講座を開催

在外公館派遣員には、通常カリキュラムの外国語に加え、コミュニケーション能力、グローバル・マインド、基礎教養などが必要となります。それらを総合的に学ぶため「+α・+β」グローバル教養講座を開催しています。

 

「+α・+β」グローバル教養講座はグローバル・コミュニケーション研究所が主催しています。先輩たちの体験の蓄積をもとに、同じ志を持つ仲間とともに地道な学びを継続しています。これから入学される新入生並びに在学生・卒業生の皆さんも希望される方は、いつからでも参加可能ですので下記まで気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせ先

神田外語大学 グローバル・コミュニケーション研究所

久保谷 富美男(元在オランダ日本国大使館派遣員)

TEL:043-273-2324

E-mail:kubotani@kanda.kuis.ac.jp

関連リンク