江ノ島電鉄株式会社 鉄道運転士
菅間 健太郎 さん
国際観光科 2022年3月卒業
Profile
国際観光科 2022年3月卒業
埼玉県立大宮南高校出身
江ノ島電鉄株式会社 鉄道運転士
想いを運ぶ運転士として。観光地・鎌倉を支える語学力と技術、そして人の温もり
日本を代表する観光地、湘南・鎌倉を走る「江ノ電」。私の仕事は、江ノ島電鉄の運転士として、安全で快適な輸送サービスを提供することです。江ノ電は民家の軒先をかすめるように走り、観光客の方々にとっては移動そのものが旅の思い出になる特別な鉄道です。
近年、乗客の半数以上が外国人の方という日も珍しくありません。ホームで困っている外国籍のお客様を見かけた際は、神田外語学院(KIFL)で培った英語力を活かして積極的にサポートするよう心がけています。運転席にいるときだけでなく、一歩外に出た時にも「話しかけやすい雰囲気」を作り、言葉の壁を越えた温かなコミュニケーションを提供すること。それが、旅の思い出をより輝かせると信じています。
困難な時期に再認識した「インフラの重要性」。私がこの道を志した理由
私が鉄道業界を志したのは、KIFL在学中のコロナ禍がきっかけでした 。オンライン授業が続く異例の状況下で、当たり前の日常を支え、大切な人のもとへ人を運び続ける公共交通機関の大切さが身に染みたのです。
「自分も誰かに元気や勇気を与える仕事がしたい」。その想いを確信に変えてくれたのが、学校で公募されていたJR神田駅での早朝アルバイトでした。現場の駅員の方々と交流し、働く姿を間近で見た経験が、運輸事業への興味を確かなものにしてくれました 。
企画力と自信を育んだのは、実践的な学び「駅からハイキング」
在学中に最も成長を実感したのは、国際観光科の「駅からハイキング」というプログラムです。私はチームリーダーとして、JR東日本の方々へウォーキングイベントの企画提案を行いました。
コンテストの結果、自分たちのプランが最優秀賞として採用され、実際の運営まで携わった経験は、大きな自信につながりました 。このプロジェクトを通して、多くの関係者と協力し、一つのものを作り上げる難しさと喜びを学んだことは、チームで安全運航を支える現在の環境でも活かされています 。
「人の手」だからこそ実現できる、究極の安心と安全を追求する
鉄道のオートメーション化が進む現代ですが、江ノ電のような環境では「人の力」が不可欠です 。天候や気温によって、適切なブレーキのタイミングは刻一刻と変わります。
より快適で安全な乗り心地を実現するために、機械にはできない細やかな操作を追求すること。そして、沿線の子供たちに手を振ったり、地元の方々との交流を大切にしたりすること。こうした「人の温もり」を大切にする姿勢は、多様な背景を持つ仲間と高め合ったKIFLでの2年間があったからこそ培われたものだと思っています。