神田外語グループのいしずえを築いてきた人々

第21回 佐野隆治会長 『日本人が学び続けていくために』

次に何が必要とされるかは、まだ見えない
だから、これからも学び続けていきます

時代の変化とともに、社会に求められるスキルは変りますが、学び続けるということは変わりありません。学ぶことを生活習慣の一部にしていくための訓練は、家庭でも、義務教育でも行うべきです。でも、いくら声高に理想を語ったところで、すぐに国が動いてくれるわけではありません。

だったら、神田外語グループが率先してやればよいのです。大学、学院で、学習習慣をしっかり身につけ、外国語を話せて、異文化を理解する姿勢を持った若者を毎年約2,000人社会に送り出していく。2,000人の積み重ねはきっと日本を変えていく力になるはずです。

メジャーリーガーのイチローがインタビューでこんなことを言っていました。

「『何かのために』は聞こえは良い。でも時に思い上がっているように思える。人間関係においても言えることだが、誰かの『ために』やろうとすると厄介な問題になることがある。しかし、誰かを『思い』何かをすることには、見返りを求めることもなく、そこに愛情が存在しているから不幸な結果になることが少ないように思う。昨年の3カ月だけだったが、ヤンキースは『思い』を強く持たせてくれた組織だった」

「今はまだ色紙に一言と言われても書けない。大切にする姿勢や哲学はあるが胸を張って一言残せるほどの自分ではない。偉人の言葉を引用する年配の方がいるがあれはダサいと思う。拙い表現でも将来自分の言葉で伝えられたらなと思う。しかし結局、言葉とは『何を言うか』ではなく『誰が言うか』に尽きる。その『誰か』に値する生き方をしたい」(※1)

これからどんな時代が訪れて、そして次は何が必要とされるのでしょうか。僕には、まだ見えていません。だからこそ、その何かがふと見える日まで、僕は学び続けていきたいですね。(6/6)

佐野隆治(さのりゅうじ)
昭和9(1934)年東京生まれ。慶應義塾大学法学部中退。昭和38(1963)年、神田外語学院の前身であるセントラル米英語学院の経営に参画、以来、神田外語グループの発展において中心的な役割を果たす。昭和63(1988)年に学校法人佐野学園の第3代理事長に就任。平成22(2010)年、会長に就任する。平成29(2017)年3月永眠。享年82歳。

  1. 「イチロー惑わず」(日本経済新聞2013年2月13日39面より)
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写真撮影:塩澤秀樹
取材・文:山口剛

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