神田外語グループのいしずえを築いてきた人々

第18回 赤澤正人神田外語大学第4代学長『国際舞台を目指す学生に道を示す』

「このことわざは英語で何て言うんだい?」
経営者であり、教育者だった佐野公一先生

中学や高校では大人数のクラスで英語を学んでいましたが、神田外語学院はとても少ない人数でした。人数が少ないから、すぐに指されたし、話さなくちゃいけない。あぁ、本当の英語の教育というのは、こういうものなんだと思いました。学院では、当時から使える英語の教育を実践していたのです。授業についていくのは、なかなか大変でしたよ。

学院に行くと佐野公一先生にお会いします。公一先生は、教育者であり、経営者であった。その両方を兼ね備えた方だったと思います。幼い頃感じた厳しさは変わっていませんでしたね。頑固そうでした。頑固一徹で、何かをやり始めたら徹底的にやり遂げるという感じです。

ある時、学院でお会いすると、公一先生は辞典を広げて、日本語のことわざを英語に翻訳しようとされていました。「これは英語でなんて言うんだろうね。英語で適訳がないけれど、どう訳したらいいかね」とお聞きになられました。ご自分でも英語教育に関心を持って、そういう風に勉強をされていました。

昭和43(1968)年4月、私は外務省に入省しました。それからは海外勤務も多かったのですが、日本に帰国するといつも公一先生、きく枝先生のところにはご挨拶にお伺いしていました。もちろん、学院の事務長をされていた佐野隆治会長にもお会いしていました。経営感覚に優れた方だなという印象が強かったですね。若い頃にご苦労されて、実体験から磨かれた経営感覚です。とりわけ、公一先生が亡くなられてからは、その感覚がさらに鋭くなっていったように思います。

外務省時代、私の第一外国語は英語でしたので世界中に行きました。米国、ケニア、カナダ、ペルー、オランダ、パキスタン。ドイツのデュッセルドルフでは総領事を務め、平成10(1998)年1月に中南米のドミニカ共和国の特命全権大使を拝命いたしました。(2/10)

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写真撮影:塩澤秀樹
取材・文:山口剛

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