President message

学長メッセージ

グローバル化が加速する世界で、
たくましく生きる学びを提供します

神田外語大学 学長 宮内孝久
みやうち・たかひさ/1950年東京生まれ 1975年早稲田大学法学部卒業。1975年株式会社三菱商事入社。1988年-1991年サウジアラビア・リヤド駐在。1996年-1999年メキシコ塩田事業経営に携わる。2016年代表取締役副社長退任。2018年より学長に就任。

次代を生き抜く力とは
自ら進んで考え自ら能動的に進むこと。

君たちは今後、否応なく、グローバリゼーションがさらに加速する世界を生きていくことになるでしょう。より良く生きるための力を養うことは、これからの大学に求められる重要な使命なのです。本学において、学生たちが獲得できる“生きる力”とは何か。私は特に、3つの力を挙げたいと考えています。
1つめは、前章でも紹介した、物怖じしない姿勢です。2つめは、異文化や他者をリスペクトする意識。そして3つめが、クリティカルシンキング、つまり批判的な思考です。これら3つの力は、時に過酷な世界で自らを表現し、闘い、たくましく生きるうえで、大いに役立ちます。
では、なぜ本学は学生の成長を促すことができるのでしょう。それは、リベラルアーツ教育に力を注ぎ、コミュニケーション能力を養い、そして学生たちに自ら考えることを習慣化する取り組みを行っているからにほかなりません。
地球共同体という考え方があります。今後、さらに世界の人々の交流は促進され、まさに地球を一つの共同体として認識する傾向はますます高まっていくことでしょう。その時、コミュニケーション能力は大いなる武器となります。自分の意見を相手に伝え、発信し、異なる文化的背景をもつ人々と議論する。その積み重ねは、きっと人生をより醸成させていくことでしょう。

2017年春、自立学習施設
「KUIS 8(クイスエイト)」が誕生。

2017年4月、8号館が誕生しました。教育施設「KUIS 8(クイスエイト)」です。これはSALC(Self-Access Learning Center)やELI(English Language Institute)などの施設が集まる自立学習施設で、学生たちの学びをさらに充実させるものとして大いに期待しています。設備も充実し、学生の向学心に応える理想的な空間です。
神田外語大学では、開学から学生が自ら積極的に学ぼうとする自立学習の姿勢を重視してきました。その理念を最新の技術で具現化したのが、新しい「KUIS 8(クイスエイト)」なのです。教室以外で、教員や先輩、後輩、留学生たちとコミュニケーションを深めていきます。
共に学び、教え合うことは、ひとりで勉強する時とは異なり、刺激し合い、能力を高めあうことができるという大きなメリットがあります。 設備というハード面においても充実を図っていますが、何よりもソフト面で常にアップデートしていくことを目指した施設です。持続的に成長する空間でありたいと考えています。ビジネスの世界では、まさに日進月歩で技術革新が進行しています。そのトレンドをとらえるソフトで、学生たちにリアルな世界を体感して欲しいという狙いがあります。大学にいながら、実社会の今を吸収できる。神田外語大学には、語学だけではない魅力、学生が自ら次代へ飛躍するための施設があるのです。