STUDY ABROAD
2023/07/05
本日の学習テーマ 【1.アーユルヴェーダ インドの伝統医療 2.Warli Painting 3.ブロックプリント体験】
DAY 9からはインド文化に触れる多くの機会がありました。Day 9は、インドの伝統医療であるAyurvedaについて学びました。Ayurvedaの施設を訪問し、インドの古代哲学と深く関わりのあるインド医学について講義を受けた後、学生はヘッドマッサージやフットマッサージを受けました。午後は簡単なヨガも体験しました。
DAY10は、Symbiosis大学のデザインスクールでインド伝統のWarliアートについて学び、学生の皆さんは大学から提供された材料を利用してWarli paintingを実際に描きました。皆さんの作品の質の高さに現地の先生もびっくりしたようです。続いてインドの織物産業を支えてきた伝統的なBlock Printingについて説明を聴き、各自が日本から持ってきた白いシャツにオリジナルのblock printing模様をつけ、世界に一つだけのシャツをデザインしました。
午後はインドの伝統衣装であるサリーについて学び、Symbiosis大学の先生が準備してくださったサリーを試着してたくさんの写真を撮らせていただきました。この日もインド人のbuddyが一緒にセッションに参加してサポートしてくれたおかげで、学生達はより深く、より楽しくインドの伝統デザインについて学ぶことができました。
この二日間は、朝早くから移動しながらインドの伝統文化の様々な側面を学ぶことができました。学生の皆さんもかなり疲れていると思いますが、彼らが笑顔で楽しみながら学ぶ姿を見て私も幸せな気持ちになった二日間でした。
竹の道の中で初めての快晴を迎えました
9日目、私たちはアーユルヴェーダを学びに行きました。目的地に着き、竹がたくさんある道はインドで見てきた景色の中でも上位に入るくらい綺麗でした。その時インドに来て初めて澄んだ青い空を見て、みんな嬉しい気持ちになっていたと思います。眺めのいい部屋に通され、話を聞いた後に天然のオイルでヘッドやフットのマッサージをしてもらい、私たちはとても良い気分でした。オイルは初めて嗅いだ香りでしたが、私には落ち着く好きな香りでした。昼食のカレーはインドで食べた中で一番美味しくて、たくさん食べました。
面白い光景
その後にアーユルヴェーダのレクチャーを受け、みんなでヨガをしました。私は10分くらいすると腹痛が治ると教えて貰ったポーズが印象的で、日頃から使っていこうと思いました。そしてそこにはたくさんの牛がいました。耳が大きくて、中には身体が小さくて可愛い模様をしているものもいました。彼らの優しい目を見て大切に飼われていることを感じました。マッサージのおかげか、夜はよく眠ることができました。
My Warli Painting
warli painting をやりました。この絵は紀元前3000年前からあって壁や家に模様として描かれていました。人々の生活が主に描かれており、その時代の背景がよくわかります。人の顔が描かれてないため単純な棒人間のような感じです。
性別だけわかるようになってから女の人の頭にはお団子、男の人には頭にポニーテールのような線を描いて区別をしてます。最近は近代化が進んでおり、絵師たちは飛行機やロケットを描いた作品を出しているそうです。
ブロックプリントのやり方を教えてもらっているみんな
10日目の今日は、インドの伝統工芸である「ブロックプリント」というものを学びました。今日使おうと思っていた服が乾いてくれるか心配でしたが、インドの暑い気候と涼しすぎるバスのおかげで、無事に乾いてほっとしました。最初に、プロの職人さんが木のはんこを順番に押していく動画を見せてもらいました。あまりにもポンポンとテンポ良く押していくので、私達にも簡単に出来るのかと思いましたが、想像以上に難しかったです。
出来たTシャツを持って一列に並んで、どのカメラを見ればいいのか分からないみんな
すごく限られた時間でしたが、みんなそれぞれ、デザインや色の使い方に個性が溢れまくっていてすごく面白かったです。ハンコの数も少なかったですが、みんな譲り合っていて喧嘩にならなくて良かったです。みんなとてもかわいいTシャツを作っていました!!
本日の学習テーマ 【1.学校訪問 2.インド映画鑑賞 3.Shopping!!】
Day 7はインドの田舎にある学校を訪問しました。豪雨で市街を歩くのは困難だったため、Heritage Walkの代わりに田舎の学校を訪問することになりました。貧しい地域にある学校では幼稚園児から高校生までの生徒が我々を歓迎してくれました。校長先生によると、ほとんどの生徒は山奥の町から毎朝5~6キロを裸足で歩いて登校している、とのことでした。学校は政府からの支援が十分に得られず、NGOからの支援でなんとか子どもたちに教育活動を行っているそうです。
そんな学校で本学の学生は、折り紙を折ったりパソコンを使ったりしながら生徒たちと一緒に過ごしました。暗い教室の中で我々を見つめる生徒のキラキラとした眼差しを見て、今後も継続して何か支援ができないだろうかと思ったのは私だけではないと思います。バスに乗り込み、バイバイと手を振る現地の子どもたちを見ながら「もうちょっと一緒にいたかった」とつぶやく本学の学生の寂しい顔を見て、「その気持ちを一生忘れないでほしい」と思いました。
Day 8の午前中はようやく休憩時間を取ることができました。連日のハードなスケジュールで疲れも溜まっていたことから、日曜日の午前中はレージモーニングとして休憩を取り、午後はインド人のBuddyと共に現地のショッピングモールに行って買い物や食事をしました。学生の皆さんはこのBuddyとの買い物が待ち遠しかったようです。ただ、翌日は朝9時から次の予定が入っているため、十分な休息が取れるよう夜9時頃にはホテルに戻りました。
連日の雨模様と、なかなか慣れないスパイス系の脂っこい食事にもかかわらず、毎日明るく元気にプログラムに参加してくれる学生たちを誇りを思った二日間でした。
名前をヒンディー語で書いて貰った写真
田舎の学校を訪問しました。到着してからは、折り紙を教えるグループとパソコンを教えるグループの、2つに分かれて行動しました。私は、コンピュータを教えるグループでしたが、教えるためのバスに乗り込む際に後ろから女の子たちが話しかけてくれて、そのまま女の子たちの教室で話をすることになりました。子供たちは人懐っこくて、心が温かい人たちばかりでした。私たちの名前をマラティ語で書いてくれたり、たくさんの写真を一緒撮りました。
学校で出会った生徒たちと撮った写真
音楽をかけて一緒に踊ろうと言われた時や、私たちがあげるべきなのに、逆に子供たちからネックレスやリングをもらった時は、少し戸惑いました。しかし思い返すと、全てが最高の思い出で、一生の宝物となりました。またこの学校に、毎日5キロメートルを徒歩で通っていると聞いて、とても驚きました。より子供たちが快適に自分たちが学びたいことを学ぶ教育の機会が増えて欲しいと感じました。
インド映画鑑賞の様子
学校を訪問した後は、バディーと一緒にインド映画を鑑賞しました。私は初めてインドの映画を見たのですが、そのユニークさに圧倒されました。日本の映画は無言の間を大切にする傾向があるのに対し、インドの映画は歌やダンスが絶えず、ミュージカルを見ているようでした。また、次々に場面が変わり、アクションシーンなどの派手な演出からコメディー、恋愛まで、一つの作品で様々なジャンルを楽しむことができました。しかし、私が面白いと感じた場面とバディー達が笑っていた場面は違っていて、国によって「面白い」の価値観は違うのかなと思い、興味深かったです。
バディーに日本のお菓子を紹介
映画を通して、インドの文化や価値観に少し触れることができた気がしました。
その後はバディーに日本から持ってきたお菓子をプレゼントしました。「ぽたぽた焼き」が人気でした。喜んで食べてくれている姿を見て嬉しかったです。また、大学を案内してもらったり、おにごっこをしたりしてバディーと沢山交流できた一日でした。
ショッピング
今日の午前は休憩でした!午後からはインド人Buddyと一緒に大きなショッピングモールに行きました!下町とは違いとっても大きく、広かったです!ショッピングできるのは最後だったので、各々買いたいものが買えたと思います。
Buddyとコミュニケーションを多くとる事ができたのでとても楽しかったです。バディと会えるのが最後の日になる人もいたので、楽しく過ごせました!
本日の学習テーマ 【1.shining women 2. interacting with Slam Children】
Day 5とDay 6では、インドの貧困層の子どもや女性を支援するNGOから話を聞き、活動を観察し、さらに学生自らも参加する機会を頂きました。 私自身、高校時代に「人生について考えたいならインドに行きなさい」とある先生がおっしゃっていたことを今でも鮮明に覚えていますが、この二日間の活動を通してその言葉の意味を少し理解できたような気がします。
下の写真やコメントからも分かる通り、我々が普段の生活で常識だと思っていることはここでは何の意味も持たないということ、明日がない生活がどのようなものか、を見て感じることが出来ました。そんな状況でも笑顔を絶やさないインドの子どもたちヤ女性の方々の姿は印象に深く残っています。
本学の若い学生たちが現地の子どもたちに寄り添おうとする姿勢や笑顔で関わる様子を見て、指導者として大変誇りに思いました。私が18歳だった頃のことを振り返りながら、どこからこのような勇気が出てきて、スラム街の子ども一人一人に笑顔で接することができるのか、と尊敬の念を抱きました。誰一人として嫌な顔を見せず、少しでもインドの子どもたちと関わろうとする真摯な姿勢、またその子どもたちから教えてもらった生きることの意味、学ぶことの大切さを今後も忘れず、勉学に励んでほしいと願った一日でした。
今日は家庭内暴力や、家事労働で苦しむ女性の話を聞き、実際にたくさんの女性と会うことが出来ました。血が出るほど暴力を受けた方や休みなく働かされる女性の話を聞き、同じ女性として「女」であることを理由に理不尽に自由や幸せを奪われることに胸が苦しくなりました。しかし、実際に会ってみるととてもあたたかい人ばかりで国や言葉の壁を超えて心の繋がりを感じることが出来ました。日本は、地域のコミュニティーなどはあまり活発ではありませんが、この場所では家族の様な雰囲気がありました。とても素敵な空間の中で貴重な体験が出来ました。
(國分花音)
今日は、人生で初めてスラムに足を運びました。実際に足を運ぶ前までは、貧困地域に居る子供達は可哀想だというイメージを持っていましたが、自分の目で彼らを見た際に、沢山の希望とエネルギーを感じ取ることができ,本当の幸せを痛感することができました。この機会で生きる意味と人生について改めて考えさせられました。
(Aliya Lockett)
本日の学習テーマ 【1.Indian Cooking Workshop 2.vedic mathematics 3.lesson about the role of NGO】
今回習った料理…
サモサ チキンカレー セヴィヤンキール
( サモサ…スパイシーな具を皮で包み、揚げたもの / セヴィヤンキール…甘いデザート )
普段私たちの身近な存在である「食」の文化を通して異文化交流することができました。
チキンカレーは日本にもインドにもある料理ですが、調理工程が全く違うことに驚きました。日本ではルーをベースに調理しますが、インドは何種類ものスパイスを組み合わせて調理します。調理方法だけでなくコツを教えてもらったり、お互いの国の料理について話し合ったり、コミュニケーションを取りながら学ぶことができて楽しかったです。
(下薗 海衣奈)
私たちが学んできた計算の仕方とは全く違って、とても分かりやすい計算の仕方を教えてもらいました。私が1番印象に残ったところは×11と×99の計算です。×11は10の位と1の位の間にふたつの数字を足した数を入れるだけで答えが導き出せるのでとても驚きました。×99は少し難しかったですが、コツをつかめば簡単に解けるのでとても楽しく数学を学ぶことができました。
(江原 伊吹)
4日目の午前中に、インドの社会構造とNGOの役割についての授業を受けた。最初に、先生からあるストーリーを聞いた。そのストーリーは、豊かな男のバナナ農場に仕える男が、農場で捨てられていた小さなバナナの苗を持って帰り、バナナが大好きな息子にあげたというものだった。息子は愛をこめて大きなバナナの木に育て上げるが、最後は、豊かな男がそれを見てバナナの木を、自分の農場に持って帰ってしまうという話だったが、そのストーリーから正義とはなにかについて考えた。先生からはRightsの話もあり、豊かな男はどうするべきであったか、また息子の立場になってどう感じるかなどを考える場面では、生徒それぞれが正義について考える有意義な時間となった。今回の授業を踏まえて、自分の中で正義というものに向き合い、明日のNGO訪問に参加しようと思う。
(片桐実咲江)
GLA学部1年生が、6月下旬から2週間の海外スタディツアーに渡航中。
インドからのレポートをお送りします!
India Day 1&2
学習テーマ【1.街中の様子 2.バディーとショッピング 3.バディたちとのショッピング中に起こった出来事】
山から降りて街の方に行きました。信号機がないので大量のバイクがクラクションを鳴らしているのが、日本ではありえない光景でした。バイクを静止させて道路を突っ切るのが怖かったです。瓦礫やゴミが積み重なっていました。人口が多いのでそれぞれの統率を取るのが大変なのかなと思いました。
もっと街中を観察したいです。
(柿崎杏夏)
町で60ルピー、日本円にして105円の物を買う際にバディーの人たちが店員にこの値段はおかしい、高すぎる、どこから輸入したのと軽い口論になりながら値引きをしていた。
インドの物の価値を知らない、私たちにとって100円というお金の価値はすぐに出してしまうが、バディーたちはこの商品にこのお金の価値は高すぎると、店のボスを呼んでしまうほど私たちを守ってくれた。また毎回買い物をする際バディーがお金の計算方法やお釣りなどを確認してくれて助かった。
地元の人たちは、私たちを珍しそうに沢山見ていた。なぜ見られるのかバディーに聞いたところ、日本人はバイオシスの大学に1人いたけど、その他は居ないからすごくレアで見られるんだよと教えてくれた。これからの研修では、お金の価値観も踏まえ、自分の固定概念や偏見を全て取り払って新しい目で物を見ていきたい。
(榊鞠花)
バディたちにプネーのマーケットを紹介してもらいながらショッピングを楽しんでいる中、私の中で様々な感情が交錯した。
アクセサリーを探して歩いていると、後ろから腕を叩かれた。振り返ると小学校低学年くらいの男の子がナプキンを買わないかとせがんできた。この男の子は裸足で街を歩き回っていた。そして幼い妹をも連れて歩いていた。私はこのような子供を実際に見るのは初めてだったため返答に戸惑っていると、バディたちからしっかり断って無視をするよう言われた。
バディたちが言うようにしっかり断っても子どもたちは私たちから目を離さずどこまでも腕をトントン叩きながらついてきた。私は子供達にご飯を食べさせてあげたいという気持ちと、ここでお金を渡してしまうとどこまでもついてきてしまうのではないかという複雑な気持ちで胸が痛くなり今にも泣き出しそうになった。断り続け逃げることしかできない自分に情けなさを感じた。このことがあってから、あの時自分には何ができたのか、自分にできることは何なのかを考えている。
この出来事の後も何人かの子供やおばあさんに身につけているものやお金をせがまれた。午前中に見学しに行ったSymbiosis大学の本キャンパスが発展していて立派だったこともあり、意外とPuneは発展した街なんだと思っていた。しかし、マーケットでの出来事があり、インドの格差と貧困を身に染みて感じた。今後の活動も一つ一つの経験を大切にして自分に問い続けることを忘れないでいきたい。
(植本空楽)