STUDY ABROAD

《フィンランド留学学生レポート10月号》peeps/magazine for teens/October

2023/10/16

1か月の生活費を大公開

1€=158円

海外での新生活。実際にどのくらいお金が必要なのか!私たちの支出内訳を公開します!ぜひ参考にしてみて!

※こちら、生きていくための最低の費用となっております。

家貨  : 306€~355€

食費  : 100€(外食抜き)

交通費 : 5€- 10€

(夜や雨の日にバスを利用。一回1.5€)

通信費:  10€

(寮と学校はWi-Fi!外で必要な時だけ購入)

雑費:  30€

日用品や勉強道具を買うことが多い!

計 : 456~505€

 

9月はエストニア旅行に行ってきたよ

一泊二日の旅の支出も紹介します!!

 

交通費: 

どちらも往復の価格

・バス(ユパスキュラーヘルシンキ)50€

・フェリー(ヘルシンキーエストニア)60€

宿泊費:  25€(ホステル)

食費: 50€

カフェ:  20€

お土産:  10€

 

ルームメイトと自分にチョコを買ったよ!

ニット系の雑貨は結構お高めだったイメージ

お友達の作り方

新生活の第1関門はやっぱり人との関係性作り。よ〜し外国人のお友達をたくさん作るぞ!と意気込んだものの、うまくはいかず…。何人できるかな??

< バー・クラブ編 >
留学生が最初に関係性をつくる場所がなんバー!もしくはクラブ(踊る方ね)
日本で誘われても行かないのに海外になんて行ける気がしない・・。という感じで!なかなか腰が重くて….。しかも、彼らは飲みに行く前に0次会を開いて、酔いをガンガン回らせにかかるんです。
もう、お酒弱者としては手に負えない!
お酒に強いAmiは体験しに行っていたので、感想を聞いてみましょう!

バーはどうだった?

一つの経験としてはいいと思う!
全力でノッていかないと逆に疲れる
んーもうしばらくいいかな(笑)

< サウナ編 >
きっとこれはフィンランド限定だよね。寮についているサウナには、一日の疲れを癒しにみんなが集ってきます。サウナに入るとみんながHi!と挨拶。そこからなんとなく、スモールトークがまったり、実際に、前回のサウナでは四人の方と交流できました!身も心もオープンな空間なので、私的に一番自然体で気を張らずにコミュニケーションできる素敵な場所です。最近は、滞在6年目の中国の方と、フィンランド出身の博士の方にホームシックの悩みを聞いてもらいました(笑)

< 授業編 >
真面目な繋がりの場と言ったらやっぱり授業。グループワークやディスカッションが多いこっちの大学では日本以上に関係性が作りやすい。ただヨーロッパ圏の大学ということで、近隣の国からきている留学生がすごく多いので、ドイツ人!スペイン人!フランス人!と国ごとにかたまっている時も多い。お願いだから英語で喋って〜!

フィンランドの学校ってどんな感じ?

教育大国と言われるフィンランド。なんで教育が強いの?何が違うの?を解決するため、現地の小学校で教育実習に挑戦しています。学習の環境づくりから子供たちの意識まで!どっぷり勉強していくよ〜!

カリキュラム
フィンランドの小学校の時間割は結構特殊!曜日によって始業時間も終業時間も全然違うし、教科もHR担任が自由に決めるから毎週ぐちゃぐちゃ。週ごとに発表される時間割を頼りに行動する感じです!

こちらが基本的な1日の流れ

8:00~9:25 1時間目
休憩15分
9:50~11:05 2時間目
休憩 15分
11:20~12:50 3時間目
休憩 25分
13:15~14:30 4時間目

・1つの授業の時間が長い
・1時間目と4時間目はない日もある
・全ての授業間に遊べる時間がある!
・拘束時間は4~5時間と短め
・3時間目の途中にお昼休憩が!!

全体的に自由で、学校よりも学童のイメージに近いと感じました!家みたいにリラックスしているから、長時間授業に集中できるのかな?!

学校環境

とってもアットホームな雰囲気に包まれています。そんなリラックス環境は子供だけでなく教員にも!

① 服装や身だしなみは自由!
Tシャツ・ジーンズなど
② 職員室はカフェテリア的な感じで、休憩する場所(個人の仕事部屋が教室の脇についています。)
③ 教育実習生がつくので、雑務を分配して自分の時間が多い!

海外で学ぶ。

留学して、海外で学ぶ理由って何だろう。もちろん言語を学びに行く人もいるけど、私達みたいに具体的なテーマを持って学びに行く人も沢山!世界的に見ても日本の教育環境って恵まれているのに、わざわざ海外に行くのはなんで?

〇深く学べる場所がソコだった。
教職課程で学ぶ中で、日本教育が目指すべき姿は何だろう?と疑問に持ち始め、もっと学びたいと思ったのがきっかけ。そうと決まれば教育大国フィンランドでしょ!ということでフィンランド留学を目指し始めました!留学に行くこと自体ではなくて、目的をより大きく達成できる場所がたまたま海外だった。
という感じです。外語大への進学を決めた時は、専門的なスキルじゃなく英語し
か身につかない、という部分を懸念していたけれど、結果的に英語を勉強していたからこそ、フィンランドで教育を学ぶというチャンスを得られたので、そういう意味でも語学は可能性を広げると実感しているよ!

〇自分を試したいっ
普通に中学・高校・大学と進学して、次に待っているのは就職。時間の経過に併せて
それなりの事をして、いつの間にか大人になっていることに気づいた。「大きくならなきゃ」と漢然と考えているときに目の前に出てきたのが留学。親元を離れて暮らすことも初めて、海外での長期滞在も初めて、何もかもが自分試しな新生活。日本の素敵なところや家族・友人のありがたみ、衣食住の大切さを日々痛感しながら生きております。自分試しに留学は本当にオススメ!(笑)

〇より広く見つめなおせるから!
海外にでてみると、想像したことのない見方を持っている人達と出会うことができる。日本では考えられない生活・環境・キャリアをバックグラウンドに持っている人と学ぶと、新しい意見や御値観に
揉まれて、自分が持っていたはずの考えをぐちゃぐちゃにされる!その結果、これまで見えてこなかった気づきを沢山ゲットできると感じるよ。
以上三つが私の思う「海外で学ぶ」につながるモノです!皆さんはどう考えますか?

Let's Interview Emmi from Finland

来年からフィンランドで教員になるEmmiにインタビューしてみたよ!フィンランドの教育について学んで、その教育をこれから担っていく彼女の考えの中には、日本にもつながるヒントがあるかも!
(フィンランドの教職課程は実習が本当に多くて、Emmiはほぼ毎日小学校でアシスタントをしています)

Q1:なぜ小学校の教員になろうと思ったの?
得意数科も苦手な教科もなかったから!フィンランドの小学校では担任の先生が全科目の授業を0からデザインするから、知識に偏りがあると生徒にも影響が出てしまう。
02:フィンランド教育の強みと課題は何だと思う?
自由な教育システムは生徒それぞれに適したものに変えやすい一方で、教員個人の主観が強くなりやすいのが間題だと思う。得られるスキルに差が出ないようにすべき!
03:これからの教育はどうなっていくと思う?
やっぱりメディアとデジタルスキルはこれからの社会で生きていくために必須になる
学ぶツールとしてはもちろん、学校でもサポートしなくちゃいけないと思う。
教育のニーズにこたえるには、教員自身が時代の変化に柔軟に対応していかないと!

Toshi-san from Japan

兵庫の高校で国語教師をされていたトシさん。現在は、大学院のプログラムでユバスキュラ大学に留学されています。トシさんのキャリアはもちろん、現場で働かれていたからこその見方やフィンランドでの生活まで、沢山インタビューしてきました!!ちなみに、トシさんは留学生のなかで一番の人気者なんです!

 

01:なぜ留学を決めたんですか?

進路指導する中で、高校教師は日本の大学への進学・大学での留学を勧めがちだけど、高校卒業後すぐの留学でもいいじゃないか!と思ったから。まずは自分が留学を経験して、ちゃんとサポートできるようになる必要があると思って挑戦しています!

Q2:友達が多いトシさん!交流で心がけていることはありますか?

「相手の熱量に合わせていくこと!」。盛り上がっている時は、相手以上にアツくなって、しんどそうにしている人がいたら空気観を合わせて声をかける。寄り添う心が大切だと思います。

03:留学生活で辛いと感じるときはありますか?

留学生のパーティー文化は体力的にしんどい(笑) あと、日本で飼っている犬も恋しくなります。

真面目なところで言えば、ウクライナの留学生に話を聞くと辛くなりますね・・。

 

皆さん!インタビューはいかがでしたか?今回は少し角度を変えた方々にお話しを聞いてきました!

教育への考え方もキャリア形成の考え方も人それぞれ!納得解・最適解を探す旅は長そうです…(笑)

編集後記

今月号も最後まで読んでくださりありがとうございました!さて、フィンランド生活もあっという間に二か月が過ぎ、秋のど真ん中。
こっちは日に日に寒くなってきました。今月からは学部の授業が本格化し、終わりの見えない課題に押しつぶされそうになりながら、なんとか生きております。記事にも書いた通り、しっかりホームシックにもなりましたが、二週間ほどで回復!長期留学する人は、しんどい時期はくるものだと覚悟してから行くことをおススメします(笑)
来月は学期の前半戦が終わるころなので、きっと最終課題に悶えていることでしょう。ちゃんと楽しいコンテンツとして皆さんにお届けできるか心配なところですが、頑張ります!

それでは、また11月にお会いしましょう〜!質問や内容リクエストなどあれば、ドシドシInstagramまでお寄せください!