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【インタビュー】東海大学 工学部 航空宇宙学科 航空宇宙学専攻 2年次編入学合格!

2021.12.08
▲英語専攻科2年 柴田大輝さん(埼玉県立白岡高校出身)と編入支援チームの近藤未佳子先生

専門学校などの卒業生が4年制大学の3年次または2年次として進学できる「編入学制度」。秋から編入学試験も本格化し、続々と合格の知らせが届いています。今回インタビューしたのは、東海大学 工学部航空宇宙学科 航空宇宙学専攻2年次に合格した英語専攻科の柴田大輝さん。編入学試験に向けてお世話になった編入支援チームの近藤先生にも同席いただき、インタビューをしました。

▲「本当に自分はまわりに恵まれていました」と語る柴田さん。毎日継続して勉強をつづけたひたむきさと周囲からのサポートが合格の要因だったのかもしれません。

将来の夢であるパイロットを志したのは初めて飛行機にのった幼少期の北海道旅行。「飛行機を降りるときに搭乗橋から見えたパイロットの姿が本当に格好良くて。その光景は今でも忘れられないです」と語る柴田さん。当時中学生だった彼のもとに飛び込んできたのが「防衛省のパイロットである油井 亀美也さんが宇宙飛行士として宇宙に飛び立った」というニュース。「自分もパイロットとして宇宙へ行く」というさらなる目標ができてほどなく、彼は大学受験を迎えます。

―神田外語学院に入学した経緯を教えてください。

(柴田さん)パイロットという自分の夢を叶えるためにも、東海大学の航空宇宙学科は高校時代から第一志望でした。しかし高校生だった当時は「自分が受かる訳がない」と挑戦さえしようとしませんでした。飛行機の研究ができる大学をいくつか受験しましたが上手くいかなくて。まわりのクラスメイトが次々に推薦で進路が決まっていく姿を見て、とにかく焦っていましたね。そんなときインターネットで偶然見つけたのが神田外語学院でした。専門学校からでも自分の行きたい大学を目指せると知らなくて。ここでもう一度頑張ってみようと思ったんです。

―編入支援チームにはじめて相談に行ったのはいつですか?

▲理系大学を目指すうえでどのように対策をすればいいのかを丁寧にアドバイスしてくれた近藤先生。何回もカウンセリングに通い詰めました。

(柴田さん)はじめて編入支援チームに足を運んだのは1年生の9月です。語学の専門学校でしっかりとした編入学試験対策ができるのか、最初は不安でしたね。自分は理系大学を目指していたので。編入支援チームの先生紹介を見て、理系大学の試験対策を指導できる近藤先生を見つけたときはほっとしました(笑)。近藤先生には、大学受験範囲の数学や物理でわからないことを教えて頂いたり、小論文の添削でもお世話になりました。あとは面接で想定される問答集を作ったのですが、その回答まで添削していただきました。

―柴田さんが合格を掴んだ要因は何だと思いますか?

▲文系大学を卒業後、メーカーに就職した近藤先生。その後、ものづくりの研究のために建築学科に学士編入し博士課程まで修了した経歴が。幅広い分野をカバーできる心強い先生です。

(近藤先生)理系大学への編入学相談は年に数名いますが、その大変さの実態を説明すると多くの学生は諦めてしまいます。編入学試験合格において能力は二の次。成功する人の共通点は「いかにやり抜けるかどうか」。そういった意思の強さが柴田さんには最初から備わっていました。彼はしっかり編入学について自身で調べていましたし、何より大学でやりたいことが明確でした。それに友人にも恵まれていた印象がありますね。仲間同士で問題を出しあったり、お互いに切磋琢磨しあっている学生は強いです。

―編入学試験の対策で最も頑張ったことは何ですか?

▲勉強に行き詰ったときに息抜きとなったのが、現役宇宙飛行士やパイロットの動画チャンネル。特に理系の勉強は辛いときもあったけど、自分の憧れに近づいていると思えば頑張れました。

(柴田さん)理系の勉強には力を入れていましたね。1年生の秋からは1日3時間は勉強をしていました。最初のカウンセリングで近藤先生にそれくらい勉強しないとって言われたので。30分勉強したら5分休憩というサイクルを繰り返してました。大学受験範囲の学習はインターネットの解説動画が非常に役に立ちました。それでも分からないことは近藤先生や工学系の大学に通う友人の力を借りていました。友人とは夏休みに週2回は連絡をとっていたと思います。彼には感謝を込めて今度ご飯をおごる予定です(笑)。

―神田外語学院の授業で編入学試験合格に役立ったものはありましたか?

▲神田外語学院の伝統でもあるEIC(国際コミュニケーション英語)。外国人教員から英語で英語を徹底的に学ぶ授業です。

(柴田さん)EICの授業は最初本当に大変でした(笑)。どう勉強していいか悩んでいたときに編入支援チームの先生から良いアドバイスをもらって。授業中に英語で言えなかったフレーズをメモして、次の授業では言えるように書き溜めていました。今では自分の言いたいことはあらかた英語で伝えられるようになったと思います。小論文対策の授業も役に立ちました。自分が書いた小論文を添削してもらえるだけでなく、グループで発表し合う時間があって。「他の学生はこうやって小論文を書いているのか」ととても参考になりました。

―編入学を目指す学生たちに柴田さんの合格ストーリーから伝えたいことは?

▲柴田さんが編入支援チームに足を運ぶたびに応援していた近藤先生。その期待に応えようと柴田さんも試験対策に打ち込みました。

(近藤先生)語学の専門学校から語学系の大学に編入学する。そのような学生は多いですが、果たして自分は本当にそれがしたいことなのか、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。柴田さんのように、努力次第で皆さんの可能性は無限大に広がっていますので!チャンスを逃さないためにも1年生ではとにかく視野を広げてみてください。あとはまず編入支援チームに足を運んでみてほしいですね。いろいろな経験をしている教職員がたくさんいるので、編入学に限らず人生相談でも全然いいんです。将来自分はどんなことをしたいのか、私たちに気軽に話に来てください。

―これからどんなことに挑戦したいですか?

▲東海大学の編入学試験の過去問を眺める柴田さん

(柴田さん)神田外語学院で鍛えた英語力を試すためにも、大学では留学に挑戦したいです。あとは宇宙の天体観測部やグライダー部などのサークルにも入ってみたいですね。実は今まで航空工学系の大学を卒業してパイロットになった人って少ないみたいで。でもあえて自分はこの分野を大学でしっかり研究したい。未来の飛行機の開発にも携わることができるパイロットになりたいんです。そしてその夢を叶えたあとは、宇宙へ行くこと。それが今の自分の目標です。

「現在自分の将来の選択に悩んでいる人がいたら、ぜひ挑戦する道を選んでほしいです。そのときの自分にとってベストな選択を考えてみてください」と語ってくれた柴田さん。憧れの大学への編入学合格、本当におめでとうございます!

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