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ポルトガル語勉強してスペイン語を理解する

2018/03/24

こんにちは、ブラジル・ポルトガル語専攻の市川です。

ポルトガル語とスペイン語、実はとても似ていることをご存知でしょうか。

もともと同じ国だったこともあり、発音や文法、また単語も共通点が多い言語なのです。

ブラジル・ポルトガル語専攻

私が大学で学んでいるのは、主にブラジルで話されているポルトガル語で、ポルトガルのポルトガル語とは同じ言語であって少し違います。

例えるならイギリス英語とアメリカ英語の違いといったところでしょうか。植民地化の歴史の影響もあり、南米でもブラジルではポルトガル語を、その周りのメキシコやアルゼンチンといった国々ではスペイン語が話されています。

ポルトガル語勉強してスペイン語を理解する

ちょっぴり不思議なタイトルですが、これ、本当なのです。

私は3年次にブラジルへ留学した際、リオデジャネイロに旅行をし、現地の一日観光ツアーに参加して10名程の参加者と共にリオを観光しました。

ツアーの参加者が南米のスペイン語圏出身の方ばかりで、まさかのガイドさんもペルー出身・・・ツアーの案内がスペイン語で行われました。

私の専攻語はポルトガル語なので困ったなと思いましたが・・・しかし、びっくりするほど聞き取れました!

さすがにツアーの後半からはポルトガル語でお願いしたのですが、単語や言葉の抑揚も似ていることもあり、あまり勉強したことのないスペイン語が少しでも理解できるというのは不思議な体験でした。

神田外語大学ではそれぞれブラジル・ポルトガル語専攻の学生のためのスペイン語の授業、またスペイン語専攻の学生のためのポルトガル語の授業があるほど双方の学生には二つの言語を学ぶのは習得しやすく、毎年人気の授業です。

一般的にはスペイン語から入るより、ポルトガル語を習得してからスペイン語を学び始める方が両方習得しやすいと言われています。

ただ、どちらにしても、専攻言語以外にふれやすいのはイベロアメリカ言語学科の強みだと感じました。

 

ちなみにリオデジャネイロの観光では、有名な観光地の一つ、キリスト像やコパカバーナ海岸、また、ちょうどオリンピック前だったので偶然でしたがオリンピックに関わっている方や、サンバをされている日本人の有名な方ともお会いできて、思いがけない素敵な出会いに恵まれた旅でした。

リオはとってもブラジルらしい、陽気で明るい雰囲気を持った場所です。リオは観光地もたくさんあるため、ブラジルに来た際には必ず訪れて欲しい場所です。