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DAY 5 / GLA Study Tour in Lithuania

2022/02/19

Fri, FEB 18 (リトアニア研修5日目)

リトアニアでの研修も後半、本日はカウナス最終日です。

 

今日は、いつもと少し異なる1日でした。日本へ入国する際には、出発前に当地で受けたPCR検査の陰性証明を提出しなければなりません。学生はカウナス郊外のクリニックにて、検査を受けました。これまで頑張ってきてくれた学生たちです。無事陰性の結果がでることを祈るのみです。

 

また今日は、この小さなカウナスの街でたくさんの「日本」と出会うことができ、学生は改めて両国のつながりの深さを実感した1日でもありました

 

アルビダスさんが、バス車内から見える緑色のカウナス鉄道橋のお話をしてくださいました。1862年、日本の使節団(文久遣欧使節)がカウナスに立ち寄りました。その中には福沢諭吉も含まれていました。使節団はその鉄道橋の作りに感銘を受け、福沢諭吉はそのことを日記に記しており、初めてカウナスについて言及した日本人といわれています。

 

夕方からはリネン(亜麻布)ショップを訪れ、伝統的なリネンの製造工程を学びました(リトアニアのリネンの歴史は大変古く、リトアニアの風土が栽培に適していることが16世紀にされ、その後輸出産業へと成長したといわれています)。オーナーさんは日本が大好きで、6回訪問されたことがあるとのことです。カウナスの街で出会ういろいろな方が日本を知ってくれ、好きでいてくれていることに感動した様子でした。

 

夜には、日本文化のワークショップやイベント、日本語スピーチコンテストや討論会などを企画・運営する学生団体、Japanese Club Hashiとの交流会がありました。さすが本学の学生です。積極的に同クラブのメンバーに声をかけ、すぐに打ち解けた様子でした。

杉原千畝記念館の一室をお借りして実施されたこともあり、リトアニアと日本の関係や杉原千畝について何を学んできたのか、自分がどう思ったのかなどをテーマに話す学生も多くいました。これまで蓄積してきたリトアニアについての考察や思いを言語化してアウトプットする非常に有意義な機会となりました。

 

ここからはCグループリーダーの高野好右さんに報告いただきます

明日はリトアニアの首都、ヴィリニュスに移動し、いよいよ研修最終日となります。最後までリトアニアを吸収し、帰国します。

(国際戦略部 根本宜邦)

カウナスでの有意義なひととき

こんにちは、本日の担当をいたします、髙野好右です。

昨日までの日程では、多くの学習機会があったことに加え、外国ということもあり圧倒される日々でしたが、5日目の本日は、PCR検査のスケジュールの合間、リトアニアでの自由な時間を堪能する機会になりました。

 

まず、1日の最初PCRの検査に行くことになりました。午前午後のチームに分かれて他のチームの時は自由行動で、ある人はお土産を買いに行き、またある人は疲れを癒すなどそれぞれにあった行動をとり、それぞれに合った有意義な時間を送っていました。

カウナス市の市街地

リトアニアのリネンについて学ぶ

次に本日初めて全員が集合して行った、リトアニア語で「居心地の良い家」という意味のリネン屋さん「Jaukūs namai」でのショッピングについて、感想を述べたいと思います。

リネンとは服などの衣類の材質の一種のことであり、日本のだいたいのリネン生地はリトアニアから輸出されているのだそうです。

そんなリトアニアで有名なリネンで作られた商品を販売するショップに行き、リネンを作る方法なども教えてもらい、リトアニアの文化を肌で感じる機会となりました。

リネンショップでリネンの製造過程を説明している様子

Hashi Clubとの交流会

そして本日最大のイベントである橋クラブHashi Club(日本語や日本文化に興味を持っているヴィータウタスマグヌス大学の学生で構成されたサークル団体)との交流会がありました。

まず初めに、橋クラブについてのプレゼンを聞き、その後はグループに分かれてお話し会しました!

話題は日常的なことから学んでいるものの話までまちまちで、中には、もっと多くのことをしゃべりたいと言うこともあり、その後の夕食を橋クラブのメンバーと共にした人もいました!

それぞれがそれぞれで自分たちなりの会話をし、自分たちにとって有益な時間になったのではないかと思います。

以上で本日の日程は終了でした。その後はまた自分たちなりにリラックスし、たくさんのイベントがある明日に備えることにします。明日が待ち遠しいです。

ではまた明日。

橋クラブの学生たちとの交流会

 

 

ここカウナスでの滞在も今日1日を残すだけとなりました。

本日は、学生にとっても私たち引率者にとっても、もっとも気になる搭乗72時間前のPCR検査に臨みました。この検査にパスすれば、この海外スタディ・ツアー実施にあたっての懸案事項がクリアされます。

ともあれ、学生と話をすると、多くの学生がカウナスという街をよく知ることができたと話してくれました。ロンドンでもパリでもない、一見華やかさなない東欧バルト諸国の小都市ですが、知れば知るほど不思議な魅力が湧いてくる街でもあります。

今回参加した柳瀬帆名さんはリトアニア料理について「リトアニアの郷土料理ツェペリナイを食べました。周りのモチモチのジャガイモがとても美味しかったです。シェフ直伝のレシピで、家でも作ってみたいです。」

というコメントを寄せてくれました。「食文化」と言われるように、食べることもその国を知るうえで大きな要素ですが、学生たちが歴史や文化、社会などリトアニアの魅力を全身で感じているように思います。

 

(副学長 金口恭久)

 

GLA学部「海外スタディ・ツアー」ニュース 第5号(2022年2月18日) 文責:副学長 金口恭久