CULTURE

ドントリータイ(タイの伝統音楽)ってどんな雰囲気?

2021/12/02

タイの伝統音楽って聞いたことありますか?

上の動画は、私たち「ドントリー・ラムタイ愛好会」の演奏の様子です。

愛好会の名称にある「ドントリー」は音楽、「ラム」は舞踊の意味です。

いつもは新入生歓迎会や文化祭、秋のタイスピーチコンテスト、老人ホーム訪問、代々木公園でのアジアフェスなどで演奏や踊りを披露しています。

私たちはしばらくコロナ禍で活動ができませんでしたが、

2021年10月、オンラインでおこなわれた浜風祭(神田外語大学の学園祭)で、公演することができました!動画はその一部です。

タイの伝統音楽を2曲披露しました。

 

演奏しているのは神田外語大学の2年生5名と1年生4名と先生1名の計10名です。みんな初舞台にとても緊張していました。

 

ところで、タイの伝統楽器ってどんなものがあるでしょう!?

上の動画で演奏している楽器を紹介したいと思います!

①キム(ขิม) 弦が横に張られていて、細いバチで優しく叩きます。柔らかい音色です。

②チャケー(จะเข้) 前列中央の楽器です。クレヨンのような形の棒で弾きながら弾きます。

③ソーウー(ซออู้)  前列左の楽器です。三味線のような形ですが、弓で弾きます。

④ソードゥアン(ซอด้วง)  前列右の楽器です。ソーウーより小さく、音が高いのが特徴です。

⑤クルイ(ขลุ่ย)  縦笛です。リコーダーのように穴が空いています。

⑥チン(ฉิ่ง)  後列中央の小さなシンバルです。リズムを刻む重要な楽器です。

⑦クローンケーク(กลองแขก)  後列左の太鼓です。イントロや間奏の合図などムードメーカーの楽器です。

⑧クラップ(กรับ)  後列右の二つの木を叩く楽器です。これもリズムを刻みます。火の用心に使う拍子木に似ています。

 

楽器の写真についてはこちら東京藝術大学音楽学部小泉文夫記念資料室のサイトをご覧ください。

計8種類の楽器を使って演奏しました。

 

曲の紹介もしたいと思います。

上の動画で演奏しているのは次の2曲です。

①พม่าพาเพลิน(楽しいミャンマー)

この曲は…名前にミャンマーとありますが、タイの曲です。楽しくなるようなリズムで、短い曲が三つ(พม่าเขว, พม่าเขวทางแปลง, พม่าปองเงาะ)組み合わさった曲です!

②เต้ยโขง(トゥーイコーン)動画 3:50~

この曲は…タイの東北地方で有名な曲です。トゥーイコーンの「コーン」はタイの東北部を流れる「メコン川」のことです。メロディーが短くて覚えやすく、楽しい曲調が特徴です!

 

今回はコロナ禍の影響で十分な練習時間を確保することが難しく、私たちが楽器を使ってきちんと練習できたのはおよそ1ヶ月間でした。

しかし、仲の良さを活かしたチームワークで見事全員の初舞台を大成功に収めることができました!

初舞台を終えて、ますます仲が深まったと思います。

次の私たちの目標は新入生歓迎会です!生で演奏を聴きたい方は是非お越しください。部員一同、お待ちしています!

 

なお演奏はSakphol Watthanasunthorn先生に指導していただきました。また記事執筆の際も同先生にお世話になりました。ありがとうございました。

 

文:佐藤史華(タイ語専攻2年)

演奏者:Sakphol Watthanasunthotn   佐藤史華 真鍋奈々 久保野加奈子

谷中彩来 西脇毱恵 唐津聖羅 永山宏樹 山中梨々花 菱山蓮