CULTURE

青い聖堂

2021/10/12

ブラジルは遠くて近い国、と言われています。地球儀でみると日本の反対側にありますね。飛行機で行ってもとても時間がかかる国です。でも、多くの日本人が移民した国で、世界最大の日系コミュニティがあります。遠いけど日本とつながりが強い国ブラジル。写真と共に紹介していきます。

 

ブラジルは教会が多く、植民地時代に建設された教会は当時のヨーロッパの影響を強く受けた建築になっています。今回ご紹介するのは、ちょっと変わった形の聖堂です。

 

こちらは、ブラジリアにあるドン・ボスコ聖堂です。

実はここ、外から見ると白い四角い建物に見えますので、初めて見たときは「まるで豆腐」と思いました。が、一歩中に足を踏み入れると・・・真っ青な美しい世界が広がります。毎回、入るたびに「うわぁぁぁ」と小さな声で言ってしまうほど、圧巻です。

 

 

首都ブラジリアの象徴といえば、メトロポリタン大聖堂です。

こちらも中に入って見上げると、とても素敵です。16本の柱が支え合っている構造です。

 

大聖堂の手前には、不思議な形の建物も。

 

半円の建物の周りにはスロープがあり、まるで土星のようですね。

 

ブラジリアにはほかにも、国会議事堂や劇場など、面白い形の建物がたくさんあります。なぜこんな革新的な形の建物が多いのか、それはブラジリア建設の歴史と関係があります。興味を持った方はぜひ、調べてみて下さいね。

 

文&写真 奥田若菜(ブラジル・ポルトガル語専攻教員)