導入事例

プロジェクトを動かす「伝える力」を磨く – 外国籍ITエンジニア向け日本語コミュニケーション力強化プログラム

業種
外資系IT企業
対象者
海外出身エンジニア(初級~上級)
人数
40名前後(7クラス編成)

研修の背景と導入の目的

海外資本の業界大手IT企業である同社では、中国をはじめとした外国籍エンジニアが多数在籍し、日本のクライアント企業と共同開発プロジェクトを推進しています。技術力の高いメンバーが揃っている一方、日本語による報告・相談・会議発言・顧客対応に不安を抱える社員も多く、「プロジェクト推進のために日本語コミュニケーション力をもっとつけてほしい」というご要望でした。

文法学習をひととおり終えた受講者には、クライアントとの合意形成や要件調整を行うプロジェクトマネジメント(PM)を担うことが期待されています。JLPT N2相当の日本語を現場で使うことが求められるため、実務に直結する日本語コミュニケーション力のスキルアップを目的として本研修が導入されました。

 

プログラム概要

  • 各クラス 90分/回 × 全40回(約60時間)
  • 7クラスをレベル別(初級~上級)に編成
  • オンラインで夕方に実施

研修では、会議・顧客対応・仕様説明など実務に必要な「話す」・「聞く」に特化し、次のようなテーマを扱いました。

  • 報告・連絡・相談(ホウレンソウ)
  • 会議での意見表明・確認・依頼表現
  • 技術説明・エラー報告・仕様確認
  • 顧客対応に求められる敬語・丁寧語

◆研修設計の特徴

  • 完全オンライン形式
  • 実務を想定したロールプレイ中心の学習設計
  • 「PM役」「顧客役」「レビュー担当」など複数シナリオで実施
  • IT向け日本語教材・一般教材に加え、学習管理システム(LMS)を活用
  • 予習・復習・進捗管理を可能にし、自律をサポート
  • 日本企業のコミュニケーションの特徴についても適宜解説
  • 条件の提示の仕方、相手意図の確認、柔らかい依頼表現など

「伝わる日本語」→「実務で成果が出る日本語」へと段階的に定着させました。

4月から5月にかけて、月曜日から金曜日まで週5日で約半月、集中研修を実施しました。日本で働くうえで必要なビジネスマナーや日本文化・生活習慣への理解を深めるとともに、職場での基本的なコミュニケーション能力を強化しました。現場での指示理解や報告など、実際の業務を想定した日本語トレーニングも取り入れ、実践的な日本語運用力の基礎を構築しました。

研修成果

学習効果は全体的に高く、とくに以下のスキル向上が顕著でした。

  • 会議で発言できるようになった
  • 聞き取り(リスニング)能力が向上した
  • 敬語・ビジネス日本語に自信が持てた
  • 日本側メンバーとの意思疎通がスムーズになった

実務面の効果としては、「会議内容の理解度が向上した」「顧客との打ち合わせで以前より発言の機会が増えた」といった声が多く、プロジェクト推進へのポジティブな影響がみられました。

セールス担当者からのコメント

本研修は、海外出身エンジニアが日本の開発現場で能力を発揮するために必要な日本語コミュニケーション力の中でも特に「聞く」と「話す」に特化」して設計しました。外国籍エンジニアの皆さまがプロジェクト推進力を今後とも発揮できるよう、日本語のブラッシュアップを支援してまいります。

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