6/24（木）4限ゲスト 小日向志帆氏（メキシコヤクルト株式会社研修担当社員、スペイン語学科2006年卒業）

<講師プロフィール>
　メキシコのユカタン州というところでヤクルトレディや社員の研修担当として活動し、営業所の管理・運営にも携わっています。卒業後は日本の中古車販売会社に中南米担当として採用されました。しかしスペイン語を使った業務の中で、「もっとスペイン語を深く学びたい」という想いが強くなり、退職とともにメキシコ留学を決意。そのメキシコで出会ったのが、「幸せな暮らしの風景」でした。彼らの人生観はゆったりとしていながらも、私に「人生」を考えさせる力強いものでした。帰国後、ヤクルト本社に入社。メキシコ勤務を志望したところ、念願叶いメキシコへ配属に。その後、メキシコヤクルト株式会社に転籍。「ヤクルト」はメキシコでも40年愛され、ヤクルトレディも増え続けています。「ヤクルト」を飲用しているという話を聞いたり、嬉しそうに飲む子どもを見ると、日本の良いものを世界の隅々にまでお届けできている喜びを感じずにはいられません。当初は現地社員ともぶつかりましたが、話し合う中で信頼関係を築くことができました。

　海外で働く上で忘れてはならないことは、自分の中でどこまで相手を受け入れ、どこまで自国の文化を貫くか。それを見極める適応力だと感じています。私の場合は、両文化をバランス良く取り入れることで良い結果につながったのだと思います。このように多くのものを与えてくれたメキシコに恩返しができるよう、もっと活躍して貢献したいという気持ちは、日に日に強くなっています。