神田外語大学同窓会

ニュース | News

いつでもウェルカム!元気な姿見せて!

ブラジル・ポルトガル語専攻の奥田若菜です。専攻の卒業生、私が担当していた「文化人類学」や「基礎演習」、「ポルトガル語」を受講していた卒業生、ゼミの卒業生の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。また、私のことは知らないものの、「神田外語の先生たち、どのように過ごしているのかな」と思いを馳せてくださっている卒業生の皆さん、こんにちは。

卒業生の訪問は何よりも喜びを感じる時間

さて、同窓会ブログに教員が投稿するのは初めてだそうです。お話ししたいことはたくさんありますが、今回は「卒業生が大学に遊びに来てくれることが何よりも嬉しい」ということをお伝えしたいと思います。

教員として過ごしていて実感するのは、本学は教員と学生の距離が近いということです。教員がちゃんと学生一人一人のことを知っているのです。これは神田外語の卒業生からすると当たり前に思えるかもしれませんが、実は他の大学では状況が異なる場合もあります。多くの授業で履修者が100人を超え、教員が学生の名前と顔を覚えていない大学も実際にはあるのです。

外大は専攻語があり、少人数制なので、教員も学生のことをしっかりと知っていますし、学生も教員を頼って悩み相談のために研究室を訪問することがよくあります。留学に関する相談やゼミ履修でも深く関わります。

そのように「顔の見える関係」を築けているのが本学の特徴です。手前みそになるかもしれませんが、熱心な先生が多いのも本学の良いところだと思っています(卒業生にも同意していただけるとよいのですが!)。

そんな本学ですので、大学に遊びに来てくれたり、近況報告メールをくれたりする卒業生も多くいます。それが教員としては何よりも嬉しいのです。おそらく、皆さんが想像している以上に、教員は内心で皆さんの訪問やお便りに心を躍らせています。

卒業生による講演

卒業生の言葉が在校生の心に響く

卒業生の訪問&お便りの理由は大きくわけて3パターンです。

その1は、「今日休みだったんで、遊びに来ましたー」とふらっと遊びに来てくれるパターン。「えっ、働いていて貴重な休みなのに大学に来てくれたの?」と、卒業生の本学を想う気持ちに、嬉しくなります。

その2は、転職や結婚という人生の節目に近況報告をくれるパターンです。たいてい、大学生活の思い出話とともに近況を書いてくれていて、「先生に報告したい!」と思ってくれるその気持ちにジーンとします。

その3は、「在校生の役に立ちたい!」と来校してくれるパターンです。「何かできることがあったらいつでも声をかけてください」と言ってくれる卒業生も多く、とても助かっています。そういう卒業生はきっと充実した大学生活を送ったのだろうと、しみじみと感じます。

これまで、警察官を目指している在校生が「実際に警察になった卒業生のお話を聞きたいです」と教員に伝えに来た場合に、両者をつないだことがあります。また、サッカー関連の仕事をしている卒業生2名を授業に招いて、お話をしていただいたこともあります。その時の様子を大学ブログKUIS Styleに掲載していますのでぜひご覧ください。(大学ブログはこちら

その1やその2のパターンで卒業後も連絡を取り合っていると、在校生から要望があったときに、「そういえば、こういう先輩いるよ」と紹介できたりします。

おそらく皆さんもよく理解できると思いますが、在校生の心に響くのは、教員よりも近い年代の卒業生の言葉です。卒業生と話した後に在校生が、「先輩がこう言っていて、すごく納得した」とか「とても大事なことを教えていただきました」ということがあります。

そんなとき、私はよく「それ、私もあなたによく伝えてるよ」と心の中で思うのです。「私も同じこと言ったよ!」と。つまり、私の言葉はあまり響いていないということですね。でもそれでいいのです!卒業生の影響力は、それほど大きいのです。

というわけで、時折、本学で過ごした日々のことに思いを馳せ、機会があれば大学に足を運んでいただきたいなと願っています。今年(2023年)も浜風祭は対面実施ですので、ぜひお越しください。

ゼミ生

中堅の厳しさを語り合い、励まし合いましょう

着任時、私は29歳で、本学での最年少の専任教員でした。それから10数年が経ちました。40代は企業ではまさに中堅ですが、アカデミックの世界では40代でも「若手」と呼ばれたりすることがありますから、まだまだその立ち位置に甘えたい気持ちもあります。

とはいえ、この数年は目に見えて学務が増え、所属学会(日本ラテンアメリカ学会と日本文化人類学会に所属しています)での役割も増えてきました。まさに中堅としての業務量が非常に多く、押しつぶされそうな日々を送っています。私が本学で教え始めたころの卒業生は30代後半ですので、きっと同じ状況で苦労していることでしょう。若手でもなく、ベテランでもない、中堅という立ち位置。

機会があれば、ぜひ皆さんと杯を傾けながら、もしくはお菓子をつまみながら、「いやぁ、仕事って本当にいろいろだよね」と労い合いたいと思っています。

外国語学部イベロアメリカ言語学科ブラジル・ポルトガル語専攻
准教授 奥田 若菜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加