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【授業紹介】ペープサート発表を行いました

2019.10.15

児童英語教育科の2年生の授業「Storytelling」では、児童英語教育に不可欠な英語絵本の読み聞かせのスキルを磨くと同時に、子供たちにより効果的に物語を伝える方法を学びます。授業では、パネルシアターやパペットなど、さまざまな小道具を使って読み聞かせを行う方法を学びますが、今回は学生がペープサートを作成し、「シンデレラ」の劇を「英語」で発表しました。

ペープサート

ペープサートとは紙人形劇のこと。画用紙や割り箸など身近にあるものを利用して紙人形を制作します。身近にあるものを利用して容易に制作できること、絵を利用することで視覚的にも楽しめることなどの理由から、児童教育の現場においては、子供の関心を集め、話の内容を理解しやすくするために活用されています。

今回の発表では、ペープサートに加えて、パワーポイントで場面ごとの背景も作成し、より効果的に演じる工夫を行いました。

 

クラスの学生を3人ずつの小グループに分けて発表しました。それぞれのグループの劇を鑑賞しながらまず気が付いたことは、セリフが異なっていること。使用する小道具はもちろん、台本も外国人の先生の指導のもとに自分たちで作成したものでした。

ナレーションはもとより、シンデレラや王子、魔女、継母など、1つのグループの人数以上に演じる役回りが多いため、一人あたり複数の役を演じなければなりません。役に応じて声のトーンや話のリズムを変えるなどの工夫が見られました。幼児の目線の高さに合わせた位置で演じることはもちろん、お面を用いて役を全身で演じるグループもありました。

学生たちは、Storytellingで学んだスキルを活かして、実習でプリスクールの子供たちを対象に英語の絵本の読み聞かせを行っています。このように、児童英語教育科では、学んだことを教室内で実践し、さらに現場で実習するシステムが整っています。こうして、2年間で児童英語教師としての実践力を身につけていきます。

発表後に少し時間をいただき、私から学生に対して楽しかったことや難しいと感じた点を取材しようとしたところ、学生自身が率先してインタビュアーとなり、それぞれのグループに感想を聞き、講評を行う場に切り替わりました。臨機応変な対応をありがたく感じるとともに、間もなく児童英語教育の現場へと飛び立つ2年生学生の頼もしさも感じました。

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