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越境フィールドワーク(新潟県上越市×東京)を実施しました

2019.09.19

2018年より国際ビジネスキャリア科は、日常とは異なる空間に身を置き、他者と交わりながら新しい気づきや学びを生み出す、「越境キャリア教育」の実践に取り組んでいます。

今回はその「越境キャリア教育」の一環として、新潟県上越市にある私立関根学園高等学校1年生11名が神田外語学院に来校し、国際ビジネスキャリア科2年生とともに越境フィールドワークを実施しました。

日常の生活空間、例えば「東京の人にとっての東京」は身近すぎるがゆえに、かえってその特徴や魅力を認識することができないものです。ですが異なる地域に暮らす人と相互に「越境」して交流することで、それぞれの地域の違いを認識し、そして自分の生活空間における新たな魅力に気づくことができます。今回のフィールドワークはその「気づき」を得るために実施されました。

 

フィールドワークは8月23日から3日間にわたって行われました。企画から当日の運営まですべて神田外語学院国際ビジネスキャリア科の学生主導によるものです。ここで学生たちは1年次から学んできたリーダーシップ力やフォロワーシップ力、デザイン思考力などをフル活用します。

 

まず初日の午前中、神田外語学院でチームに分かれ、レゴブロックを使って上越と東京を表現しました。それぞれが持つイメージを具現化し、それをチームで共有していく作業を通して、フィールドワークに出る前の時点でのイメージを表しました。

初日の午後と2日目は、チームごとに秋葉原、原宿、渋谷といった東京の代表的な場所でフィールドワークを実施しました。五感をフルに使って、エリアごとに異なる街の風景や人々、音や匂いも感じつつ、東京を体感していきます。

そして最終日には、初日にイメージした東京と昨日までのフィールドワークで体感した東京について、またあらためてその良さに気づくことのできた上越市について、グループごとに発表しました。

関根学園の生徒が東京に「越境」したことで、神田外語学院生は「東京都内の案内や看板は外国語併記のものが多い」「東京は職業の種類がとても多い」といった普段あまり意識していなかった東京の特徴について気づくことができました。

そして関根学園の高校生にとっては、東京と上越市を比較することで「雁木通りとか、みんな助け合って生活している」「東京は美味しいものも多かったけれど、お米は上越のお米の方が好き」など、自分たちの住む上越地域の良さにあらためて気づくことができたようです。

 

※雁木とは雪よけのために家の前に張りださせた庇(ひさし)のこと。上越市高田地区の雁木は特に有名で、民家や商店街がそれぞれ連ねることで総延長16kmにもなり、観光名所ともなっている。

この日あらためて表現してみた東京と上越市のレゴには、フィールドワーク中に気づいた「東京はエリアごとに違う顔がある。」「上越は自然に囲まれていて、のびのびと生活することができる」ことなどが表現されていました。

 

またこの期間、「フィールドワークでインタビューする際のコツ」から「将来の進路」についてなど、年齢・経験が違うグループならではの話題も尽きず、それぞれの学校の学生・生徒にとって大変良い成長の機会となりました。

 

今後、両校の交流はまだまだ続きます。10月には神田外語学院生が上越市に「越境」する予定です。彼らのさらなる成長に期待しましょう。

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