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神田外語Extension

Columnコラム

2017 Jul. 12 第18回 ストーリーのあるEmail
Yuji Kadota

<ライバルに差をつけるBusiness Emailの書き方>

email 18

第17回目までは、単文形式のフレーズを中心にご紹介しましたが、この第18回目からは、ストーリーのあるまとまったビジネス英文Emailを作成してみましょう。ビジネス英文Email作成にあたって豊富な語彙力や確かな文法力はもちろん必要ですが、実はそれ以上に大切なことがあります。それは普段は意識することもありませんが、それぞれの言語は必ずその背景にある文化の影響を色濃く受けており、その文化圏の中でふさわしい表現や論理展開を、われわれは無意識に選択しているということです。

例えば、あなたが、ビジネスホテル経営に携わっているとして、新しいビジネスホテルを地方都市にオープンしたいと考えている場合、次のような論理展開で英文Emailを作成する可能性は十分考えられます。

「最近は、羽田や関空ではなく、仙台、福岡などの地方都市に多くのLCCが乗り入れている現状から、新規ビジネスホテルを地方都市にオープンしたいと思います。」

何度読み返しても、あなたが日本人であれば、上の話の流れに違和感を抱くことはまずありません。日本語は文末に結論が来るような論理展開を好むからです。しかし、英語圏のビジネスマンたちは、まずは結論に目を通し、次にその結論を支える内容を確認します。

従って、「新規ビジネスホテルを地方都市にオープンしたいと思います。なぜならば、最近、羽田や関空ではなく、仙台、福岡などの地方都市に多くのLCCが乗り入れている現状だからです。」という論理展開で英文ビジネスEmailを書いたほうが、英語圏のビジネスマンたちには分かり易いと言えます。

このことを考慮に入れると、英文ビジネスEmailの基本フォーマットは、
① Opening  なぜ今回Emailを書いたのか
② Focus  なにを伝えたいのか
③ Action  今後の展開をどうしたいのか

の思考パターンで英文Emailを作成してみましょう。難しいことはひとつもありません。アポを取る、アドバイスを求める、新規案件を提案する、交渉する、どういった状況であれ、この①~③の流れでビジネス英文Emailを作成すればいいのです。

また、この流れで英文を書くように意識すると、冗長で不明瞭な英文を書くこともなくなってきます。Simple is bestをビジネス英文Emailのモットーにして、テキパキと仕上げていきましょう。次回はこのパターンを使った新規案件を提案する英文Emailの書き方を見ていきましょう。

 

 

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