特 集

人とひと、
国と地域
つなぐのは、
君たちだ。

コミュニケーションに必要な言語を学ぶだけではなく、国と地域、そして人々を学ぶことで、世界と向き合う力を身につけているのが、神田外語大学の学生たちです。先輩たちは専攻する言語のほかにどんなことを学んでいるのでしょうか? 彼らが夢中になっている学びと将来の夢を紹介します!

国際情勢

民族や宗教について
学んだことが
世界中の人々と一緒に
働くために役立つ

英米語学科 4年 嬉野 七樺

(植草学園大学附属高等学校出身)

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「民族・宗教問題研究」という授業で宗教問題の背景について学び、現代の国際情勢を身近な問題として捉えることができるようになりました。またフランスで海外ボランティアを経験したことで、ヨーロッパの移民問題などの深刻さを知ることもできました。外資系ラグジュアリーブランドへの就職が決まり、これからは価値観が異なる世界中の人たちと一緒に働くことになります。大学で学んできた多様な文化を理解する力を仕事に活かしていきたいと思います。

地域研究

世界や
国際問題のことを
深く探る視点が
身についた

中国語専攻 3年 阿部 朔実

(山形県立酒田西高等学校出身)

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日々のニュースで取り上げられている世界のさまざまな問題をもっと深く知りたいと思い、地域や国際を研究できる授業を多く受けました。SDGsや国際協力では、どうしても目標のことに目がいきがちですが、その目標達成の過程にはたくさんの課題もあります。先進国の立場と開発途上国の立場の違いなど、これまで気づけなかったさまざまな視点で国際社会のことが考えられるようになって、世界がすごく広がりました。

ジェンダー問題

韓国のことは
もちろん
世界中のことを
もっと知りたい

韓国語専攻 3年 大歳 麻里

(安田女子高等学校出身)

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「文化人類学概論」で、日本とアメリカのジェンダー問題を比較して学びましたが、大きな驚きと発見があった授業でした。なんとなく興味や関心があるテーマでも、根本的なことから理解できると、そこから新しい考え方が生まれます。韓国語専攻だから韓国の文化を学べば良いということではなく、世界中のいろいろな国や地域を学んで、さまざまな考え方にふれることがとても刺激になり、もっと世界中のことを知りたいと思うようになりました。

気持ちを伝える

情報を伝えるだけなら
翻訳機でも十分
気持ちを伝えることで
お互いがわかり合える

インドネシア語専攻 3年 田村 鯨斗

(東京都立王子総合高等学校出身)

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人とひととが関わる時、そこにはコミュニケーションが必要になります。ただ情報を伝えるということなら、翻訳機があれば十分かもしれません。しかし、その人の歴史や文化の背景も乗せて、自分の気持ちを伝えることがコミュニケーションであり、それが言葉を話すということだと私は思っています。相手の気持ちを理解するための一歩を踏み出せば、きっとお互いがわかり合える。コミュニケーションを大切にして、世界と深く関わって生きていきたいと思います。

言葉と文化

培った
コミュニケーション能力を
活かして人と企業を
つなぐ仕事がしたい

ベトナム語専攻 4年 照井 千尋

(千葉県立千葉高等学校出身)

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ベトナムは日本企業が数多く進出し、日本との関わりがとても深い国です。英語とのダブルメジャーでベトナムの言葉と文化を学ぶことが将来役立つだろうと思いました。自分の可能性を少しでも広げようと、英語教員になるための教職課程と日本語教員養成課程を履修しているので、かなり忙しいのですが、とても充実しています。就職先には人材系の会社を選びました。そこで、人と企業をつなぐ仕事を通して、社会に貢献していきたいと思っています。

日本語教師

日本で働く
外国人と
日本をつなぐ
役割を担いたい

タイ語専攻 4年 山本 千夏

(埼玉県立豊岡高等学校出身)

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「東南アジア社会論」という授業で地域格差や貧困について学んだことがきっかけで、東南アジアの社会問題や教育について興味をもつようになりました。教育で貢献したいと思い、日本語教員養成課程を履修。昨年はタイで日本語教育のサポートを1年間経験しました。卒業後は介護系の企業で、日本に興味をもち、日本で働く外国人のサポートをする予定です。会社の内外を問わず、日本で働く外国人と日本をつなぐパイプ役になりたいと思っています。

在外公館派遣員

スペインへの
留学で
文化と歴史を
理解したい

スペイン語専攻 3年 小村 深優菜

(千葉県立磯辺高等学校出身)

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「スペイン語の歴史と地理」という授業が好きです。スペイン語は世界に広がっていく中で、地理的にも歴史的にもさまざまな影響を受けて、いまの形に変化しています。そんな言葉と世界との関わりを学べるのが、この授業の面白さです。これからの1年間のスペイン留学で、そうした歴史や文化をしっかり理解したいと思います。帰国後の目標は、まず、海外の日本国大使館で働く在外公館派遣員としてスペインへ行き、その後大学院で研究すること。日本と世界をつなぐ仕事につなげていきたいと思っています。

非言語コミュニケーション

言葉によらない
人とひととの
コミュニケーションを
学んだ

ブラジル・ポルトガル語専攻
4年 村井 紫音

(千葉県立成田国際高等学校出身)

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私が好きな授業に「非言語コミュニケーション論」があります。ジェスチャーやアイコンタクト、SNSで使う絵文字など、言葉でなくても通じ合えるものは何か、その共通認識はどこからくるかといったことを研究します。コミュニケーションとは何かを深く考えるきっかけになりました。私は人を笑顔にするのが大好きなので、大学で培ったコミュニケーション能力を活かして仕事をしていきたいと思っています。

異文化コミュニケーション

海外に日本の
文化を伝え、
日本に海外の文化を
広める仕事がしたい

国際コミュニケーション専攻
4年 久須田 桃子

(宮城県佐沼高等学校出身)

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異文化コミュニケーションの授業で「正しい英語」について学びました。イギリスやアメリカだけではなく、さまざまな地域でそれぞれの英語が使われています。コミュニケーションのためには、正しい英語に縛られるよりも伝えることを中心に考えることも必要ということに気づかされ、多様性について深く考える機会になりました。将来は商社で働いて、世界に日本の文化を広められるような仕事がしたいと思います。

簿記会計

身につけた
ビジネスの力を
活かして世界で
活躍したい

国際ビジネスキャリア専攻
4年 松本 謙友

(千葉敬愛高等学校出身)

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国際ビジネスキャリア専攻では、ビジネスの理論と実践的なスキルを習得します。中でも私が興味をもったのは「簿記会計」の授業です。企業の財務を学ぶことで、経営者の視点をもつことができました。就職先には国際物流企業を選びました。国内外を問わず展開される物の流れは、ビジネスや私たちの生活に欠かせません。海外駐在のチャンスもあるので、身につけた経営者視点とビジネス英語の能力を活かして、チャレンジ精神で仕事をしていきたいと思っています。

データ・サイエンス

世界の気象災害を
防ぐという
夢への道筋が
見えてきた

グローバル・リベラルアーツ学科
2年 長門 航

(敬愛学園高等学校出身)

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「グローバル・ディスカバリー」は、世界には多様な価値観や考え方があり、それを自分がまるでわかっていなかったことに気づかされた授業です。GLA学部には、そんな世界の見方を変えるきっかけを与えてくれる科目がたくさんあります。データ・サイエンスもそんな学びの一つです。私の夢は世界各地で増えている気象災害を解決したいということですが、データ・サイエンスを学んだことで、夢の実現への道筋が見えてきたような気がしています。