神田外語大学同窓会

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今もタイで進化中!その秘訣って?

進化途上タイでいきいき成長実感

自己紹介

卒業生の皆様、こんにちは。2016年卒業の荒井です。私は現在、タイに本社がある台湾系企業で営業マーケティングを担当しています。当社は航空機部品や電子部品、通信機器の部品製造をおこなっており、世界約28か国のお客様と取引しているため社内に約10か国のスタッフが所属しています。

今回は、私が海外でキャリア形成していく上で重要な4つの気づきについてご紹介していきたいと思います。

まずはチャレンジして得る経験

何はともあれ様々な経験をすることです。遠回りな部分も多々ありますが、それもまた経験であり、チャレンジだと思っています。

私たちが生きる情報社会において、わからないことや経験のない部分をインターネットで検索すれば、すぐに情報や知識を蓄えることはできます。しかし、知識を実践的な知恵に変えていくには、実体験によって得た経験値と問題に直面して得た解決力が必要でした。なんといっても成功しようが失敗しようが体に染みつくレベルとか自分自身への納得感が違うのです。知識は仮説、実践して得られるのは事実って当たり前ですが、挑戦して得られた「経験」は確実に成長感を感じるのです。今まで二の足を踏んだ時は後悔が残りましたが、挑戦した時は失敗しても得るものがありますし、何より成功すると満足度が違うのは皆さんも経験があるはずです。

相手を理解することで視野を広げる 

社内に日本人は自分ひとり。日本語が必要な仕事には声がかかりますが、各部署とのコミュニケーションが大切になってきます。国が違えば文化も異なり、問題解決のプロセスや個々の価値観も様々。例えばタイ人は叱られるのが大嫌いですし、仕事に対しての自由度も高いと感じます。コミュニケーションの仕方一つで動きは大きく変わってきます。

文化の違いを理解して臨んだつもりでも、ゴールに向かって一緒に仕事をこなすのは容易ではありません。一度自分の考えを横に置き、相手の立場を理解することが、多くの困難を乗り越える上で必要なスキルになります。

自分の強みを生かして次のステップアップを考える 

海外生活を通じて自分の強みに注目するようになりました。自分が所属する部には6か国語が話せるメンバーや、マーケティングに長けているメンバーなどプロフェッショナルが多く存在します。自分にとって日本語、英語、タイ語でコミュニケーションが取れることは、仕事を進める上で大きな強みになっていますが、それだけでは他のプロに追いつけません。このような環境下において誰にも負けない領域を作ることが自分にも必要だと強く感じ、得意のコミュニケーション力を活かし2018年より組織開発について学んでいます。

語学プラス専門分野を持つことで、今後のキャリア形成に留まらず、人生を歩むうえで大きな自信にもつながると信じています。


<タイでの大型バイクツーリング時のショット>

中庸であること

最近は、グローバル化が大事、それにはまず多様性が大事だと聞きますが、KUIS仲間なら当たり前のコミュニケーションの基礎なんです。様々な文化的背景や価値観を持つ人たちと仕事をすることがほとんどですから、日本との文化の違いを感じることが少なくありません。周りの意見に耳を傾けながら自分の意見を伝えることでコミュニケーションが成り立ちますが、自分を押し出すのではなく、中庸性を保つことを意識しています。そうすると自然に相手が心を開いてくれます。いかなる場面においても、自分を含めチームで仕事をする以上、良い人間関係の構築が、より良い成果につながるのは間違いありません。今更ながら、突っ張って生きていくこともありかもしれませんが、コミュニケーションは力を集める源だと思います。

 

以上、簡単に自分を伸ばすための4つのポイントを挙げてみましたが、日頃意識している部分と重ねたときに、共感できる部分はありましたでしょうか?

みなさんにとって充実した日々が送れるような一助になれば大変うれしいです。次回、またこのような機会があれば、胸を張ってさらに成長した自分を披露したいと思います。最後までお読みいただきありがとうございます。

<アメリカでのフライトトレーニングの様子>

タイ語専攻

2016年卒 荒井 浩樹

<参考:会社情報>

JINPAO PRECISION INDUSTRY CO., LTD.
http://www.jinpao.co.th

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