それと同時に学生自身が、自分の長所や適性、能力をしっかりと理解できるよう、さまざまな自己分析方法を用いて、自身の過去・現在・未来とじっくり向き合い、卒業後にどのような自分でありたいかを明確にし、キャリアデザインしていきます。

ビジネスに関する知識とスキルを学び、そして自己理解を深めることによって、今後の人生により多くの選択肢と可能性を持って、道を拓いていくことができます。

「ビジネスリサーチ」という授業の中で、2年生は今学期、ペアを組み、数週間に渡りお互いインタビューを繰り返し、パートナーについて記事を書きあげるという課題に挑みました。

学生たちはインタビューを始めた当初は、クラスメイトとはいえ、お互いに心の内までは話せなかったり、パートナーが伝えたいことの奥深くまで汲み取ることができなかったりしました。しかし、回数を重ねるごとに相手に対する理解が増していき、お互い心を開いて話せるようになりました。

書き上げた記事は、11月から12月にかけて、ペアごとにクラスメイトの前で発表していきます。約2年間ともに過ごした仲間たちへの新しい気づきに、涙する学生たちの姿も。

今回の課題を通じて、学生たちは相手を知ることの喜び、誰に分かってもらえることの安心感、他者との良好な関係の構築の仕方、距離の保ち方について知ることができました。そして自分一人では気づけなかった「自分」について知るという大きな収穫を得ました。