このページを印刷する


本文のエリアです。

イベント/レポート

2016ジュニアスポーツアジア交流大会の選手交流プログラムで本学学生が運営補助ボランティアとして活躍しました

2016.09.07
神田外語大学
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

アジア各国18の都市から集った、バドミントンや卓球のジュニア選手が、それぞれの競技を通じて国を越えた相互理解を深めることにより、アジアの競技力向上と次世代育成に貢献する「2016ジュニアスポーツアジア交流大会」が、8月23日(火)~29日(月)まで東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場・体育館、東京武道館で開催されました。本学の学生40名が、ジュニアスポーツアジア交流大会の中の1プログラムである選手交流プログラムで運営補助ボランティアとして活躍しました。

 
この大会は、アジアの競技力向上と次世代育成を主目的としています。同時に東日本大震災で被災した地域のバドミントンや卓球のジュニア選手を招き、アジアの選手との交流試合と選手交流会等を実施することにより復興支援を行います。また、障害者アスリートも招き、障害者と健常者が交流できる大会作りを目指しています。
 
参加学生たちは主に、24日(水)の文化交流会で行われた、レクリエーションのタグラグビーで言葉、文化が異なる参加者で構成された、各チームに入り、リーダーからの指示を参加者に伝える役割を担いました。
 
タグラグビーとは、アジア各国の参加者が相互に協力しあい相手の腰についたタグをとり、トライを決めるスポーツです。
お互いの国の言葉が通じない中でも、参加者たちは積極的にコミュニケーションを取り、ゲームを楽しんでいました。

【企画運営】
一般社団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター

【協力】
株式会社スマイルワークス
一般社団法人ふうせん遊び協会

試合開始前のチームの様子

チームメンバー確認の様子

◆2016ジュニアスポーツアジア交流大会 開催概要

 【日程】
2016年8月23日(火)~29日(月)
 
【会場】
バドミントン:駒沢オリンピック公園総合運動場・体育館
卓球:東京武道館
 
【参加都市】
バンコク(タイ)、デリー(インド)、ハノイ、ヤンゴン(ベトナム)、香港、ジャカルタ(インドネシア)、クアラルンプール(マレーシア)、マニラ(フィリピン)、ソウル(韓国)、シンガポール、台北、トムスク(ロシア)、モンゴル(ウランバートル)、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、東京都
(全18都市)
 
 
▼2016ジュニアスポーツアジア交流大会
http://jsa2016.jp/

◆参加学生インタビュー

英米語学科4年 榊原真里菜さん

通訳ボランティアに積極的に参加し始めたのは、大学4年生になってからです。スポーツ×英語でボランティアをしてみたいという思いを持って、大学に入学しました。実際に入学してからの3年間は、自分の英語力に不安があり、なかなかボランティアの参加に踏み出せずにいました。しかし、4年生になり、このまま何もせず卒業したら後悔してしまうと思い、3年間しっかり学んできた英語コミュニケーション力を試そうと思い、積極的に通訳ボランティアに参加し始めました。今回の大会では、子供たちが笑顔で楽しめるような雰囲気づくりを心がけました。私のチームにはミャンマー人の中学生がいたのですが、英語があまり通じませんでした。そこで私は、こちらの意図を上手く伝えるため、ミャンマー人の中学生に特に気を配りながら、説明をきちんと理解できているかどうかを都度確認しました。チームのメンバーで協力し合い、英語だけでなく、ジェスチャーを用い、心でコミュニケーションを取るようにしました。この経験から、私は語学力と同様に、人を動かす力が大切だと実感しました。その理由は、私がチームをまとめる役割を担っており、チーム全体を監督しなければなりませんので、英語が苦手な子だけの面倒を見るわけにはいかなかったからです。私は説明を理解できている子とそうでない子でペアを組ませて、お互いを助け合える環境を作り、チーム全体が上手く動くようにサポートしました。今回のボランティアの目的は、「自分とは違う文化を持つ人を受け入れ、外国に沢山の友達を作ることで世界平和に繋げる」といったものでした。私のチームには、日本人、韓国人、インドネシア人、タイ人、ミャンマー人の子がおり、ゲーム終了時には皆で記念撮影をすることが出来るようになるまでに親しくなりました。上手くイベントの目的を達成できたのかなと思っています。

タグラグビーの説明をする榊原さん1

タグラグビーの説明をする榊原さん2

◆ボランティア主催者インタビュー

スマイルワークス株式会社 代表取締役社長 村田祐造 様

神田外語大学の学生は非常に頼もしかったです。外語大ということで、外国人とのコミュニケーションに積極的な学生が多いという印象を持ち、ボランティア参加のお願いをしました。通訳経験の有無や、語学ができるか、そうでないかではなく、心でコミュニケーションをする経験をしてもらえたらなと思っていました。異文化理解をする上では、語学だけではなく、自分から相手にぶつかっていく心が大切だと思います。最初は正直怖かったのではないかと思います。自分の英語が通じないし、相手の言っていることが上手く聞き取れない場面もあったのではないでしょうか。しかし、今日のボランティアから学生たちは語学力以上に重要なことを学べた機会になったのではないかと思います。また機会があれば、是非お願いをしたいと思っています。



ページの先頭へ