新しいことを始めるときは何から手をつけたらよいか悩むものです。ここではビジネス英語の初心者に向けて、学習の進め方を解説します。

英文の基本構造は中学程度の参考書でおさらいしよう

これからビジネス英語を学ぼうという初心者の中には、英語に苦手意識をもっている人もいるでしょう。そのような場合、いきなりビジネス英語の参考書で勉強を始めるのは早計かもしれません。こうした参考書の多くは、中学校で学ぶ程度の英語力は習得済みという前提で書かれているからです。まずは中学程度の参考書を使用して、英文の基本構造をおさらいするのが先決です。

英単語は仕事で用いるものに絞って暗記しよう

ネイティブのように英語を自由自在に使えるようになるには、あらゆる英単語を暗記していることが望ましいです。しかし、英語を用いる場面を仕事に限定した場合、決して英単語を大量に覚える必要はありません。たとえば、あなたがIT業界で働いているのならば、貿易業界や航空業界で使われる単語を覚える必要はないでしょう。仕事で使用する英単語に限定して覚えてください。

スピーキングはシャドーイングで勉強しよう

仕事で外国人を相手にする場合、スピーキングができないとその場で意思を伝えることができません。しかし、やみくもに勉強しているだけでは、スピーキング力はなかなか上達しないでしょう。そこでおすすめなのが、「シャドーイング」という勉強方法です。学習用のCDや英語のニュース音源を流し、聞いた英語を追いかけるようにして、真似しながら声に出します。繰り返し練習することで、正しい発音が身につきます。また英語を聞くことでリスニング力の向上にもつながるので、総合的な英会話力を高められるでしょう。

ビジネス書類の作成方法を覚えよう

ビジネス英語といえば、外国人クライアントと対面して取引を行ったり、外国人同僚と共にプロジェクトを進めていったりするイメージが強いでしょう。しかし日本国内で仕事をするのであれば、英語でビジネス書類を作成する機会のほうが圧倒的に多いです。ビジネス書類と聞くと難しそうですが、ある程度の型は決まっています。請求書、納品書、レポートの作成方法を学ぶとよいでしょう。

とにかく英語を使って実践を積もう

最後に、ビジネス英語の一番の勉強方法は、とにかく実践をこなすことです。初心者だからといって、インプットばかりしていては、いつまで経っても英語力を身につけることはできません。英語を使う機会を増やし、少しずつでよいので英語に慣れていきましょう。