神田外語大学同窓会

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「KUIS Global Bridge」留学奨学金受給学生が決定!

応募は4名。内容はどれもしっかりまとめられていました

2025年2月にスタートした「KUIS GlobalBridge」。5月の締め切りまでに269,000円が集まりました。その間、学生の募集を開始し、最終的に4名の学生からの応募がありました。それぞれの視点でプレゼンがなされ、一人一人の意思がしっかりと動画に収められていました。締め切り後、支援者の投票により1名が選出。正直一人に絞るのは難しかったと感じる支援者は多かったのではないでしょうか。

初の試みとなった留学支援プロジェクトで受給を獲得したのはアジア言語学科 中国語専攻3年 伊東幹納(いとう もとのり)さん。交換留学性として(25年9月現在)すでに上海外国語大学で学びを続けています。

伊東さんのPR動画には、将来は食品業界に勤務したいという目標をはじめ、半年間の留学で食文化と政治に関する気付き、残り半年もより食文化と政治に関する知識を深め将来に活かしたいという内容が画像とともに説明されており、留学や将来の目的が明確に表現されていました。

支援者のコメントにも「落ち着いた声と話し方、プレゼン内容、非の打ちどころがなかった。」、「この半年間の留学で学んだ政治と食文化に対する気づきが共感でき、残り半年の留学生活、そして将来の夢の実現に向けて応援したいと特に思いました。」といった内容が寄せられました。

セレモニーについて

2025年9月4日に伊東さんを祝うセレモニーが開催され、今回のプロジェクトにかかわった職員、実際に支援を行った卒業生職員などと共に進められました。

セレモニーの冒頭では学長からいただいたビデオメッセージを上映後、本学出版局で発行している「JAPANガイドブック」の贈呈や、投票結果、支援者からの講評の一部が紹介されました。

次に、伊東さんをお祝いしようと集まった職員から一人ずつ激励のメッセージが寄せられた後、伊東さんからは今回の支援者へのお礼や残りの留学生活に対する抱負について力強い決意のメッセージをいただきました。

メッセージの一部を紹介すると、「留学の前半で体調を崩し、思うような留学生活が送れない時期があり、とても悔しい思いをしました。そういった環境下でもできるだけたくさんのことを学べるように努力した結果がこのような形で理解くださる方に届いたのだと信じでいます。

残り半年間の留学生活では、実際に中国の様々な地域に足を運んで、様々な人々と交流して、中国各地の食文化を学んでみたいと考えています。また、今回の留学を将来志望する食品業界大いに生かしていきたいと考えております。改めてご支援してくださった皆様には感謝申し上げます。」と述べられました。

学長からは、ご自身が学生時代に叶えられなかった留学体験に対し、羨ましい気持ちが伝えられたほか、「自分とは一体何なのかを知る、絶好の機会です。それは自分が育った国、自分の育った環境、文化、これを知らない人に喋ることです。喋るとあなたたちが実は何も知らないってことに気がつくと思います。ぜひJAPANガイドブックを持っていって自ら発信し、そして質問をし、対話をしてきてください。大きく羽たくことを期待しています。」と激励のメッセージ。

職員からも、「卒業生から学生へ直接応援するプロジェクトはこれまでにない支援方法。記念すべき1回目が伊東さんだったのは素晴らしい。ぜひ夢を叶えて欲しい。」とエールを送り、記念スクリーンショットを撮りセレモニーは閉会となりました。

今回は初回のプロジェクトとなりましたが、ご自身の留学経験を思い出す方は多かったのではないでしょうか。これを機に、さらなる学生応援をぜひともお願いいたします。

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