神田外語大学同窓会

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双子に感謝!一緒に成長しようね(。・ω・。)ノ♡

卒業生の皆様、はじめまして。ILCポルトガル語専攻2010年卒業の横溝です。
今回私がお話するのは、双子の子育てについてです。ブラジル留学までしておきながら、ポルトガル語を活かせる仕事に就かなかった私に、大学のOGとしてお話する機会があるなんて思ってもいませんでした。そんな私でも今はとても幸せな日々を送れていることを、皆様にお伝えできたらと思います。

双子男児の育児に奮闘中!

双子妊娠はまったく予期せぬもので、初めから大変なこと続きでした。まず普通の産婦人科では検診すら断られ、大きな市民病院へ片道1時間かけて通うことに。双子の場合、ハイリスク妊婦と認識されるため検診の回数も頻回、そして1か月以上の長期入院をするなど母子を守るための管理体制が敷かれる状況に。

出産は帝王切開。取り上げられた直後の子供たちは保育器に直行だったため数日間会うことすらできませんでした。子供が生まれてきた瞬間は、無事に生まれてきてくれたことが嬉しくて自然と涙が・・・初めて抱っこできた時の喜びは今でも鮮明に覚えています。

今は3歳になって生意気盛りの子供たち。いたずらやおふざけが過ぎる時にはさすがにちょっとムカッ!としますが、初めて対面した時の愛おしさを思い出し初心に返るようにしています。

子育ては想像していたものとはかけ離れたものでした・・・

はじめての出産だったので何もかもがわからないことだらけ。ただでさえあたふたしてしまうのに、目の前には赤ちゃんが二人。一人なら当たり前にしてあげられることがしてあげられないのが辛く、一度に2人を抱える大変さから引きこもりがちに・・・
でも、子育てを辞めるわけにはいかないので、何とか一人でもこなせる方法を模索しました。

そんな私の救世主は双子ベビーカー!

二人乗りのベビーカーのおかげで外出も可能になり、お散歩や買い物に行くことができるようになったことで、気持ちもどんどん前向きに。子供たちと手をつないで歩くまでの間、それこそ2年以上はお世話になりました。

大変な中にも多くの発見があるから楽しいと思える「子育て」

子供たちが歩き始めると特に大変だったのがお外遊びです。二人が別々の方向に走り去り自由に遊ぶので、あっちを見てればこっちが公園から脱走して車道に・・・追いかけているうちにもう一人が反対の出口から脱走し車道に・・・なんてこともあり、危険なので近所の公園に簡単にいくことができません。行くとしても動物公園など広くて車が来ない閉鎖的な場所や、保育園の園庭開放などの育児支援をフル活用して、とにかく車道に勝手に出ることができない場所を探して遊ばせることが必要でした。

日々進化する子供って凄い!

そして子供って本当にすごいなぁと思うことは、昨日できなかったことが今日できるようになっていたり、毎日何かしら覚えていることです。2人とも図鑑が大好きなので、私も知らないようなマニアックな動物やフルーツの名前も気づけば覚えていました。

3歳にもなるとある程度の会話が成り立つので、図鑑を見たりしながら会話ができることがとても嬉しく、そしてアラサーの私も一緒に成長できることが楽しくて仕方がありません。実は虫が大の苦手だった私ですが、今ではアリをはじめ、テントウムシ、バッタ、ダンゴムシ、ついにはカエルまで捕まえられるようになりました。(こどもに捕まえてと頼まれます)

    

虫が苦手故に草木や土いじりも苦手でしたが、子供たちと一緒にトマトやキュウリを育てるまでに。自家栽培の野菜はおいしいので、子供たちも野菜が大好きに。幼稚園でのお昼はお弁当なので、毎日大変だけど一緒に育てた野菜入り弁当に、「ママ、お弁当作ってくれてありがとう」の言葉が嬉しくて思わずニヤニヤしながら張り切って作っています!

裁縫も苦手分野なのですが今回のコロナウィルス感染症対策のおかげで、幼稚園の入園前にマスクづくりにも挑戦!

子供を持つことで気が付いたこと

子供が生まれてから、人の優しさに触れる機会が増えました。そして子育てを助けてくれる家族、友人たちの存在は大きなものです。子供が泣きだしたらあやしてくれる人。ちょっとした段差でベビーカーの移動を助けてくれる人。スーパーで順番を譲ってくれる人。ママ頑張ってねっ!と声をかけてくれる人。自分が逆の立場になったとき、子育て中のお母さんに優しい気持ちで接したいと思うようになりました。子供たちも3歳になりましたが、毎日会話をするのがとても楽しくて仕方がありません。

これから先、どんな素敵な少年たちになっていくのか、そしてどんな成長を見せてくれるのかとても楽しみです。同時に私自身も負けないくらい、素敵なお母さんになりたいです。相手に尽くす、それって結局自分を成長させることなんだと痛感する毎日です。ちょっと偉そうですが前向きに取り組む、楽しむで今日も成長する私がいます。
ここまでお付き合い頂き有難うございました。

2010年卒業
ILCポルトガル語専攻
横溝(宮田)明衣

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