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18.560km from Japan

大学で身につけた
コミュニケーション能力を武器に、
ブラジルの栄養格差解消に挑む。

田島 喬介 KYOSUKE TAJIMA

ブラジル/サンパウロ

NHフーズ・ブラジル 有限責任会社(ジャパンフード株式会社より出向)/
代表取締役社長

群馬県立伊勢崎東高等学校出身

国際言語文化学科 ポルトガル語専攻
(現イベロアメリカ言語学科 ブラジル・ポルトガル語専攻) 2006年卒業

日本ハム株式会社の現地法人、NHフーズのブラジル事務所で日本向け食肉の輸出を行っています。ブラジル人は気さくな反面ビジネスとなるとドライなため、赴任当初は悩まされました。そのような中で、日本ハムグループとブラジルの大手食肉加工メーカーとの共同開発ブランドである「マテ茶鶏」の開発に最初から携わることができたのは、大きな自信に繋がりました。商談の際に相手の気持ちを読む、円滑に進める方法を模索するなど言葉以外の部分も意識できるのは、神田外語大学で身につけたコミュニケーション能力のおかげです。現在、部長を経て社長という立場になりました。部長時代は営業の責任者としてブラジル国内営業の開拓と営業課員の育成に注力していました。現職になっても時間の取れる限り外回りをし、営業強化に努めています。

私はブラジルに来て改めて、食品が持つ大きな可能性を認識しました。肉食文化のブラジルでは、現在貧困層が中間層へ上がり、中間層が拡大しています。これまで豆と米中心だった層が肉を食べることを考えると、食品市場は今後も堅調な消費が期待されるマーケットです。そこで5年以内に食品工場をつくり、そこを拠点としてブラジル国内に消費者に選んでもらえるだけのおいしい食品をそろえて販売したいのです。貧富の差は栄養バランスの格差を生みます。自分たちの工場でつくり出すもので、ブラジル国内の栄養格差を減らしていきたい。大きな目標ですが、それに向けて今はチーム一丸となって取り組んでいるところです。

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