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Columnコラム

2017 Mar. 13 【動詞ってナニ?】その2
Takako Kurimoto

動詞の種類の分け方はいくつかありますが、前回のお話は動詞の原点とも言うべき「動作動詞」と「状態動詞」の2種類でしたね。さて今回は、英文を作るうえでどうしても知っておきたい2種類の動詞、「自動詞」と「他動詞」のお話をしましょう。
■ 目的語の存在が自他の分かれ目

第3回と第4回の「英文の構造・5文型」を覚えていますか?5文型とは、1.SV、2.SVC、3.SVO、4.SVO1O2、5.SVOCでしたね。英文の構造、すなわちこの5文型を理解すれば、英文を作ることも訳すこともたやすくできるようになるというお話をしました。さてそこで、第1と第2文型のグループと、3,4,5文型グループには大きな違いがあるのですが、わかりますか?1,2文型グループにはなくて、3,4,5グループにある「語」はなんでしょうか?そう、O目的語ですね。この目的語の存在こそ、自動詞と他動詞を分けるものなのです。

目的語は名詞です。自動詞とは、目的語つまり名詞を後ろに置くことができない動詞なのです。例文を見てみましょう。第1文型SVWe go. の「行く」の意味の go は自動詞です。だから、We go school. のように、すぐに名詞を置けないのです。では、名詞を置きたかったらどうすればいいのでしょうか。はい、自動詞と名詞の間に前置詞という絆創膏をくっつけてあげてくださいWe go to school. です。「自動詞と名詞の間には前置詞が必要!」と覚えてください。どんな前置詞が必要なのかは、その自動詞や置く名詞によって違いますので、辞書を引いて確認してください。また、辞書に載っている例文も情報の宝庫です。こまめにチェックする習慣をつけましょう。

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■ 文型毎の特徴に注目!

ちなみに、第2文型の自動詞は第1文型の自動詞とはまったく性質が違いますI am a student. を I am. で終わらせることはできませんし、動詞 am と名詞 a student の間に前置詞も入れられません。なぜなら、第2文型SVCで使われる動詞は必ず「C補語」を必要とする特殊な自動詞だからなのです。そして、主語と補語は「S主語=C補語」が成り立ちます。

一方、他動詞は目的語(名詞)を置きます。「置きたかったら置いてもいいよ」ではなく、「置かなければいけない」のです。第3文型SVOMary loves him. を見てみましょう。「愛している」という意味の love は他動詞です。だから、 Mary loves. で文章を終えることはできません。必ず「誰を/何を」愛しているのかという目的語が必要なのです。第4文型の動詞は giveteachmakebuy など、目的語を2つ置くことができる性質の他動詞が使われます。なお、第5文型SVOCも第2文型と同じく必ずC補語を必要としますが、主語と補語にイコール関係はなく、「O目的語=C補語」の関係が成り立ちます。

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