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神田外語Extension

Columnコラム

2017 May. 8 【基本時制の形と働き】その1
Takako Kurimoto

―時制とは?―

第8回【動詞ってナニ?】で、動詞は最も活動的な品詞だというお話をしました。そして、動詞は変身の術を駆使し、人や物の動作や状態を述べてくれる「述べる語=述語」の役割をしてくれる、とっても働き者の品詞でしたね。それでは、これから3回にわたって、なにやら不可思議なその変身術の極意を会得しようではありませんか。
■時制は全部で12パターン

そもそも「時制 Tense )」とはなんでしょうか?動詞は「動作や状態」を表すものでしたね。その動作や状態がいつ起こったのかという時間的な関係を示す動詞の語形変化が「時制」です。時制は合計で12あります。まず、「基本時制」と呼ばれるものが3つあります。(1)現在時制、(2)過去時制、(3)未来時制です。この基本時制のそれぞれに完了形進行形完了進行形があり、合計12時制となります。

《12時制表》

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この表からもわかるように、進行形に用いる writing 「現在分詞」と完了形に用いる written 「過去分詞」を別にすると、現在時制 write(s) と過去時制 wrote は明らかに変身して語形が変化していますが、未来時制 will writewrite という原形に助動詞 will をつけただけで、変身の術をまったく使っていません。未来形という特別な語形があるわけではない、つまり、語形だけを考えれば、「基本時制」は現在時制と過去時制だけしかないんですね。

時制の中でも「完了形がよくわからない」という方がたくさんいらっしゃいます。そこで、完了形に関しては第20回から5回にわたって、じっくりとたっぷりとお話しすることにいたしました。次回は基本中の基本、「現在時制」です。表の例文を見てください。現在時制 He writes novels. だけがなぜ複数形 novels なのですか?現在時制は何を表しているのですか?なぜほかの時制ではだめなんですか?はい、次回はこれらの疑問にすべてお答えいたします!

まずは、説明動画をご覧ください!

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