コラム
2017 Jan. 25
「I’m sorry.」≠「すみません」!?
James: Hi, Mai. You look sad. What’s wrong?
ジェイムス: 舞、悲しそうだね。どうしたの?
Mai: Hi, James. I just got a call from my mom.
舞: お母さんから電話がきたの。
James: That’s nice!
ジェイムス: 良かったじゃないか。
Mai: Not really.. She was coming to LA to see me but she caught a really bad cold and can’t make it.
舞: そうでもないのよ。お母さん、ロスまで会いに来てくれるはずだったのにひどい風邪をひいちゃって、来られなくなっちゃったの。
James: That’s too bad.
ジェイムス: それは大変だね。
Mai: I was really looking forward to seeing her.
舞: とっても楽しみにしてたのに。
James: I’m sorry…
ジェイムス: かわいそうに。
Mai: Why? That’s not your fault. Don’t be sorry.
舞: なぜ謝るの?ジェイムスのせいじゃないんだから謝らないで。
James: What????
ジェイムス: 何だって???
I’m sorry はいつも「ごめんなさい」ではありません。
基本的にI’m sorryが表すことは2つです。
(1)私の非を認めます。ごめんなさい
(2)それはお気の毒に、大変ですね
ジェイムス君は(2)を使ったのですが、(1)しか知らなかった舞さんは「なぜ謝るの?」となってしまったのです。
(2)の場合、I’m sorry to hear thatが基本形ですが、
会話ではI’m sorryだけで用いられることが多いので注意しましょう。
また謝りたいときにはExcuse meとI’m sorryの違いに注意しましょう。
「ちょっとすみません」のようなときに使うのはExcuse meであり、
「私が悪かった」と認めて謝るときはI’m sorryです。
アメリカでは交通事故などの場合にI’m sorryと言う外国人(おそらく日本人)が多く、
「非を認めたではないか」「いや認めてはいない」という問題が多発したため、
「I’m sorryと言っても非を認めたことにはならない」という【I’m sorry法】
まで出来てしまったのです。
日本語の「すみません」には沢山の意味がありますから、気をつけましょうね。
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