コラム
2017 Feb. 6
【英文の構造・5文型】その2
■ 5文型で正しい語順を確認!
5文型は「英文の構造」の基本でしたね。日本語と英語はその構造が大きく異なります。単語の意味を調べて、それを日本語と同じ順番で並べても正しい英文にはなりません。「私は昨日、図書館に行った」は [ I yesterday the library to went.]ではありません。
それでは、どうすれば正しい英語の語順になるのでしょうか。そうです、英文の構造の基本、5文型に当てはめてみればいいのです。正しい英文は[ I went to the library yesterday.]です。この文はgo「行く」という動詞の過去形を使っていますね。前回の5文型の例文の中でgoという動詞を見かけませんでしたか?あ、ありました、第1文型SV:We go.です。ずいぶん長くなっていますけど、I went to the library yesterday.も第1文型なのでしょうか?はいその通り、SVです。
Iが主語Sで、wentが述語Vだということはわかりますが、to the libraryとyesterdayは何でしょうか。そこで思い出してください。役割である「5の語」はSVOCMの5つであるはずなのに、5文型にはSVOCしか登場しませんでしたね。修飾語Mが抜けています。SVOCという4つの語は「英文」というカラダ(身体)を作り上げている骨や肉というわけです。それでは、修飾語Mの役割は一体何なのでしょうか。
■ 修飾語は”飾り”の役割!
修飾語は文字通り「飾り」です。5文型を形作っているSVOCは英文の基本となるカラダです。骨と肉だけの裸のカラダに服を着せてあげませんか。靴も履かせてあげましょう。アクセサリーなどで飾ってあげるのもいいですね。修飾語Mとはつまり、文章に深みを増したり、状況を説明したりする「飾り」の役割を担当しているのです。
to the libraryを品詞に分解してみると、to「前置詞」、the library「冠詞+名詞」です。名詞は冠詞があってもなくても主語や目的語や補語の役割ができます。ところがそこにtoという前置詞が付くと話は変わってきます。とても大事なことです、覚えておいてください。≪前置詞+名詞=修飾語≫なのです。そしてyesterdayは副詞です。副詞はどんな役割をするんでしたっけ? そう、副詞は修飾語という役割しかできませんでした。
I went.「私は行った」という味気ない文章にto the libraryとyesterdayという修飾語を加えることで生き生きとした英文ができあがりました。これこそが、修飾語が持つ素晴らしい役割なのです。
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