コラム
2017 Oct. 2
【関係詞は絆創膏】その4
―関係代名詞と関係副詞の関係?―
関係副詞=前置詞+関係代名詞
さて、関係副詞のお話です。関係代名詞という絆創膏の使い方を知ってさえいれば、関係副詞という絆創膏もちゃんと貼ることができるんですよ。なぜなら、まず2つの文を関係代名詞の絆創膏で貼り、後から関係副詞の絆創膏に貼り換えればいいだけのことだからです。
関係代名詞と関係副詞との関係は《関係副詞=前置詞+関係代名詞》です。この関係をしっかりと覚えておいてくださいね。そして関係副詞の種類、つまり絆創膏は4つ。 where 、 when 、 why 、 how なのですが、現代英語では how という関係副詞は先行詞である the way 「方法」と共に用いることはありません。 how を関係副詞として分類していない参考書も多く、ここでも関係副詞は3つとしてお話を進めることにします。
関係代名詞と関係副詞の関係以外に知っておくべき大事なことは「先行詞」のことです。 where という絆創膏を貼るには、先行詞が「場所」を表す語句でなければなりません。そして、 when を貼るには先行詞が「時(とき)」、 why を貼るには先行詞が reason 「理由」でなければならないということも覚えておいてください。
関係副詞の絆創膏に貼り換え
それでは、関係代名詞の絆創膏を、関係副詞の絆創膏に貼り換えてみましょう。まず2文を関係代名詞で1文にします。(手順を忘れていたら第36回を見てくださいね)。
例文1:左文 This is the village. 右文 My grandparents live in the village.
左右の文で同一の名詞は village ですね。右文の the village を which という関係代名詞にして貼り付けます。
This is the village which my grandparents live in.
関係代名詞を使った文章の出来上がりですが、この文をもうひとひねりしますよ。最後の in はもともと右文の the village に付いていた語なので、 which の前に持ってきてあげましょう。
This is the village in which my grandparents live.
ちょっと堅いですが、これもりっぱな関係代名詞の文です。
これで関係副詞の絆創膏に貼り換える準備ができました。《関係副詞=前置詞+関係代名詞》でしたね?あ、 in which は前置詞+関係代名詞です!これを関係副詞にするための大事な確認が残っていますね。先行詞です!この文の先行詞は the village 。そう、間違いなく「場所」です。さあ、絆創膏を貼り換えましょう。
This is the village where my grandparents live.
出来上がりです!同じ手順で、「時」が先行詞なら when 、 reason 「理由」が先行詞なら why という絆創膏に貼り換えればいいんです(多くの場合、 reason という先行詞は省略されます)。

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