コラム
2017 Feb. 20
【名詞ってナニ?】その2
前回、英語の名詞は「単数?複数?」をいつも気にかけていなければならない、というお話をしました。そして、名詞最大の謎は「数えられる名詞と数えられない名詞」をどうやって区別するかということでしたね。そもそも、数えられる名詞しか複数形にはなれません。つまり、数えられない名詞はいつでも単数形なのです。しかも、単数形なのに a も an もつけられないんです。ああ、なんだかアタマがこんがらがってきましたね。それでは整理してみましょう。
■「数えられない名詞」はコレ!
どんな名詞が数えられない名詞なのでしょうか。まず、(1)液体。これはなんとなくわかりますよね? water や wine は日本語でも「1個、2個」とは数えません。「1リットルの水」「グラス2杯のワイン」のようにその量や容器で数えます。英語も同じように、 a liter of water や two glasses of wine となります。 a water や two wines のように名詞そのものに a や an を付けたり、複数形の s を付けたりはできません。ですから、量や容器を複数形にするのです。
次に(2)水に溶けてしまうもの。例えば、 sugar 、 salt 、 flourなどです。あっ、 soap 「石けん」も溶けますねえ。このような名詞も a teaspoon of sugar 「茶さじ1杯の砂糖」、 a pinch of salt 「ひとつまみの塩」、 two bags of flour 「2袋の小麦粉」などのように量や容器、また a cake / bar of soapのように固まっているときの形状で数えます。
また、(3)熱で溶けてしまうものも数えられません。 butter も cheese も熱すると溶けますね。金属も熱で溶けますから gold も silver も iron も数えられません。数え方は水で溶けるものと同じく、 some butter 、 a slice of cheese 、 two ingots of gold のように量や容器や形状で数えます。
ちなみに、 some と a lot of / lots of は数えられるものにも数えられないものにも使えます。でも、 pencil は some pencils、 wine は some wine 、 star は a lot of stars 、 sugar は a lot of sugar となることに注意しましょう。
■辞書をひいたら”C”と”U”をチェック!
数えられない名詞はこのほかにもたくさんあります。英語の名詞を使うときは必ず辞書を引いて調べてください。そして、例文などもしっかりチェックしましょう。数えられる名詞は countable noun 、数えられない名詞は uncountable noun といいます。ほとんどの辞書はそれぞれの頭文字CとUのように表記しています。また、同じ名詞でもCとUの両方の用法を持つ語、意味によってCだったりUだったりする語など、さまざまです。
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